低価格Androidスマートフォンの出荷台数は、2015年に世界で3億3,900万台へ
株式会社グローバル インフォメーションは、インスタットが発行した報告書「世界の低コストAndroidスマートフォン」の販売を開始しました。
世界の多くの地域で、通常400から500米ドル間で販売されているAndroidスマートフォンは、フィーチャーフォン(ローエンドの多機能携帯電話)を使用している、あるいは全く携帯電話を持っていない多くの消費者にとっては手の届かない存在です。
このようなスマートフォンの潜在顧客にとって、現在、選択可能な低価格(150ドル以下)のOSは一つしかなく、それがAndroidです。
当報告書では、低価格Androidスマートフォンの出荷台数は、2015年には世界中で3億4,000万台に近づくと予測しています。
「低価格Android携帯電話は、Androidプラットフォームにいくつかの分裂を生じさせるでしょう。」と、リサーチディレクターのAllen Nogeeは話します。
「低価格Androidスマートフォンのほとんどは、Android 2.2あるいは2.3を搭載して市場投入されると思われます。このバーションのメモリーと処理機能の組み合わせがちょうど適しているからです。Ice Cream Sandwich (Android 4.0)のメモリーとプロセッサーの設定は、低価格Android携帯機器にとって魅力的ではありません。」
当報告書の結果:
低価格スマートフォン部門の市場シェアを、Androidが失う可能性があります。 他のOSベンダーがこの市場をターゲットにし、競争が激化するためです。
ローエンド低価格スマートフォンは、一般的にEDGEを採用しているため、処理スピードは、600MHz、あるいはそれ以下です。10ドル以下のシングルコアEDGEチップがよく売れるでしょう。(当報告書において、低価格Androidスマートフォンとは、150ドル以下を意味しています。)
小規模の携帯電話メーカーは、特許使用料、税金等を支払わない部品メーカーから部品を購入する場合があると予想されます。
この市場の競合メーカーは、Huawei、MicroMax、Motorola、Samsung、SpiceおよびZTEです。
市場調査レポート: 世界の低コストAndroidスマートフォン
Less is More: The Worldwide Emergence of Low-Cost Android Smartphones
http://www.gii.co.jp/report/cg219395-less-more-worldwide-emergence-low-cost-android.html
出版日 2011年10月
発行: In-Stat
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