7月10日浅間大社拝殿で富士山開山祭ー『神道大辞典』(電子書籍)
あらゆることに所縁がある―計1700頁の大作。古典的文献、祭祀や神社の由来、用語の解説など多岐にわたり、貴重な写真や図と共に収められている!
浅間大社の開山祭
7月10日午前9時に浅間大社拝殿で、開山祭が行われます。7・8・9月の富士山山開きにあたり、安全を祈願する祭りです。浅間大社は、富士山信仰の広まりと共に全国に祀られた1300余の浅間神社の総本宮です。
日本には、富士山ほか、いろいろなご神体を祀った神社が創建されていますが、長い日本の歴史を物語るように様々な由来があります。
富士山を祀る神社
人々は祀ることで富士山の噴火を鎮めようとしました。静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社と山梨県富士吉田市にある北口本宮冨士浅間神社は、富士山の噴火を鎮めるためお祀りされた神社です。ご神体は富士山です。
富士山本宮浅間大社は朝廷はもとより、源頼朝や武田信玄など武将も信仰し、江戸時代には徳川家康が、同大社に富士山の八合目以上の所有を認めました。今も八合目から山頂まではこの大社の奥宮の境内地です。
北口本宮冨士浅間神社は、昔から富士山を拝む場所であったところに建てられました。
木花之佐久夜毘売命が、両神社の共通の御祭神です。天照大御神の孫である瓊瓊杵尊と結ばれ御子を生まれました。御名前の花とは桜を示し、咲き誇る桜のように美しい世にも稀な姫という意味です。
『神道大辞典』電子書籍で現代によみがえった名著、日本文化、神道に興味のある方へ
『神道大辞典』は、昭和12年(1937年)から15年(1940年)にかけて平凡社より出版された、神道に関する辞典(全3巻)、計1700頁の大作です。古典的文献、祭祀や神社の由来、用語の解説など多岐にわたり、貴重な写真や図と共に収められています。膨大な神道の資料をまとめるに当たって出版を危ぶまれた時期もありましたが、皇紀2600年(昭和15年)の祝典記念として出版されました。
出版にあたり昭和13年、出版当時の平凡社社長であった下中弥三郎氏は、序文「神道大辞典を世に送る」で、出版の意義を次のように述べています。
郷村には必ず神社があり、祭が行なわれている。しかし、その祭神が何であるか、その由緒は、となると、明白ではない。国民にも、精神の指導の立場にある人々にすら認識が極めて不十分である。しかし、その事実を咎める前に、外国文化の吸収に急なるがために、神道研究に関して怠ってこなかったか、を考えてみなくてはならない。仏教、キリスト教に関しては膨大に大辞典が刊行されているにも関わらず、神道に関しては、同社(平凡社)が出版した山川鵜市氏著の『神祇辞典』のみで、好著であるものの規模が小さい為、改めて大辞典を関係各位の協力を得て、出版するに至った。(内容要約)
このように神職や神道に興味のある人にとっては必携の書にもかかわらず、本書は残念ながら絶版です。そこで、桜の花出版では、この貴重な文献を、電子書籍として復刻させました。
本書デジタル版は、国立国会図書館が所蔵し、近代デジタルライブラリーとしてインターネット上に公開している資料を、元のデータの画面が歪んでいる部分は補正して見やすくし、利便性を高めるため、まとめたものです。写真や図、またルビが多いため、それを残すため、検索機能はつけず目次を付記しました。
オリジナルの紙の書籍は極めて入手困難で(ほぼ不可能)、全3巻と重量感がありますが、電子書籍化により、この名著が広く活用される機会が増え、歴史ある日本文化や神道の理解の一助になれば、幸いです。
『神道大辞典』 全三巻合本
書籍:『神道大辞典』 全三巻合本 Kindle版
出版社 : 桜の花出版
発売日 : 2016/5/20
言語 : 日本語
ページ数:1700ページ
価格:3,300円
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
桜の花出版 株式会社
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