IIJがG+D Mobile SecurityのeSIM管理システムを採用
日本の大手MVNO IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ＝本社：日本 東京)がモバイルインターネット向けeSIMサービスを開始いたしました。G+D Mobile Security(ジーアンドディー・モバイル・セキュリティ＝本社：ドイツ ミュンヘン) のAirOn Go+プラットフォームがeSIM管理を可能にします。
IIJが提供するIIJmioモバイルサービス ライトスタートプラン(eSIM ベータ版)は、日本国内でSIMロックフリー端末を対象とした最初のeSIM対応のデータ通信サービスです。eSIMを使うことによって、IIJのモバイルデータ通信サービスへの接続が可能になり、Apple社 iPhone XS、XS MaxおよびXRや、eSIMを搭載した様々な種類のiPad、マイクロソフト Surface Pro LTE Advancedなどに対応します。
今回、新たにeSIMサービスを提供するために、IIJはAirOn Go+プラットフォームを利用しています。G+D Mobile Securityによって提供される本ソリューションは、IIJのユーザーがサービスを利用し始めるにあたり必要となるeSIMプロファイルを、OTA(注1)で「簡単」に、「安全」な方法で提供しています。AirOn Go+プラットフォームを利用することで、IIJは顧客のエンドデバイスへ効率的にアプローチし、通信サービスの中で管理することが可能となります。
eSIMテクノロジー - 基盤実装されたSIMチップを搭載したモバイル端末は、ユーザーに多くの利点をもたらします。SIMロックフリー端末を購入し、携帯電話事業者と新しい契約を結ぶ際、ユーザーは従来、SIMカードを自ら注文し、携帯電話に合った様々なフォーマット(注2)のSIMを間違えないように選んでセットする必要がありましたが、もうその必要はありません。海外旅行中にユーザーは現地の携帯電話事業者を有効にすることも可能となります。
「新サービスの提供により、お客様がより便利に通信サービスをご利用いただけることを期待しています。」とIIJ MVNO事業部長 矢吹重雄 氏は語っています。「eSIM管理のパートナーとして、当社はその分野で、効率、柔軟性、セキュリティを備えた、先進のプロバイダと定評のあるG+D Mobile Securityを選択しました。」
「IIJの新しいサービスは、世界中のMVNOにとってeSIMが戦略的な課題であることを明確に示しました。」とG+D Mobile Security CEOのCarsten Ahrens(カーステン アーレンズ)は語っています。「当社はIIJの先駆的取り組みをサポートすることを光栄に思い、コンシューマのマスマーケットに向けたeSIMテクノロジーのさらなる普及に尽力してまいります。」
G+D Mobile Security (ジーアンドディー・モバイル・セキュリティ)について
G+D Mobile Securityは、ドイツ ミュンヘンに本社を構えるグローバル セキュリティ テクノロジー カンパニーで、Giesecke+Devrientグループの一社です。G+D Mobile Securityは5,300人の従業員を抱え、2018会計年度にはおよそ8億6,800万ユーロの売上をあげています。また世界中で40か所以上の営業拠点、20か所以上の認定工場、データセンターを有しお客様と密接な関係を築き上げています。
G+D Mobile Securityは何十億ものデジタル・アイデンティティを、そのライフサイクル全体において管理しています。当社の製品・ソリューションは、商業銀行、携帯電話事業者、自動車メーカー、モバイル端末機器メーカー、ビジネスエンタープライズ、輸送、保険といった様々な企業とそのお客様の毎日の暮らしの中で、支払、通信、端末間の認証などの目的で利用されています。G+D Mobile Securityはこれらの市場でテクノロジー・リーダーであり、強い競争力を保持しています。より詳しい情報は当社Webサイトをご覧ください。 https://www.gi-de.com/en/jp/mobile-security/
(注1)OTA = Over-The-Airの略(無線通信でファームウェアやOS、ソフトウェアの更新を行うこと)
(注2)SIMカードには現在普及している4FF(nano SIM)の他、3FF(micro SIM)や2FFのサイズがあります。
*2019年8月6日にドイツ、ミュンヘンで発表されたプレスリリースの抄訳です。
