屋内のほうが熱中症になりやすいって本当!? 熱中症になってしまった際の対処法や予防について当社専属の保健師が紹介
セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ
医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「熱中症」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。
夏も近くなってくると、温度や湿度があがってきて蒸し暑い日々となってきます。温度や湿度があがることで熱中症のリスクが高まり、毎年6月から9月の間は、年齢問わずに熱中症で病院に運ばれる人が後を絶ちません。しかし熱中症は適切な対策や対応を行えば、重症化を避けることができます。
今回のコラムでは、熱中症を予防するには?自分や周囲の人がなってしまった場合にはどう対応したらいいのかなどを当社専属の保健師が紹介いたします。
■熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されることもあり、場合によっては死亡することもあります。
■屋内のほうが熱中症になりやすい!?
熱中症はスポーツをしている人や外で仕事をしている人が起きる印象が強いと思いますが、実は住居内が一番多く発生しているんです!救急搬送された状況をみてみると40%近くが住居で発生した熱中症になっており、屋内でもリスクがあることがよくわかります。
出典:総務省 令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf
特に救急搬送される50%以上は高齢者であり、理由としては、下記が挙げられます。
①体内の水分が不足しがち
②暑さに対する感覚機能が低下している
③暑さに対する体の調節機能が低下していることに加えて、エアコンを嫌っている人が多い
出典:環境省 高齢者のための熱中症対策
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/heatillness_leaflet_senior_2021.pdf
■熱中症予防について
熱中症を予防するにあたって、国よりいくつか提示されています。
これらに加えて、体感温湿度と実際の温湿度に違いがある
こともあるので、温湿度計を用意しておくといいでしょう。
上でお話したように、高齢になるにつれ、体感温度と実温
度に差が生じてきており、知らず知らずのうちに熱中症に
なっていることもよくあります。
また、気温は気にする人が多いですが、湿度に関しては気
にしていない方もいるのではないでしょうか?
湿度は40~60%が目安とされています。同じ気温でも湿
度が高ければ高いほど熱中症のリスクは高まるので、除湿
等を行う必要もあります。
■熱中症の方の対応とは
熱中症の初期症状として、めまいや立ちくらみなどが起きます。「体調が悪いな」や「いつもと違うな」と言ったことがあれば、すぐに涼しい部屋に移動し体を冷やして水分補給をしましょう。また、倒れている人で、自力で水が飲めない、応答がおかしい、意識がないという人がいたら、すぐに救急車を呼んでください。
熱中症は命にかかわることもあることもある怖い症状です。適温を保ちつつ、こまめに水分を摂ることで予防をしていきましょう。
■ 執筆 ■
富谷圭佑
とみやけいすけ
株式会社Central Medience 専属保健師
一般企業で6年間営業として働き、介護職2年、
その後看護大学に入学した後に大学病院で臨床(ICU、内科)を4年経験。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、専属保健師として勤務している。
株式会社Central Medience
代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/