京都西陣の職人技術やグルメを五感で楽しむイベント「西陣Fes」が 11月11日(土)10時から京都市役所前駅のQUESTIONビルで開催

西陣の「イマ」を五感で楽しむ体験型イベント、入場無料!子連れ歓迎。

2023-10-17 10:00
京都西陣の魅力を次世代に伝える、伝統体験とグルメの 「西陣Fes」が11月11日(土)にQUESTIONで開催

西陣の再興を目指す地域事業者の集まり「西陣サロン」とおせっかいバンカーで名高い京都信用金庫が主催で「西陣Fes」を開催決定。11月11日(土)午前10時から午後6時まで、河原町御池南東角の京都信用金庫によるコミュニティビルQUESTIONを会場に実施。西陣地域にある伝統文化や技術の認知向上と、地域の個店に対するファン層の獲得を目的に、京都内外の市民が西陣に足を運ぶ機会作りを目指す。会場内でつづれ織りや畳作り体験などの伝統文化体験ができる他、西陣内の飲食・小売店によるマルシェ、有識者によるトークセッションが開催される。京都文化を多方面に発信するため、京都発アイドル「きのホ。」による特別ライブも行われる。「伝統と文化の町、西陣」と、「新しい文化が交差する町、西陣」の双方の側面が1度で知れるイベントとなる。

衣職住一体の京都・西陣エリアを五感で楽しめるコンテンツ

西陣では100年以上の歴史を有し、今日まで継続している伝統工芸が多数残っている。しかし、継承者の減少や、生活スタイルの変容で工芸品を日常に使用する機会が減り、需要の低迷を受け衰退する一方である。西陣地域では常に現状に甘んじることなく技術をアップデートしている事業者・職人が多くいるにも関わらず、その技術が次世代に継承できないというジレンマを抱えている。西陣のみならず、京都に住まう人たちに「知ってもらう」という伝統産業の認知向上に取り組み、伝統工芸に日常で触れる機会提供が今後の後継者育成の要となる。

西陣Fesでは伝統工芸が抱える課題に基づき、1階体験・マルシェスペースに職人が教え参加者が制作体験をできるスペースを設ける。京畳を作る太田畳店では畳作りの工程が学べるミニ畳ワークショップ。西陣織の最高峰とも言われるつづれ織りを継承する奏絲綴苑(そうしつづれえん)では、会場内につづれ織機を設置し、職人が無料で綴織を参加者に教える。つづれ織り体験は子供から大人まで年代を問わず参加することができる。加えて、糸枠を再利用し絹糸で作るランプシェードのワークショップも開催する。

【西陣織ワークショップ】無料
西陣の名称がつく織物「西陣織」を体験できる無料ワークショップでは、3歳から親御さんと一緒に楽しめる「つづれおり」を職人さんがレクチャー。小学生以上のお子さまはひとりでも参加OK、小さなお子さまは親御さんの膝の上に座って織体験をお楽しみください。

【京畳製作ワークショップ】こども500円、おとな(小学生以下同伴)1500円
京都の伝統工芸、京畳を畳職人と一緒に製作するワークショップ。身近だけどあまり作り方を知らない畳を子供と一緒に作ろう!小学生以上のお子さまはお子さまだけでワークショップに参加できます。小学生以下で大人同伴になる場合、また大人の方のみが作る場合は値段が変わりますのでご注意ください。

【西陣織絹糸ランプシェードワークショップ】(小)3,000円、(大)5,000円
西陣織を織る準備段階で使われる糸枠を利用してランプシェードを製作できます。絹糸の繊細な色味を生かしたランプシェードを作りましょう。

実施時間:10時 / 11時30~ / 13時 / 14時半〜 / 16時〜 定員:各回4名
①糸巻きランプシェード(大・コード付きソケット付きタイプ) ¥5,000/個
②糸巻きランプシェード(小・ボタン電池式ライト付きタイプ) ¥3,000/個

子連れで、ひとりで誰でも気軽に伝統文化体験を(1階)

伝統文化だけじゃない、西陣地域の「イマ」を発信(1・8階)

西陣Fesは「伝統と文化の町、西陣」という従来のイメージに加え、「訪れやすい場所、西陣」という新たな観光イメージの定着を目指す。現在の西陣で人気のあるカフェや飲食店、小売店が会場に集まり魅力ある食やモノの商品を展開する。会場内には1階と8階の両方に飲食スペースを設け、その場で作り手と会話や質問を交わしながら飲食できる空間を提供。個店のファンになることで西陣に足を運ぶ循環作りを目指している。

【各階別出店店舗】

<1階>綴織機を含む伝統文化体験 ・西陣小売物販・カフェ
太田畳店(ミニ畳制作体験・ミニ畳販売) / 奏絲綴苑(綴織体験・ランプシェード作り・アクセサリー販売) / 山田織物商事(西陣織ネクタイ)/ ネーカーズ(革製ボールペン) / sampai(伝統素材再利用アクセサリー) / Laughter(コーヒー) / カフェ・シルク(フルーツタルト) / フルーツパーラー・クリケット(フルーツゼリー・フルーツサンド) / 紫竹庵(スイーツ)

<8階>西陣カフェ・ランチスペース(兼、4階トークイベントサテライト会場)
ナガグツ食堂(N式カルボナーラ) / 鰻壽(鰻弁当) / Mantis(焼きたてクレープ) / 天㐂(天むす) / 近為(つけもの) / 京かまぼこ大栄(かまぼこセット) / 風とCOFFEE(コーヒー) / 京西陣菓匠宗禅(和菓子・あられ) / たきものゑびす(ちりめん山椒)

京都西陣の人気グルメが盛りだくさん。

京都発アイドル「きのホ。」による特別ライブを開催(4階)

京都発アイドル きのホ。

2021年にデビューし京都を拠点に活動しながら、1年目から日本最大のアイドルフェス「TIF」に出場するなど全国区に展開する。京都では、KBSホールで主催となる音楽フェス「ホ。フェス」を開催。

今年2023年には、全国12箇所の「音楽劇」ツアーや、デビュー2周年となった10月3日には、KT Zepp Yokohamaでの単独ライブを成功させるなど、規模を更に拡大して躍進中。

地元京都に根付く活動で地域魅力発信に尽力したいという想いから当イベントで特別ライブを行う。

西陣に住む、西陣を盛り上げる有識者によるトークセッション

トークセッション第一部では、西陣に本社を置き、約10年以上西陣地域に関わる株式会社ツナグムのタナカユウヤ氏がモデレーターとなり、地域の宿泊施設担当者、移住者をゲストに迎え、移住してからの変化や移住する事への利点、ハードルなどリアルな声を深掘りする。このセッションは京都移住計画と西陣Fesのコラボレーションで実施。

第二部では、2025年に開催を控えた大阪関西万博を起点に隣接する京都や西陣地域では伝統や文化を発信する契機として何ができるのか当事者と職人を迎えてトークセッションを開催。モデレーターには京繍職人の長艸真吾氏、文化庁高付加価値事業専属コーチである村山和正氏が登壇。職人や住職などの飛び入りゲストを迎え、京都と大阪関西万博の関わり合いや、国内外に認知を向上することで伝統文化の存続可能性を高められるのかなど、後継者不足や売上の低迷に悩む伝統産業の「これから」について考える。

<第一部>京都に移住して実際どうなの?〜三者三様の京都暮らしや働き方〜

京都への移住とその先の暮らしをつくる京都移住計画。今回は西陣をキーワードとしつつ、移住した理由や前後での変化、実際に住んでみての気づき、楽しみ方、オススメの京都についてなどをお話します。

<第二部>大阪関西万博、どうする京都?〜伝統文化と拓く京都〜

伝統産業が色濃く残る、西陣という地域は何ができ、何がしたいのか。伝統文化を外に出すきっかけにはなるのか。大阪関西万博に携わる当事者がリアルな声を届けます。

トークセッションはPeatixから事前に観覧予約が可能(観覧無料)。

【西陣Fes 開催概要】

日時:11月11日(土曜日)午前11時から午後6時まで(ラストオーダー午後5時半)
場所:QUESTION(〒604-8006 京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390-2)
公式サイト:https://nishijinfes.studio.site

アクセス:
京都市営地下鉄京都市役所前徒歩1分、阪急京都河原町駅徒歩10分、京阪三条駅徒歩5分

催し:
<1階>綴織機を含む伝統文化体験 / 西陣小売物販 / カフェ
<4階>京都発アイドル「きのホ。」特別ライブ / 西陣に住まう当事者によるトークセッション(第一部モデレーター:タナカユウヤ氏 / 第二部モデレーター:長艸真吾氏、村山和正氏)

<8階>西陣カフェ・ランチスペース(兼、4階トークイベントサテライト会場)

主催:京都信用金庫 / 西陣サロン 共催:西陣Fes実行委員会 / 西陣ネイバーフッド
協力:京都移住計画 / KOBAORI 後援:京都市

【西陣サロンについて】

京都・西陣で地域の事業者や伝統産業の担い手が集まり、地元復活を夢見て志高く活動している事業者によるコミュニティーです。2022年8月に西陣Fes夏祭り、11月に西陣Fes、2023年8月に西陣Fes夏祭り(第二回)を開催。本年開催した夏祭りでは大人含め500名もの地域住民がイベントに訪れた。イベントを実施する上で、伝統産業の認知向上、子ども世代の伝統文化体験機会の創出を目的としている。

【お問い合わせ】
西陣Fes実行委員会 :宮武愛海(頼 -tano- )
メールアドレス :tano.co.creation@gmail.com
TEL :090-8097-5232

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