ロンウイットと米国BasisTechが資本業務提携
セマンティック検索を通じたグローバルな検索技術革新に共同で取り組む
株式会社ロンウイット(本社：東京都千代田区)とBasisTech(アメリカ・ボストン)は、本日、両社間の資本業務提携を発表します。
ロンウイットは、企業向けに検索エンジンの導入支援を行う会社で、特に「セマンティック検索」を可能とするKandaSearchとRCSSという製品を開発、販売しています。セマンティック検索は、クエリと検索対象オブジェクトの意味をベクトル化し、テキストだけでなく画像・動画・音声データを相互に検索できる技術です。
一方のBasisTechは、20年以上にわたり、世界各国の民間企業や政府機関が直面する困難な問題を解決するための技術を提供してきた会社です。同社はKonaSearchやAutopsy、Cyber Triageなどの製品を開発・販売する一方で、Swirl、Portait Analytics、Stochastic、Joyned、Polyswarmなどを含む数々のスタートアップに投資しています。
ロンウイットの関口社長は「当社は2006年の創業以来15年以上にわたり、日本企業向けに検索エンジンの導入支援を一貫して行ってきた。その地道な活動とそれを裏付ける技術力を評価いただき、今回の資本業務提携に至った。BasisTechの経営資源を活用し、国内外のセマンティック検索を必要とする企業に当社製品を広める活動を加速していきたい。」と語っています。
また、BasisTechのカール・ホフマン社長は「生成AIは要点整理やソフトウェア開発などに多大な効力を発揮するが、人間が責任を持って作成したオブジェクト(テキスト・画像・動画・音声データ)を柔軟に検索するニーズは確実にある。生成AIとセマンティック検索エンジンは、一方が他方を置き換えるようなものではなく、組み合わせて使うものである。生成AIチャットに人々の注目が集まる中、我々はセマンティック検索でこの領域をリードするロンウイットに投資することを決定した。」と語っています。
今回の提携により、両社はセマンティック検索を通じたグローバルな検索技術の革新に向けて、共同で取り組むこととなりました。
