ビジュアル書籍『Invisible Peoples 世界の少数民族』 10月22日(火)発行

世界が急速に均質化するなか なおも伝統を保つ少数民族の貴重な記録

日経ナショナル ジオグラフィック社(代表:中村尚哉、所在地:東京都港区虎ノ門)は、『Invisible Peoples世界の少数民族』を10月22日(火)に発行します。
 本書は、世界の少数民族のうち、特に伝統がよく保存されている21の集団を記録したビジュアル書籍です。取り上げられている人々は、グローバル化の波が押し寄せるなか、強い意志をもって伝統を伝えている集団ですが、それは一方で排他的である可能性も含んでいます。たとえば、アルメニアに居住するロシア系のモロカン派は来訪者を歓迎せず、これまでほとんど日本のメディア露出がありませんでした。
 また、なるべく伝統を残した集団を探し訪ねたため、亜集団が複数存在するナガ人の場合、本書ではコニャック・ナガとワンチョ・ナガの2集団を取り上げています。こうした方針で、都市の横で遊牧生活を続けるラバーリー、泥人間で伝説を再現するアサロ、この世ならざるものに従うコディ、仮の地に住むヤスディ教徒のクルド、戦争儀式が重要な役割を果たすマンガライなど、多様な姿を収めました。
 イタリアのナショナルジオグラフィックで活躍する写真家による圧倒的な写真では、人々を中心に、独特の建築、美しい自然、勇壮な儀式などを捉えています。写真とともに、現地取材による文章が、価値観・生活様式・自然環境・服飾の多様性を伝えます。
 著者は100年後にはこうした姿は消え去っているのではないかと記しています。今現在の少数派の記録として、非常に意義のある一冊です。

『世界の少数民族』表紙画像

『Invisible Peoples 世界の少数民族』
2019年10月22日発行/定価 4,200円+税/264ページ/ハードカバー/サイズ:天地248mm×左右215mm/写真・文:イアゴ・コラッツア、グレタ・ローパ/日本語版監修:金丸良子(麗澤大学客員教授)/発行:日経ナショナルジオグラフィック社

主な内容

・女性 長角ミャオ/ボンダ/モソ/ハニ/黒イ
・挑戦 アサロ/マンガライ/スリ/コニャック・ナガ
・孤立 ラバーリー/ベルベル/ヤスディ教徒のクルド
・宗教 トダ/コディ/モロカン派
・自然 ビシュノイ/ワンチョ・ナガ/バヌアツ
・印とシンボル デジア・コンド/トゥロン/アパタニ

『世界の少数民族』中面画像
『世界の少数民族』中面画像
『世界の少数民族』中面画像
『世界の少数民族』中面画像
『世界の少数民族』中面画像

少数民族のうち、とくに伝統を守り伝えることに努めている

 集団を取り上げている。

写真の寄せ集めではなく、現地を訪ね撮影し、聞き取りをした、現状の

 リアルな記録。

モロカン派など、これまでほぼメディア露出がなかった人々も掲載。

調べ物学習にも、秘境の写真集としても、少数民族の現状を知る参考資料と

 しても最適。

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