緊急事態宣言以降の『人との接触機会』の低減度を調査 4月6日~4月10日までの調査結果を公表
サーベイリサーチセンター自主調査のお知らせ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大する中、これまでそして現在の国民の意識や行動を明らかにするため株式会社サーベイリサーチセンターでは、東京都・大阪府にお住まいの20歳以上の男女モニター(通勤を伴う仕事をしている人)に対する自主調査を実施しました。
実施概要
●2020年4月7日に、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、以後の生活行動における『人との接触機会』はどの程度変化しているのでしょうか
●サーベイリサーチセンターでは、下記の実施体制で、2020年4月11日(土)~12日(日)にインターネットリサーチモニターに対する自主調査として『緊急事態宣言後の「接触機会」に関する調査』を実施しました
●添付ファイル( https://www.atpress.ne.jp/releases/210773/att_210773_1.pdf )をご覧ください
●緊急事態宣言においては、人と人との接触を7割から8割削減することで、感染者の増加をピークアウトさせることを目標とした外出自粛が要請されています
●社会機能の維持や事業・業務特性などから在宅へのシフトが難しい課題がある「仕事」にスコープするために、この調査は「通勤を伴う仕事をしている人」に対して、東京都500人、大阪府500人、計1,000人の調査を行いました
●この調査は、「仕事」「外出」「夜の街での会食」「密閉・密集・密着空間での活動」「1日を総合的にみて」の5つの視点で、「普段」の【人との接触の割合】を10割(100%)として、その日がどの程度かを答える形式です
●人との接触の機会を「手を伸ばすと触れあう距離・2メートル以内に他の人がいること、3語以上の会話、握手などの物理的な接触」と例示しています
●報告で用いている「低減度」は、回答(普段を10割とした対象日の割合)に係数をかけて、10割=0、9割=10、8割=20・・・0割=100に置き換えています(外出自粛要請に対する指標として見やすい表現)
●この調査は、回答者の主観的な評価をお答え頂いたものですが、今後も継続的に調査を行うことで、時系列推移を把握することが可能となります
●次回調査は、2020年4月18日(土)・19日(日)に実施し、4月11日(土)~4月17日(金)について実施する予定です(翌週公表予定)
結果のポイント
●東京、大阪ともに4/3時点(緊急事態宣言発出の4日前)では、どの項目も現状より低い値であり、特に【仕事】が低い点は2都市に共通しています
●【夜の街での会食】は、東京、大阪ともに4/3時点から低減度が8.5割以上と高く、以後、9割台で高止まりしています
●【仕事】は、4/4~4/5の土日に一旦低減度が上昇するが平日には再び低下しています。しかしながら、4/3時点の数値と4/6時点の数値を比べると、東京、大阪ともに約12ポイント上昇しています。
●【仕事】は、大阪では4/3時点で約3割を示していますが、4/9以降は5割台となっています。東京では、4/3時点で約4割、4/8以降は6割台となり、大阪よりも10ポイント以上高くなっています
●【外出】や【3密空間での活動】は、東京、大阪ともに7~8割台となっています