訪日インバウンドに「AIの眼」を。 カケハシがiKalaと台湾市場攻略へ新連携

3億人超のデータベースと台湾現地13年の現場力が、 次のインバウンドを形づくる

訪日観光客向けインバウンドマーケティングを専門に手がける台湾法人CAKEHASHI Corporation(カケハシコーポレーション)(本社:台北市、代表取締役社長:秋山 光輔)は、AIマーケティング戦略およびデータ分析ツール「Kolr」(カラー)を提供する台湾のテクノロジー企業iKala(アイカラ)と、2025年4月より業務提携を発表しました。

カケハシ×台湾iKala、新提携

提携の背景と目的

台湾からの訪日需要が回復し、旅行先としての「日本」の人気はますます高まっています。その一方で、旅行検討者の情報源としてSNSやインフルエンサーの影響力が拡大しており、「誰が伝えるか」が観光地・自治体・企業のインバウンド戦略において重要な鍵となっています。

このような背景のもと、台湾で13年間にわたり訪日観光マーケティングを展開してきたCAKEHASHIは、AIマーケティングとデータ分析に強みを持つiKalaと手を組むことで、さらに精度の高い集客戦略の提供を目指します。

世界最大級!3億人超のインフルエンサーデータ、iKala社の実績と強み

3億人分の声を活かすAI分析

iKalaは、台湾を代表するAIテック企業であり、AIマーケティングプラットフォーム「Kolr」は以下のような実績を誇ります:
●Kolr AIマーケティングデータベースが190カ国、インフルエンサーマーケティングデータが3億件以上に情報を拡大し、グローバル展開を加速。
●月間解析されるSNS投稿数:60億件以上。Facebook、YouTube、Instagram、TikTok、Xなどのリアルタイムなソーシャルデータをカバー
●サポート実績のある国際ブランド企業:1万社以上(多数大手代理店、化粧品、健康食品、アパレル、小売など他業種)
●AIマーケティングのワンストップサービス:戦略分析、インフルエンサーの検索と推薦、パフォーマンス・インサイトの各重要指標を統合

Kolrは、AIによるデータドリブンなインフルエンサー分析を強みとし、月間60億件超のソーシャルデータを分析することで従来の「感覚頼りのキャスティング」から脱却。フォロワー属性、過去投稿との親和性、投稿後の拡散予測など、科学的な根拠に基づいた最適なインフルエンサー選定を可能にします。

さらに、Kolrは競合分析機能にも優れており、顧客の競合がどのようなインフルエンサーを起用し、どのようなプロモーション施策を行っているかを詳細に把握することができます。これにより、競合との差別化や市場動向を的確に捉えた戦略立案が可能となります。

CAKEHASHI(カケハシ)の強みと両社のシナジー

CAKEHASHIは、台湾市場において13年のインバウンド実績を持ち、日本各地の観光地や企業と連携しながら、台湾人旅行者の集客支援を続けてきました。特に以下のような現地展開力と専門性が評価されています:
●台湾現地スタッフによる SNS運用、プロモーション、広告運用の一気通貫対応
●台湾インフルエンサーや現地メディアとの直接的なネットワーク
●台湾人の旅行志向・消費行動に合わせた 企画提案力と施策実行力
●日本観光庁が認定する「インバウンド専門家」が在籍し、国・自治体との連携や戦略提言も可能

勘に頼らないキャスティング
台湾で13年の実績と信頼

今後は、iKalaが有するAIマーケティングのデータ分析力と、CAKEHASHIの現場感覚と実行力を融合し、
●自治体・企業向けのインフルエンサー連携型プロモーション支援
●訪日観光地における話題化・拡散戦略の強化
●キャンペーン結果の可視化とレポーティングの高度化
●膨大なデータから、新星インフルエンサーの発掘と高効率な施策設計や連携が実現
など、台湾市場における「成果につながる」マーケティング支援を加速してまいります。

■両社代表者インタビュー:インバウンドの未来に向けて
台湾法人CAKEHASHI(カケハシ)代表取締役社長
秋山 光輔(Akiyama Kousuke)インタビュー
代表の秋山 光輔は、日本国内最大規模のインバウンド展示会「インバウンドマーケットEXPO」においてセミナー登壇実績を持ち、台湾現地のテレビ番組にも旅行の専門家として出演。日本国内では「ニュースZERO」に台湾のコメンテーターとして出演。
日本観光庁が認定するインバウンドの専門家としても活動しており、民間と行政、現場とデータ、感性と論理を横断する存在として注目されています。

現場とデータ、感性と論理を横断、秋山氏

― 提携のきっかけは?
台湾からの訪日外国人観光客事情は、日本にとって常に重要なマーケットであり、当社は13年間ずっとその現場で「リアルな台湾人の声」と向き合ってきました。そんな中で、SNSやインフルエンサーの存在感が年々大きくなり、従来の施策では届かない層にもアプローチする必要性を感じていました。iKala社のKolrは、感覚ではなく「データと効果」で語れる強力な武器になると確信し、今回の提携を決意しました。

― iKala社との連携に期待することは?
当社CAKEHASHIは、台湾での生活者理解と現地の人脈、観光業界での実績が強みですが、iKalaさんのAIマーケティングとインフルエンサー分析の技術は、それにロジックと再現性を加えてくれる存在です。このタッグがあれば、自治体や企業の皆さまに「戦略的かつ感性にも響く」施策を提案できると確信しています。

― 今後の展望について一言
訪日観光は、単なるレジャーではなく文化と心の交流の場だと思っています。当社は、台湾の人々に「また行きたい日本」を届けるパートナーとして、これからも挑戦し続けます。

iKala Co., Ltd. 共同創設者兼執行長 セガ・チェン(Sega Cheng/程世嘉)

iKala共同創設者 兼 執行長 セガ氏

― CAKEHASHI社との提携に至った背景は?
iKalaの使命は、AI技術を活用して、インフルエンサーの推薦をより精度高く、効率的に行うことにより、ブランドのマーケティング効果を最大化することです。観光分野において高い信頼性と影響力を持つCAKEHASHIとの協業により、より効果的でクリエイティブな統合マーケティングソリューションを共に創出できると確信しています。

― CAKEHASHI社をどのように評価していますか?
台湾に根を張り、SNS運用からインフルエンサー連携、ファムトリップ企画まで一貫して実行できる数少ない専門チームだと感じています。特に、日本観光庁認定の専門家が在籍している点は、当社にとっても大きな信頼の証でした。

― 今後どのような価値を創出していきたいですか?
私たちは、感動を届けるインフルエンサー体験をデータで設計することができます。CAKEHASHIのリアルな現場力と掛け合わせることで、日本各地の魅力を台湾にもっと深く、もっと広く届けていきたいと思います。

提携先「iKala」について

iKalaは、AI変革ソリューションを提供するグローバル企業です。「AIエンパワーメント」を使命とし、企業がAIを核として、ビジネス変革、成長の加速、新たなビジネスモデルの創出を達成できるよう支援します。iKalaは、企業の業務効率の最適化と顧客とのコミュニケーション強化を支援するAI主導のクラウドサービスとマーケティングテクノロジーを提供しており、現在はフォーチュン500企業を含む1,000社以上の企業、50,000を超えるブランドや広告主の皆さまとパートナーシップを築いています。iKalaは顧客中心主義を念頭に、サービス品質を継続的に向上させ、革新的な研究開発に投資することで、お客さまにとってより多くの価値を生み出すことに尽力しています。

詳細はiKala公式サイトをご覧ください : https://ikala.ai/zh-tw/
Kolr AIマーケティングプラットフォーム: https://www.kolr.ai/

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