【軽井沢星野エリア】観光業と農業の人材交流の取り組みから生まれた野菜メニューの開発・提供を開始
長野県・軽井沢町にある「軽井沢星野エリア(以降、星野エリア)」(*)では、2020年6月1日より、JA佐久浅間(長野県佐久市)と共同で、人材交流の取り組みを開始しました。野菜の収穫作業が夏に向けてピークを迎える中、昨今の新型コロナウイルス感染症による影響で、外国人技能実習生が来日できず、農業の人手不足が問題となっています。そこで、JA佐久浅間に人材交流の取り組みを提案し、JA佐久浅間が農家で必要とする人材条件を受けて、星野エリアのスタッフが援農できる協力体制を整えました。あわせて、JA佐久浅間からブロッコリーやレタスなどの野菜を仕入れ、レストランでの飲食メニューとしての提供や店頭での販売を行う予定です。
*星野エリアとは、「星のや軽井沢」を含む3つの宿泊施設、「星野温泉 トンボの湯」、「村民食堂」、レストランやショップが16店舗集まる「ハルニレテラス」、さらに国設「軽井沢野鳥の森」をフィールドに自然観察ツアーを開催する「ピッキオ」などの施設がある自然の中に広がる「小さな街」です。
実施背景
新型コロナウイルス感染症による影響から、外国人材の入国制限等により外国人技能実習生が来日できず、農業の人手不足が問題となっています。これから夏にかけて野菜の収穫作業のピークが訪れるのに際して、ますます問題が深刻化するおそれがあります。そんな中、農林水産省は、農業生産の維持するため「農業労働力確保緊急支援事業」を2020年4月30日よりスタートしました。星野エリアでも、この状況化における危機回避に賛同し、協力したいという思いから、本取り組みを開始させました。
収穫した野菜をレストランのメニューとして提供
人材交流と共に進めているのが、収穫した野菜をレストランで提供することです。村民食堂では、夏の人気メニューである「シャキッとレタスのシーザーサラダ」や「まるごとブロッコリー」に使用する野菜をJA佐久浅間から直接、仕入れるように6月中目途に進めています。また、収穫した野菜を店舗の前で販売することも検討中です。レストランでの野菜メニューの提供と店舗での野菜販売を行うことで、野菜の消費量にも貢献したいと考えています。
<シャキッとレタスのシーザ―サラダ>
新鮮なレタスの証であるシャキシャキとした食感を存分に楽しんでいただけるよう、食べる直前にカットします。みずみずしいレタスを目でも楽しめるように盛り付けています。ボリューム満点の一品は、お店の人気メニューです。
<まるごとブロッコリー>
ブロッコリーをまるごと美味しく食べられるように、芯までやわらかく調理しています。ブロッコリーは、油との相性がよく、衣をつけて揚げることでより一層、旨味を感じられます。さらには、素材の良さを引き立てる熱々の和風の海老あんかけをかけることで、最後まで温かい状態で食べられる一品に仕上げました。
■村民食堂
村民食堂の店名は、作家・堀辰雄がその作品の中で軽井沢を「美しい村」と著したことに由来しています。その美しい村を訪れる人たちを、旬の食材でもてなすカジュアルな和食ダイニングです。
<最高水準のコロナ対策宣言>
星野リゾートでは、衛生管理と3密回避の対策を行っております。
関連資料:【星野リゾート】コロナ対策まとめ
軽井沢星野エリア
大正時代、文豪や芸術家が集い、コミュニティが形成されていた軽井沢星野エリア。古くから、多くの人々に愛され続けているこの場所は、現在、自然や文化を愛する人々が集う「小さな街」になりました。
所在地 :〒389-0194 長野県軽井沢町星野
電話 :0267-45-5853
アクセス:JR北陸新幹線軽井沢駅から車で約15分
URL :http://www.hoshino-area.jp