日本オラクル、Javaプラットフォームのハイブリッド・クラウドを実現する「Oracle WebLogic Server 12c R2」を提供開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は本日、クラウド、ビッグデータ、モバイル、IoTなど企業のデジタル・ビジネスを革新する「Oracle Fusion Middleware」の主要コンポーネントであるJavaアプリケーション基盤「Oracle WebLogic Server」最新版の提供を開始することを発表します。

最新版である「Oracle WebLogic Server 12c R2」は、Javaで構築されたアプリケーションの高い集約・統合、容易なクラウド移行を実現するマルチテナント・オプションを提供します。オンプレミスとクラウド上で同一プラットフォームを行き来できるように、「Oracle WebLogic Server」をベースとする「Oracle Java Cloud Service」を介したハイブリッド・クラウド環境にも最適化されています。

また、開発者の生産性向上のため、最新のJava仕様である「Java EE 7」に完全準拠し、「Java SE 8」の認定も受けています。さらに、オープンソースのコンテナ型仮想化技術「Docker」やJava用管理ツール「Maven」といった最新のDevOpsツールにも対応しています。

「Oracle WebLogic Server 12c R2」で新たに実装した主な機能は以下の通りです:
●ハイブリッド・クラウド環境を実現するマルチテナント・オプション:従来、物理および仮想サーバー単位でアプリケーション毎のWebLogic Serverドメインを設定していましたが、最新版ではWebLogic Serverドメイン内にアプリケーション毎の複数テナントを割り当てることが可能になり、物理・仮想サーバーを集約し、データセンターの省スペース化・コスト低減を実現します。また、従来、ドメイン単位でしか設定できなかった管理者権限をテナント毎に設定し、アプリケーション利用者の認証・認可もテナント毎に設定可能になります。オラクルにおける検証では、アプリケーション実行基盤をマルチテナント化することでCPUの利用率やメモリの使用量が低減し、結果、サーバー台数が従来の約3分の1に削減されるという結果が出ています。
●開発者の生産性を向上する最新JavaプラットフォームおよびDevOps対応:最新版では「Java EE 7」との完全な互換性を持ち、「REST」、「JSON」、「JMS」、「WebSocket」などの言語仕様に対応し、「Java SE 8」の認定を受けています。さらに、「Docker」や「Maven」に加え、ソフトウェア開発自動化・効率化ツールである「Jenkins」や「Arquillian」を使用した最新のDevOps手法をサポートします。また、プラガブル(抜き差し可能な)WebLogic Serverのテナント単位で移設可能なため、DevOpsの際に開発・テスト環境と本番環境の間で簡単に移動・コピーできます。
●システムの停止を最小化する「WebLogic Server Continuous Availability (コンティニュアス・アベイラビリティ)」:複数のデータセンター間で運用待機型のアクティブ・アクティブ構成やフェールオーバーに対応することで、遠隔地にあるデータセンター間でのトランザクションの保護やオンラインでのパッチ適用を実現し、アプリケーション・サーバーの無停止運用を可能にします。さらに、ライブ・マイグレーション機能により、テナントを稼働させたまま他のWebLogic Serverドメインに移すことが可能になります。これにより、ハードウェアのメンテナンス等の計画停止時にも連続稼働が可能になります。

日本オラクルは「Oracle WebLogic Server 12c R2」の提供開始に合わせ、同マルチテナント・オプションの効果を事前検証するプログラムを無償で提供します。このプログラムは、お客様のシステム環境における物理または仮想サーバーの削減、それにともなう運用効率向上を目的に検証します。物理・仮想サーバーの集約率検証において、既存の環境と同一インフラ上にマルチテナント検証環境を構築し、同一アプリ数、同一負荷状況での性能とCPUやメモリの使用量を比較します。運用比較検証においては、既存の運用手順と比較しながらマルチテナント環境の運用手順の確認を行います。

日本オラクルでは「クラウドのちから・POCO (The Power of Cloud by Oracle)」をキーワードに、市場に向けて、顧客がオラクルのクラウドを導入することで享受する価値の浸透を図っています。「Oracle WebLogic Server 12c R2」のマルチテナント・オプションによるテナント毎のクラウド移行、「Oracle Java Cloud Service」との連携を実現することで、お客さまのハイブリッド・クラウド環境の基盤に優れた便益を提供します

「Oracle WebLogic Server 12c R2」を推進するパートナー企業からの賛同コメント(2月16日時点。五十音順)

•伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を歓迎いたします。CTCは、昨年7月より「Oracle WebLogic Server 12c R2」のベータプログラムに参加し、各種性能/機能検証の結果を米オラクルにフィードバックしてまいりました。最新版では「Oracle Java Cloud Service」を介したハイブリッド・クラウドにも対応しており、オンプレミスとクラウド間のアプリケーション移行を容易にしています。クラウド時代に最適な「Oracle WebLogic Server12c R2」と付加価値の高い弊社ソリューション/サービスの組み合わせが、お客様の最適なIT投資をご支援するものと確信しております。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
取締役 常務執行役員 ITサービス事業グループ担当役員 兼 CTO
大久保 忠崇

•SCSK株式会社
SCSK株式会社は、このたびの日本オラクル株式会社による「Oracle WebLogic Server」の最新版提供開始を歓迎します。
新しい「Oracle WebLogic Server 12c R2」はマルチテナント対応や「Docker」や「Maven」といったDevOps(開発と運用の融合)ツールの対応により、業務アプリケーションの展開や集約で発生するコストや複雑さを低減し、Java EE7への完全準拠による開発者の生産性向上が期待できます。
SCSKは、1999年より培ったアプリケーション・サーバー/エンタープライズJava分野におけるノウハウを活かし、よりクラウドレディになった「Oracle WebLogic Server 12c R2」を利用し、システムの統合・効率化、クラウド環境構築を提供してまいります。

SCSK株式会社
執行役員
ITエンジニアリング事業本部長
池 直樹

•NEC
NECは、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の出荷を歓迎致します。弊社は、10年以上にわたる「Oracle WebLogic Server」の国内No.1の販売実績があり、数多くのお客様にオープンミッションクリティカルシステムをご提供してまいりました。2012年以来、オラクル社とActive GridLinkによるOracle Real Application Clusters連携の共同検証を行い、お客様のビジネスを止めないシステムをご提供してまいりました。
NECは、今回発表の新機能であるマルチテナント・オプションを中心に日本で唯一「Oracle WebLogic Server 12c R2」のベータ版検証から参加いたしました。当検証で得た知見を活用し、「安全」「安心」「効率」「公平」を実現する新しいシステム基盤をお客様にご提供してまいります。

NEC
クラウドプラットフォーム事業部 事業部長
岸上 信彦

•株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、日本オラクル様による「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始に関する発表を歓迎します。
弊社では、WebLogic Serverを含むオラクル製品を使用したシステム構築やコンサルティング等の取組を数多く行っており、日本オラクル様ともグローバルレベルでの協業を進めております。
マルチテナント対応やクラウドサービスとの連携など、クラウド環境に求められる機能が強化された「Oracle WebLogic Server 12c R2」を利用することにより、クラウド時代に求められるITシステムの拡張性・柔軟性の実現がより一層容易になることを期待しております。
弊社はこれからも世界中のお客様の様々なご要望にお応えするため、各社の先進的な製品の適用技術を磨き、お客様のイノベーションの実現をITでサポートしていきます。

株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部 システム方式技術事業部 事業部長
冨安 寛

•NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は、最新版「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を歓迎いたします。最新版「Oracle WebLogic Server 12c R2」では、Java EE7への完全準拠をはじめ、ハイブリッド・クラウド環境の基盤として有用なマルチテナント・オプション機能を提供します。このたびの機能追加により、開発生産性がさらに向上するとともに、ハードウェアリソースの集約化かつコスト低減が可能となり、さらにシームレスなシステム基盤をご提供できるものと期待しております。
当社では、本製品のマルチテナント・オプション機能における性能検証に取り組み、最新のテクノロジーと当社の知見を融合することで、今後も、お客さまのビジネスに一層貢献できるよう尽力してまいります。

NTTデータ先端技術株式会社 執行役員 オラクル事業部長 堀尾 俊明

•沖電気工業株式会社
「Oracle WebLogic Server 12c R2」の発表を心から歓迎いたします。
OKIではWebLogicの国内リリース以来、オンプレミスで運用するシステムはもとより、ASPにてサービス提供するシステム等、さまざまな形態のソリューションを提供してまいりました。
JavaEE7に準拠したことより生産性が向上し、WebLogicマルチテナントをはじめとするクラウド環境での利用を考慮した機能が強化された「Oracle WebLogic Server 12c R2」は適用領域がさらに広がると確信しております。
OKIでは引き続きWebLogicを活用し、お客様にご満足いただけるソリューションの提供をしてまいります。

沖電気工業株式会社
ソリューション&サービス事業本部
ソフトウェアセンタ センタ長 小池 宏道

•新日鉄住金ソリューションズ株式会社
新日鉄住金ソリューションズは「Oracle WebLogic Server 12c Release2」の出荷発表を歓迎いたします。新たにマルチテナント機能が実装されたことに加え、コンテナ型仮想化技術「Docker」やJava管理ツール「Maven」といった最新技術にも対応したことで、システム運用及びアプリケーション開発の生産性が大幅に向上することを期待しています。弊社では、本製品の活用ノウハウの蓄積に努め、お客様に最適なソリューションとしてご提供してまいります。

新日鉄住金ソリューションズ株式会社
取締役上席執行役員
ITインフラソリューション事業本部長
大城 卓

•TIS株式会社
TIS株式会社は、日本オラクル株式会社による「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を歓迎します。
最新版の「Oracle WebLogic Server 12c R2」は、クラウド提供やセキュリティ強化などの技術により、業務アプリケーションの展開や集約で発生するコストや複雑さを低減するソリューションと確信しています。
TISでは、御殿山DCにある検証施設「TIS Enterprise Architecture Laboratory(TIS EAラボ)」にて、「Oracle Exalogic Elastic Cloud」を活用した、アプリケーション基盤の検証を行ってまいりました。
今後、多様化・複雑化するエンタープライズ規模のクラウド導入において、Oracle WebLogic Server 12c R2を利用することにより、アプリケーション基盤の統合・効率化、さらに精度の高いPoCを行い、お客様のビジネスの成長に貢献していきます。

TIS株式会社
常務執行役員
ITソリューションサービス本部長
松尾 秀彦

•東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション株式会社は、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内リリースを歓迎いたします。当社は、人事給与システムなどの企業システムや、信頼性を求められる事業系システムの構築にWebLogic Serverを採用しています。マルチテナント対応や、最新のJava仕様への準拠・対応、仮想化技術「Docker」などのサポートが、お客様システムの統合・効率化、DevOpsを実現する選択肢になるものと期待しております。

東芝ソリューション株式会社 常務取締役 山口 晶嗣

•日本ユニシス株式会社
日本ユニシス株式会社は、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を心より歓迎いたします。
「Oracle WebLogic Server 12c R2」が提供する Java EE 7、マルチテナントなどの新機能は、クラウド時代の顧客要求をかなえるとともに、開発生産性の向上に寄与するものと確信します。日本ユニシスは、これまでの「Oracle WebLogic」を用いたシステム開発、運用サービスの経験にもと、従来より提供している、ワンストップ型サービスの提供に加え、クラウドのインテグレーションサービスに積極的にとりくむことにより、ITを通じお客様のビジネスにおける新たな価値創造に貢献して参ります。

日本ユニシス株式会社
執行役員
ビジネスサービス部門 第四ユニット長 兼
アドバンスド技術統括部長 
佐藤 和雄

•株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズは「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を心より歓迎致します。
「Oracle WebLogic Server 12c R2」はマルチテナント対応やJava EE7の対応により、データセンターの統合・効率化、クラウド環境の構築に有用なソリューションとして大きな期待を寄せております。弊社は、お客様の業務ライフサイクル全般にわたり、豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する「ハイブリッド インテグレーション」を推進しております。「Oracle WebLogic Server 12c R2」、弊社の持つ豊富なノウハウ、業務アプリケーションなどを組み合わせて提案し、今後もお客様のITサービスの最適化に貢献してまいります。

株式会社日立ソリューションズ 通信・メディアシステム事業部  事業部長
平野 仁一

•富士通株式会社
富士通株式会社は、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の日本市場における発売を歓迎いたします。
今回提供されるマルチテナント・オプションは「Oracle Database 12c」のマルチテナント機能と組み合わせることで、多岐に渡るシステムの業務集約がより一層効率的に実現できるため、お客様に高く評価されるものと考えます。
富士通株式会社は、今後もお客様のビジネス拡大を支える業務の安定稼働を目指し、アプリケーション実行環境の強化に取り組んで参ります。

富士通株式会社 統合商品戦略本部 本部長代理 大島 昭

•株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、「Oracle WebLogic Server 12c R2」の国内提供開始を心より歓迎いたします。今回のリリースでは待望の Java EE 7 への完全対応のほか、「マルチテナント」オプションの追加、「コンティニュアス・アベイラビリティ」オプションの追加など多くの機能追加が行われ、ハイブリッド・クラウド環境が当たり前となる時代に向けた次世代のアプリケーション・サーバー製品になると期待しています。新しい「Oracle WebLogic Server 12c R2」と弊社の導入実績ノウハウと組み合わせ、お客様が抱える複雑な課題に対して、最適な解決策を提供できるものと考えております。

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
執行役員
唐渡 直之

参考リンク
•Oracle Fusion Middleware
http://www.oracle.com/jp/middleware/overview/index.html
•WebLogic Channel
http://builder.japan.zdnet.com/sp_oracle/weblogic/#2

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
•Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
•Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan

オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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