オラクル・コーポレーション、「ORACLE9i MAXIMUM AVAILABILITY ARCHITECTURE」を採用した顧客を発表
2002年11月13日、「ORACLEWORLD」サンフランシスコ発:
世界最大の企業向けソフトウェア会社であるオラクル・コーポレーション(NASDAQ:ORCL)は、高可用性を実現するオラクルのテクノロジーとベストプラクティスに基づくブループリント(青写真)「Maximum Availability Architecture (MAA)」を採用している主要な顧客を発表します。「MAA」は高度の可用性と耐障害性を備えたソフトウェアのインフラを構築するためのソリューションです。シティグループ、メリルリンチおよびシャクター&ナムダーを始めとする顧客は、「Oracle9i Real Application Clusters」や「Oracle® Data Guard」等を利用して、24時間365日稼動するITシステムを構築しています。その他、Austrian Railways、BACS(以前の名称は Bankers Automated Clearing Service Limited)、CERN、Chelsea Interactive、City of Coquitlam、First American Real Estate Solutions、Green Mountain Power、Henrich Bauer Verlag、Hutchinson-Priceline、Iron Mountain、Korean Investment Firm、 Orange Denmark、Siemens Mobile、Texas Tech University、Top Toyなどの企業が採用しています。
オラクルの高い可用性を実現するテクノロジーでMAAを構築
世界有数の財務管理・アドバイザリー企業であるメリルリンチは早くから、低コストのハードウェアを使って「Oracle9i Database」をLinux上で稼動させました。「Oracle9i Real Application Clusters」や「Oracle Data Guard」をLinux上で稼動させることにより、同社は全企業レベルで高いパフォーマンスを顧客に継続的に提供するだけでなく、大規模なコスト削減を実現しました。オラクルの高可用性を実現するテクノロジーへ投資した結果、メリルリンチは米国証券取引所(SEC)の基準を満たす、正確な業務データと業務報告書を常時提供することが可能になりました。
世界屈指のダイアモンドメーカーであるシャクター&ナムダーは、高可用性と高速なフェイルオーバー、ハードウェアやソフトウェアの障害からの迅速なリカバリを提供できるデータベースを必要としていました。同社の情報システム部 部長のDavid Wenner氏は次のように述べています。「『Oracle9i Real Application Clusters』や『Oracle Data Guard』を導入する以前は、障害からのリカバリに2日から3日間かかっていました。その間、あらゆる業務処理が滞り、損失が1日当たり100万 USドルにも及ぶことがたびたびありました。6台のサーバーを『Oracle9i Real Application Clusters』の1コンフィギュレーションに統合した結果、ビジネス上の重要な情報の管理が改善され、顧客サービスが向上しました。」
大手の産業アナリスト会社が実施した調査によると、システムのダウンタイムにかかるコストが高額にのぼることが明らかになっています。独立系調査会社 Standish Groupの試算によると、企業におけるダウンタイムのコストは、1分あたり2,500 USドルから10,000 USドルになります。こうしたコスト予測に加えて、高可用性の実現に成功したことから、オラクルは「MAA」のブループリントを提供します。
METAグループが2002年8月に発表した、「Database Scale-Out ROI(ROIを拡大するデータベース)」によると、グローバル企業の2000社は、今後5年から6年の間に、バックエンドシステムのデータベースの全てにおいて、可用性の高い、スケールアウトしたクラスタを最大60パーセントまで増加させると予測されています。METAグループのプログラム・ディレクターであるPhilip Dawson氏は、次のように述べています。「『Oracle9i Real Application Clusters』は、高い可用性とROIを実現すると考えています。ただし、データベースのクラスタ化だけではユーザー・エラーや破壊、サイトの障害等から顧客を守ることはできません。可用性を高めるためには、顧客は複数のインフラで構成された、ベストプラクティスに基づくデータベースを構築する必要があります。つまり、事前の構成やテストが行われ、高可用性に求められる要件をサポートすることが立証されたソリューションが必要になります。」
「Maximum Availability Architecture(MAA)」は、高可用性を実現するオラクルの製品群で構成された完全なソリューションで、定評のあるオラクルのテクノロジーと、システムの可用性を最大化するベストプラクティスとを統合したものです。「MAA」に関する詳細およびブループリント(青写真)のダウンロードについては下記URLをご覧ください。
http://otn.oracle.com/deploy/availability/htdocs/maa.htm
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