脱炭素の面から問われる産廃処理業界の課題/多様な導入方法で対策 廃棄物処分場からの太陽光発電設置のお問い合わせが昨対比3倍
自家消費型太陽光発電システムの提案、工事を行っている株式会社サンエー(本社所在地:神奈川県横須賀市、代表取締役:庵崎 栄)では、廃棄物処分場からの太陽光や蓄電池等の再エネ設備導入に関するお問い合わせが昨年度比3倍に急増しています。特に、産業廃棄物業界は脱炭素という観点から、廃棄物の処理に関して、二酸化炭素の排出量が環境省等からしばしば指摘されており、その排出量をどう相殺させるかということが業界全体にわたって一つの課題となっています。
産業廃棄物処理業者の課題
産業廃棄物処理業者には、破砕機などの廃棄物処理機械の消費電力が高いことから、自社で発電機を所有しているケースが多いようです。当社のお客様には経費を削減する目的で発電機を導入したものの、昨今の燃料費の上昇具合から経費を削減するどころか、結果的に発電機に使用する燃料費高騰が重なって本末転倒となってしまっているような状況が多く見受けられます。また、自家発電では二酸化炭素の排出量を減少させるという問題の解決にはつながりません。そのため、太陽光発電システムを始めとした再エネ設備の導入が急がれています。
参考資料: https://drive.google.com/file/d/1xF2GLRF6QQP7iViGF22Ygk5UPPUWdAUx/view?usp=sharing (東京都中間処理業CO2排出資料 P.3-4)
参考資料: https://drive.google.com/file/d/1leQJdxW7vFPYurd6Nc3EdmlXOpfjLj8Z/view?usp=sharing (経済産業省-温室効果ガス排出の現状等 P.18)
電気代高騰対策と脱炭素化が同時に出来る自家消費型太陽光発電システム
そんな中、株式会社サンエーには産業廃棄物処理業から自家消費型太陽光発電システムのお問い合わせが急増しており、昨対比3倍となっています。電気代削減と脱炭素対策が両方できるとして、導入を急ぐ産業廃棄物処理業の企業からのお問い合わせが増えています。廃棄物焼却や処理機を動かす際の電力によるCO2の排出対策、使用する電力や燃料高騰対策の両方を自家消費型太陽光発電システムで行えるという特色があります。
たとえ屋根が設置不可でも諦めない 再エネ設備の施工方法の多様化
現状、廃棄物処理場は古くからあるものが多く、老朽化が進んでおり、屋根が太陽光パネルの強度に耐えられないことから設置を断念するというケースが多いです。しかしながら、当社は工場の屋根以外にも「ソーラーカーポート」と呼ばれるカーポートの上に太陽光パネルを設置するという施工も行っています。これにより、社内や工場内の駐車場を有効活用することができます。また、同様に屋根の上に設置するのではなく野立てのような形で敷地内に太陽光を導入することで工場の敷地を「緑地化」することができ環境保護のほかにも遮熱や保温による省エネ効果、企業のイメージアップなどのメリットを生むことが期待できます。また、屋根の強度に関連する点では、産業廃棄物処理所だけでなく、昨年は養鶏場を経営しているお客様からも多数お問い合わせをいただきました。養鶏場自体の屋根は老朽化の関係で太陽光を載せるだけの耐久性がなく、屋根に設置することは断念したものの、敷地の上に野立ての太陽光を導入することができたという事例もあります。「屋根への設置ができないことが分かり、太陽光の導入を見送ろうとしていたが、使い道が限定的だった敷地を思わぬかたちで有効活用することができて大変満足した。」というお声もいただきました。
参考資料: https://drive.google.com/file/d/1Azedff-oh7V1XpqzR0L5jGPWymYJmwjB/view?usp=sharing (経済産業省-工場立地法の概要 P.1)
今後の展開
世間に求められる経営方針として、「脱炭素経営」というのは今後ますます欠かせない要素になってくることが予想されます。再エネ設備の導入を、屋根の向きや強度で一度断念した方にも、当社は「ソーラーカーポート」や「ソーラーシェアリング」等幅広い施工方法を提案させて頂きます。今後、住宅には0円ソーラー『スカエネ』を広げ、企業には自家消費型太陽光発電システムの自己所有・リース・PPAの普及で電気代削減に努めていきます。
会社概要
名称 : 株式会社サンエー
所在地 : 神奈川県横須賀市三春町4-1-10
代表 : 代表取締役 庵崎 栄
設立日 : 1994年5月
事業内容: 太陽光発電システム施工事業
URL : https://sanei-e.com/