ミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」が全面リニューアル  ガイドコンテンツのダウンロードが可能に

早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区、代表取締役:内田 剛史)は、同社が2016年より提供し、全国50施設で導入されているミュージアム展示ガイド「ポケット学芸員」を9月13日に全面リニューアルしました。画面デザインをより見やすく一新したほか、電波状態が良くない場合も利用できるように1館分のガイドコンテンツをダウンロードできる機能を追加するなど、使い勝手が格段に向上しています。

撮影協力:鹿児島県立博物館

・館内でわざわざ音声ガイドを借りるのは少し躊躇する
・スマートフォンのガイドアプリを館それぞれにダウンロードするのも面倒
「ポケット学芸員」は、そのようなミュージアムファンをサポートするために生まれた展示ガイドアプリです。導入館は全国で50館にも達し、「このアプリがあれば多数のミュージアムでガイドを利用できる」というプラットフォームの実現に向けて着実に成長しています。
今回の機能改善では、以下の通り大幅なリニューアルを実施しています。これまで好評の機能はそのままに、さらにきめ細かな展示ガイドサービスを提供可能な仕様へと進化したことで、さらに活用の幅が広がります。

主なリニューアル内容

  1. デザインを刷新
    ・視認性を高めるため、文字を大きく、コントラストの強い配色に変更しました。
    ・タブレットでの表示を修正しました。
  1. Bluetoothイヤホンとの接続を改善
  1. データダウンロード対応
    ・1館分のコンテンツデータをダウンロードし、オフラインでも使えるようになりました。
  1. 施設検索機能の拡張
    ・GPSを利用して現在地から近い施設を検索できるようになりました。
    ・施設名称から検索できるようになりました。

「ポケット学芸員」とは

ミュージアムの展示に対して、文章、画像、音声、動画などで解説やより詳しい情報を配信する無料のスマートフォン・アプリです。2019年9月現在、全国約50館が展示ガイドサービスを提供中。これまで、個別にリリースされるのが一般的だったミュージアムのアプリですが、本アプリひとつで全導入館の情報配信サービスを利用することができます。
「ポケット学芸員」は、約300館で導入されているコレクション・データベースシステム<I.B.MUSEUM SaaS>の機能の一部として開発されました。ミュージアム側では固有のアプリを開発する必要がなく、利用時に追加費用も掛からないため、サービス提供館は現在も順調に増加中。また、12か国語に対応していることから、訪日外国人の来館者をもてなすインバウンド対策ツールとしても注目を集めています。
特別な機器や端末を必要とせず、複数の館で共用できる展示ガイドアプリは、ミュージアムにも、来館者にも大きなメリットをもたらします。今後のサービス開始館はアプリのホームページやFacebookなどで随時告知して参りますので、どうぞご注目ください。

アプリホームページ  : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ: https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts

「ポケット学芸員」の特徴

ひとつのアプリを複数のミュージアムで使えます

ミュージアム館内の無人ガイドサービスはこれまでにも存在しましたが、館の備品である端末を借りなければならない、あるいは館それぞれに用意されたアプリをダウンロードしなければならないなど、手間がかかりました。「ポケット学芸員」は、サービスを実施していれば全国どの館でもひとつのアプリ、同様の操作で使えますので、こうした手間が一切かかりません。

使い方は簡単そのもの、動画や音声も楽しめます

サービス実施館では、展示物などに専用の番号が記されています。館内で利用する際は、スマートフォンにインストールされたアプリを立ち上げてその番号を入力するだけ。画像や文字による解説のほか、館によっては、動画や音声をお楽しみいただけます。

信頼できる解説を、多種多様なガイドスタイルで

ガイド内容は各館のオフィシャルなものですので、信頼性は折り紙付き。文字による解説のほか、実施館の工夫次第では、さまざまなスタイルで展示物をより深く味わうことができます。また、多言語対応アプリですので、お目当てのミュージアムが多言語の情報を配信していれば、外国人の友人・知人を案内する際などにも便利です。

利用可能館は、どんどん増える仕組み

「ポケット学芸員」は、すでに国内約300館で利用されているクラウド型のコレクション・データベースシステム<I.B.MUSEUM SaaS>の一機能として開発されました。ミュージアムにとっては、すでに完成した情報配信アプリとして気軽に導入できるため開発費用が一切かからず、また館内業務で日々登録している情報をコンテンツに活用できるなど多くのメリットが生まれるため、サービス実施館は今後も増えていくことでしょう。

サービス提供ミュージアム(2019年9月13日現在)

北海道博物館/北海道開拓の村/だて歴史文化ミュージアム/岩手県立博物館/諸橋近代美術館/徳川ミュージアム/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/飯能市立博物館 きっとす/埼玉県立近代美術館/市川市東山魁夷記念館/浦安市郷土博物館/船の科学館/昭和館/郷さくら美術館/福生市郷土資料室/慶應義塾大学/青梅市郷土博物館/北区飛鳥山博物館/賀川豊彦記念松沢資料館/神奈川県立歴史博物館/あつぎ郷土博物館/大和市つる舞の里歴史資料館/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/窪田空穂記念館/松本市時計博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/松本市立博物館/松本市山と自然博物館/多治見市モザイクタイルミュージアム/岐阜県博物館/史跡草津宿本陣/姫路市立美術館/島根県立美術館/松江ホーランエンヤ伝承館/ふくやま文学館/萩博物館/中原中也記念館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/香川大学博物館/上島町岩城郷土館/横山隆一記念まんが館/高知県立美術館/福岡アジア美術館/佐賀県多久市/熊本博物館/臼杵市歴史資料館/鹿児島県立博物館/鹿児島県歴史資料センター黎明館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」

「ポケット学芸員」は、Google Play/App Storeにて無料でダウンロードいただけます。なお、本リリースをスマートフォンでご覧いただいている場合は、以下のURLから直接ダウンロードいただけます。

「ポケット学芸員」画面デザイン
I.B.MUSEUM SaaSの仕組み
「ポケット学芸員」サービス提供施設(2019年7月現在)
ニュースのシェア:
早稲田システム開発株式会社
早稲田システム開発株式会社
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.