【名城大学】学生ハッカソンイベント「HACK U 名城大学2024」 最終発表会を開催
学部・学年の枠を超えた16チームの79人が参加 1カ月で斬新なプロダクトを開発
本学の学生らが限られた期間内でサービスや製品を企画、開発して発表する学生ハッカソンイベント「HACK U 名城大学2024」の最終発表会が12月21日、天白キャンパス研究実験棟Ⅲのイノベーションハブで開催されました。7回目の今回は「無駄から始まるイノベーション」をテーマに、参加した学生たちが斬新でユニークな発想で創りあげたプロダクトを次々とプレゼンテーションしました。
今回で7回目の開催 テーマは「無駄から始まるイノベーション」
LINEヤフー株式会社が主催し、本学が共催する「HACK U 名城大学2024」は、LINEヤフーの社員のサポートを受けながら、学部や学年の枠を超えたチームがプロダクトを開発するイベントで、ものづくりを楽しみながらクリエイターになるきっかけを体感できるプログラムです。本学が指定管理法人を務める愛知総合工科高等学校専攻科の学生も含め、16チーム79人が参加し、11月25日からの約1カ月間の開発期間を経て発表会を迎えました。
最終発表会では、審査員の小原章裕学長と社会連携センター長で経営学部の田中武憲教授、情報工学部の旭健作准教授、LINEヤフーの木村信裕さんと池田武史さんを前に、各チームが3分の制限時間内でプレゼン。学内での落とし物をAIでどこにあるかを予測でき、落とし物一覧も確認できるアプリや、カップ麺ができあがるまでの3分間をクイズなどで楽しむアプリ、昼食に迷った時にキャラクターによるレースで料理のジャンルを決めるツールなどを次々と発表しました。
各チームはプレゼンで、今回のテーマである「無駄」に対して「無駄を省く」や「無駄を楽しむ」などそれぞれの視点で、無駄に感じたこととその時間などを有効に活用するサービスの機能、活用した技術仕様や今後の課題・展開などをコンパクトに紹介しました。さらに、その後の展示会では、各チームのテーブルを回る審査員や他チームの学生、LINEヤフーの社員らに、実際にアプリを起動して説明したり、試行錯誤した点や機能の特徴などの質問に答えたりしていました。
最優秀賞は「VRプレゼンシミュレーター」を開発した「META-メタモルフォーゼ」
審査の結果、仮想空間で観客や会場などの環境を再現してどこでもプレゼンテーションを練習・体験でき、録画や再生の機能も盛り込んで話し方の改善などもできる「VRプレゼンシミュレーター」を開発したチーム「META-メタモルフォーゼ」が最優秀賞に選ばれました。最後の総評で、旭准教授は「期待を超えるハックが見られて満足です。これまでに比べて今回は、どのチームも完成度が高く、デザインやクオリティーも高かった」と振り返っていました。
参加者投票で最も票を獲得した作品に贈られる「Happy Hacking賞」などその他の入賞チームとプロダクトの内容は次の通り。