千葉科学大学 イノシシ被害軽減へJAちばみどりから対策機材/危機管理学部動物危機管理学科の研究に期待/実態把握し対策法構築

2019-10-02 12:00

イノシシによる農作物被害軽減の研究推進へ、千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)に対し2019年9月12日、JAちばみどり(同県旭市)からイノシシ対策機材一式が贈呈されました。

機材はノートパソコン1台、屋外センサーカメラ11台、防水ラジオ5台、イノシシ忌避効果資材30リットル、害獣忌避剤10キロの計5品目。贈呈式は大学本部棟会議室で行われ、ちばみどり農協の間渕誠一組合長から堀本政夫副学長へ、機材贈呈目録が手渡されました。

堀本副学長は「イノシシなどの害獣被害対策の人材育成に必要な機材をいただき、誠にありがとうございます。ちばみどり農協と連携し、地域に貢献していけたら」と感謝の意を述べました。間渕組合長は、「農作物被害が軽減されますことを祈念申し上げ、贈呈させていただきます」と期待を語られました。

銚子市内では長山町を中心にイノシシの定着が確認されており、人里離れた山中だけでなく住宅街でも目撃されています。危機管理学部動物危機管理学科の澁谷未央講師を中心に、屋外センサーカメラなどを活用して被害の実態を把握。忌避資材やラジオの音響などで対策を行い、自動撮影カメラによって有効性を検証します。イノシシの生態に適した忌避資材とその設置方法を構築し、その上でイノシシの逃避ルートを予測・検証して効率的な捕獲方法を研究することになっています。

長山町では協力農家2軒が決まっており、今後、東庄町や旭市でも調査・研究を推進していく予定。研究活動のキーパーソンとなる澁谷講師は、長年野生動物の研究に取り組んでおり、「ご提供いただいた研究機材を大切にし、銚子の農業に貢献できるよう調査・研究に邁進してまいります」と、イノシシ対策への抱負を語りました。

【千葉科学大学について】
http://www.cis.ac.jp/
2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
千葉科学大学 入試広報室 袁 安民(エン アンミン)
TEL:0479-30-4545
(9:00~17:00)
e-mail:koho@cis.ac.jp

イノシシ対策機材を前にする贈呈式出席者
目録を受け取る堀本副学長(右)と間渕組合長
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.