政府のエネルギー効率支援策がアジア太平洋地域における最新式メータリング設備(AMI)市場成長を牽引
株式会社グローバル インフォメーションは、フロストアンドサリバンが発行した報告書「Asia Pacific AMI Market Update (アジア太平洋地域のAMI市場の最新動向)」の販売を開始しました。
政府による強力な規制、ユーティリティ企業に対する経営効率改善要求、需要サイドの参加、およびエネルギー安全保障に対する緊急な取り組みの必要性、これらが最新式メータリング設備(AMI)市場の成長をけん引している主要な要因です。アジア太平洋地域においては、持続可能な発電設備と効率的なエネルギー使用が政府により奨励され、今後6-8年間においてAMI市場は成長を維持する見通しです。
スマートメーターへの需要は、AMI市場の成長に大きな影響を与えると推測されます。ホームエリアアネットワーク(HAN)技術の需要は、今後5年間急増し、アジア太平洋地域の多くの国々がスマートメーターを設置する予定です。
フロストアンドサリバンの当報告書では、AMI市場の市場規模は、2010年には6億4,900万米ドルでしたが、2018年には34億5,400万米ドルに達すると予測しています。
「消費者にとってはHANをインターフェースとすればユーティリティの負荷制御や階層別料金へのアクセスが可能になります。リアルタイムにエネルギー消費情報にアクセスすることにより、ピーク時の使用量を削減し、エネルギー利用コストを最小限に抑えることができます。」と、フロストアンドサリバンのアナリスト、Sara Elisyaは話します。「一方、ユーティリティ企業にとっては、一般家庭の様々な電化製品やデバイスからデータを集めることにより差別化したサービスの提供や、請求ミス防止やコスト削減が可能となります。」
AMI市場は、安定的に成長をしていますが、不透明な側面もあります。AMI技術が急速に進化しているがゆえに惹起される課題がユーティリティ企業を苦しめています。ユーティリティ企業は導入したそばから時代遅れになりそうな技術に投資を行うことには消極的です。経年劣化したグリッドインフラをアップグレードする価値を見極めつつも、最新技術に遅れをとらないようバランスをとる必要があるのです。
アジア太平洋地域のAMI市場の最新動向
Asia Pacific AMI Market Update
http://www.gii.co.jp/report/fs214080-asia-pacific-ami-market-update.html
出版日 2011年09月
発行: フロスト・アンド・サリバン
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