資産管理業界におけるソーシャルメディア・マーケティング
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Timetricが発行した報告書「2020 Foresight Report: Social Media in Wealth Management (世界の資産管理市場におけるソーシャルメディア)」の販売を開始しました。
同レポートは、資産管理業におけるソーシャルメディア・マーケティングについてのトップレベルの市場分析、情報、識見を提供するものです。オンラインチャンネルの拡大と人気の高まりから、資産管理サービスを提供する企業には現在、ソーシャルメディアツールを用いて利用客それぞれに独自の顧客経験を提供することが求められています。また同業界は、資産管理業への人々の認識を高め、市場を拡大するため、サイトやブログ、動画共有などのプラットフォームに対する投資を行っています。
ソーシャル・マーケティング導入の最終的な目的は、新規顧客の開拓と既存顧客のロイヤルティの向上です。これらは将来的に、各社の収益と利益性の向上を助けるものです。ソーシャルメディアでの交流は各社に、顧客と連絡を取り、リアルタイムで問題に対応するためのプラットフォームを提供します。このプラットフォームは、サービスの質と顧客からの信頼度を高めるものです。
ソーシャルメディアにおいては、グローバルなサイトが依然として優勢を維持しています。しかし、各国の企業も抵抗の兆しを見せ始めており、市場拡大に向けて競い合っています。ソーシャルメディアはこれまで、資産管理業界においては人気のデジタル広告チャンネルの一つでした。各社は現在、消費者行動に関する理解を深めるため、分析ツールへの投資を強化しています。
各社が製品キャンペーンや製品発売に関する顧客への情報提供にソーシャルメディアを利用していることから、ソーシャルメディア・マーケティングの人気は高まり続けています。また、インターネットとスマートフォンの普及拡大が、ソーシャルメディアの浸透を後押ししてきました。企業は製品やサービスの販売促進のほか、消費者とコミュニケーションを取るためのマーケティングツールとして、ソーシャルメディア・サイトを利用し始めています。
フェイスブックやツイッター、リンクトインは世界的な基盤を築くことに成功しましたが、各国内のソーシャルメディア・ネットワークも、ブランド認知や顧客開拓の面で大きな役割を果たし続けています。一方で資産管理業界はまだ、ソーシャル・ネットワーク上に存在することに伴う利点を全面的に活用することができていません。そのため現在、フォロワーを獲得するための革新的な方法を積極的に模索しています。資産管理マネージャー、財務顧問、ファミリーオフィスも今のところ、認識が限定的であること、データセキュリティに関する懸念があることに加え、ソーシャルメディアに関わる法的、評価面でのリスクなどが原因となり、大きな前進はみせていません。
市場調査レポート: 世界の資産管理市場におけるソーシャルメディア
2020 Foresight Report: Social Media in Wealth Management
http://www.gii.co.jp/report/time269610-foresight-report-social-media-wealth-management.html
出版日: 2013年04月20日
発行: Timetric
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