ヒスパニック系若年層が、米国のレストラン産業の成長をけん引
株式会社グローバル インフォメーションは、パッケージドファクツが発行した報告書「Latino Foodservice Trends in the U.S. (米国のラテン系人口によるフードサービス利用)」の販売を開始しました。
沈滞した消費者信頼感、800万人の雇用を奪った景気の後退、世帯資産の減少、そして貯蓄率の上昇がレストラン産業に比類のないほどの難題をもたらしています。特に、消費者が自由に使える収入は、レストラン産業にとって非常に重要です。
ヒスパニック系消費者の消費や人口パターンの影響がなかったら、レストラン産業の売上げは、2008年と2010年の間に下降したであろうと、当報告書では推定しています。
消費者向けレストランの売上において、ヒスパニック系消費者のシェアは、2006年には12%でしたが2011年には12.7%に上昇しました。しかし、フルサービスでない(リミテッドサービス)レストランの売上においては、ヒスパニック系のシェアは、この期間の全般にわたり多少減少したと見られます。
米国の国勢調査では、2005年から2025年のヒスパニック系人口の増加率は、78%と推定されていますが、米国全体の人口増加率は、15%となっています。
つまり、2005年から2025年に推定される人口増加数、4,720万人のうち、およそ70%がヒスパニック系の人口増加によるものということになります。
ヒスパニック系人口のなかで最も急速に増加する年齢層は45歳以上ですが、25歳以下の年齢層は、ヒスパニック系人口全体の43.2%を占めると推定されています。これが、ヒスパニック系若年消費者のレストラン産業における長期的な重要性を浮き彫りにしています。
パッケージドファクツのDavid Sprinkleによれば、「若い消費者は、一般的にフルサービスでないレストランや、スナックや飲み物のみのレストランを平均以上に多く利用する傾向がありますが、ヒスパニック系消費者もその例外ではありません。」
たとえば、18歳から24歳のヒスパニック系消費者の約25%が、ヒスパニック系全体よりフルサービスでないレストランを多く利用しますが、その頻度は少なくとも月に14回となります。
この傾向は、非ヒスパニック系の若年層にも同様に見られますが、ヒスパニック系人口における若年消費者層が多いため、レストラン産業にとってヒスパニック系若年層がより重要になっています。
市場調査レポート: 米国のラテン系人口によるフードサービス利用
Latino Foodservice Trends in the U.S.
http://www.gii.co.jp/report/pf221338-latino-foodservice-trends-us.html
出版日 2011年11月
発行: Packaged Facts
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