安藤ハザマ x Arch x MAMORIO レンタル機器位置情報検出システムの実証試験開始 - 建設現場のあらゆる資機材の位置情報を管理 -
安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷 一彦)、株式会社Arch(アーチ)(本社:大阪府大阪市、代表取締役:松枝 直、以下「Arch」)およびMAMORIO株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:増木 大己、以下「MAMORIO」)(注1)は共同で、レンタル機器位置情報検出システムの実証試験を開始しました。
本システムは、Archが提供する建設機械の管理を全てデジタル化する「Archレンタルプラットフォーム」とMAMORIOが提供する位置情報検出端末の「MAMORIO Biz Plus for 現場」を連携させ、建設現場での機材や資材(以下「資機材」)の所在管理を可能にするソリューションです。あらゆる現場のあらゆる資機材の位置情報の管理をコンセプトに、「資機材を探す時間の削減」「資機材の紛失ゼロ」「重複注文の防止」を目指します。
- 背景
建設現場ではさまざまな資機材が利用されています。これらのほとんどが、レンタル品であり、その数は一つの工事現場で数千点を超えるケースもあります。
従来、これらの資機材は紙の帳票や現場監督の経験や勘を頼りに管理されており、アナログで非効率な状態でした。そのため、資機材を探す時間や紛失など、生産性低下やコスト増の原因にもなっています。
- 本システムの仕組みと特長
今回の実証試験では、安藤ハザマが有するナレッジと実証フィールド(土木・建築現場)のもと、「Archレンタルプラットフォーム」が提供する建設現場内の資機材在庫情報と、位置情報検出端末であるMAMORIO端末を連動し、従来技術で課題であった検出端末へのデータ登録の手間やコスト、そこで発生するヒューマンエラーを極限まで削減します。
この取り組みでは、所在管理に関する課題解決を目指すとともに、サービスの実用化も検証します。
(1)「MAMORIO Biz Plus for 現場」(注2)
建設現場の資機材にMAMORIO端末を取り付けるだけで、スマートフォンの位置情報機能と連携し、場所を確認することができます。特長は大きな設備投資の必要がなく、日常業務で使っているMAMORIOアプリを入れたスマートフォン、MAMORIO端末、インターネットブラウザだけの簡単な組み合わせで構成されていることです。従来課題であった、導入にかかる期間、コスト、手間の大幅な削減が期待できます。
(2)「Archレンタルプラットフォーム」(注3)
アナログで処理していた建機レンタル品の見積・発注・在庫管理を全てデジタル化し、建設会社と建機レンタル会社双方にデジタル化による業務効率化を提供するクラウド型サービスです。
〈主な機能〉
・デジタル見積
・オンライン発注
・現場内在庫管理
・持込機械管理
株式会社Arch
設立 :2021年9月
本社所在地:大阪府大阪市北区曾根崎新地一丁目13番22号 御堂筋フロントタワー
代表者 :代表取締役 松枝 直
事業内容 :建設業、建機レンタル業向けデジタルサービスの開発・提供
資本金 :100,000,000円
MAMORIO株式会社
設立 :2012年7月
本社所在地:東京都千代田区外神田3-3-5 ヨシヰビル5F
代表者 :代表取締役 増木 大己
事業内容 :「MAMORIO」「MAMORIO Biz」の開発・販売、
ポータルサイト「落し物ドットコム」の運営
資本金 :60,000,000円
(注1) Arch、MAMORIOとも「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム」の採択企業である
(注2) MAMORIO Biz Plus for 現場 https://mamorio.biz/plus_construction
(注3) Archレンタルプラットフォーム https://arch-dx.co.jp/