急成長するブラジルの再生可能エネルギー産業
株式会社グローバル インフォメーションは、GBI Researchが発行した報告書「Renewable Energy Market in South and Central America to 2020 - Clean Development Mechanism Projects and Climate Financing to Increase Renewables Share in the Energy Mix (中南米の再生可能エネルギー市場の将来動向)」の販売を開始しました。
ブラジルは今後、代替電力部門への投資を促進し、再生可能エネルギーへの取り組みを継続していくと見られます。
当報告書によれば、急成長する南米経済において電力需要が拡大するなかで、ブラジルは環境に配慮した電力発電によって、この需要拡大に対処しようとしています。
ブラジルにおける2011年の累積設備容量は120,553メガワット(MW)で、大規模水力発電を含めると、そのうちの80%は再生可能エネルギーが占めています。その内訳は、およそ70%が水力発電で、他の代替電力源である、バイオマス、風力、太陽光(PV)および小規模水力発電が合計で10%となります。
大規模水力発電部門を除いた場合、ブラジルにおける再生可能エネルギー発電の設備容量は、2012年の13,260 MWから、その後、年平均成長率(CAGR)14%で拡大し、この10年の末までに、38,015 MWに達すると予想されています。
ブラジルのエネルギーミックスにおいて、急成長しているエネルギー源の一つに、風力が挙げられます。風力発電の設備容量は、2012年には僅か2,769 MWとなる見込みですが、未開発のオフショア市場を活用する政府の計画によって、2020年までに19,420 MWに達すると予想されています。
また、太陽光発電市場が、ブラジルの再生可能エネルギー産業のなかで、最も急速な成長を遂げると、GBI Researchは予測しています。太陽光発電部門の設備容量は、2012年の31MWから、CAGR 59%で急成長し、僅か8年間で1,276 MWに拡大する見通しです。
当報告書では、中南米の再生可能エネルギー市場について調査し、地域全体および5つの主要国(メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリおよびコロンビア)別の市場動向、発電容量や累積設備容量の予測など詳細な情報を提供しています。
市場調査レポート: 中南米の再生可能エネルギー市場の将来動向
Renewable Energy Market in South and Central America to 2020 - Clean Development Mechanism Projects and Climate Financing to Increase Renewables Share in the Energy Mix
http://www.gii.co.jp/report/gbi250352-renewable-energy-market-south-central-america.html
出版日: 2012年09月11日
発行: GBI Research
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