開館40周年記念特別展「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」 たばこと塩の博物館にて2018年11月3日より開催!

ウィーン万国博覧会を契機に近代化を遂げた日本の姿を伝える資料約100点を紹介

たばこと塩の博物館では、開館40周年を記念して、2018年11月3日(土・祝)から2019年1月14日(月・祝)まで、「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」展を開催します。

ウィーン万博のシンボルとなったパビリオン・ロトゥンデ 「澳国博覧会参同記要」より(東京大学経済学部資料室蔵)

明治6年(1873)にオーストリア・ウィーンで開催された万国博覧会は、近代化を目指す明治政府が国家として初めて公式に参加した万国博覧会でした。
日本の文化・技術を世界に示すとともに、欧米の技術を学ぶ機会と捉えた明治政府の博覧会への意気込みは、残されている準備段階の資料群からも感じることができます。日本からの出品物は、各種工芸品や皮革、和紙、染織、家屋の雛形、人形、生活具、農具、楽器、庭園など多岐にわたっていて、大きな反響を呼びました。また、西欧の最先端の技術を学ぶために派遣された多くの技術者は、後に様々な産業に寄与することとなりました。博覧会後の日本は、輸出産業の育成に力を注ぐとともに、国際ルールに則った特許や商標登録制度などを整備していきました。このように、ウィーン万国博覧会は、日本の産業の近代化に大きな役割を果たしました。
本展では、「ウィーン万国博覧会への参加準備のようす」「ウィーン万国博覧会での実際の展示」「ウィーン万国博覧会後に日本がどう変化していったか」の3つの時期に分けて、ウィーン万国博覧会への参加が日本にもたらしたものをご紹介します。
合わせて、日本の芸術に大きな影響を受けた世紀末ウィーンの画家グスタフ・クリムトの習作2点を特別展示します。

「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会」開催概要

名称  : 産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会
      (サンギョウノセイキノマクアケ ウィーンバンコクハクランカイ)
会期  : 2018年11月3日(土・祝)~2019年1月14日(月・祝)
主催  : たばこと塩の博物館
後援  : オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、明治150年記念事業
会場  : たばこと塩の博物館 2階特別展示室、3階コレクションギャラリー
所在地 : 東京都墨田区横川1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩8分)
電話  : 03-3622-8801
FAX   : 03-3622-8807
URL   : https://www.jti.co.jp/Culture/museum/
観覧料 : 大人・大学生 300円(150円)
      満65歳以上の方(要証明書) 150円(100円)
      小・中・高校生 100円(50円)
      ※( )内は20名以上の団体料金
開館時間: 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日 : 月曜日(ただし、12/24、1/14は開館)、
      12月25日(火)、12月29日(土)~1月3日(木)

展示の構成と作品紹介

展示関連イベント

壬申二月澳地利国博覧会出品呼びかけ  明治5年〔1872〕(渋沢史料館蔵)
「古今珍物集覧 元昌平坂聖堂ニ於て」  二代歌川国輝 明治5年〔1872〕(個人蔵)
「博覧会諸人群集之図 元昌平坂ニ於テ」  昇斎一景 明治5年〔1872〕(個人蔵)
染付御所車蒔絵大花瓶(有田ポーセリンパーク蔵)
金属製灯籠(レオポルトシュタット地区博物館蔵) (C)Sandro E. E. Zanzinger
木製人形(ウィーン大学東アジア研究所日本学科蔵)
シガーリングのコラージュによるロトゥンデ(JTIオーストリアコレクション) (C)Sandro E. E. Zanzinger
装飾メアシャムパイプ(JTIオーストリアコレクション) (C)Pedro Salvadore
装飾メアシャムパイプ(JTIオーストリアコレクション) (C)Pedro Salvadore
記念カード(レオポルトシュタット地区博物館蔵) (C)Sandro E. E. Zanzinger
澳国博覧会参同記要(東京大学経済学部資料室蔵)
旭焼 釉下彩山水図皿(東京工業大学博物館蔵)
大日本内国勧業博覧会製糸器械之図(個人蔵)
キモノを着た女 グスタフ・クリムト(個人蔵)
毛皮をまとった婦人 グスタフ・クリムト(個人蔵)
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