肌のバリア機能を担うセラミドが、ストレスで減少するメカニズムを解明  肌のバリア機能を改善する成分を発見

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、肌のバリア機能(異物の侵入を防ぎ、体外への水分蒸散を抑制する機能)を維持するうえで重要な役割を担うセラミドが、ストレスによって減少するメカニズムを解明しました。さらに、生薬として広く使われている「アセンヤクエキス」に、肌のバリア機能を改善する作用を見出しました。

【今回の研究成果】1. 肌内部でセラミドを生み出す器官「ラメラボディ」の表面に存在するタンパク質 「ABCA12」(セラミドの原料である脂質をラメラボディ内部に取り込む役割を担う)が、ストレスによって減少することを見出しました。2. ABCA12の減少によって、肌のバリア機能が低下することを見出しました。3. 生薬として広く使われているアセンヤクエキスに、ABCA12の発現を促す作用と、肌のバリア機能を改善する作用があることを発見しました。

当社は、本研究成果を、今秋発売の機能性化粧品に応用する予定です。

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