<世界初>桃谷順天館×オーミケンシ 悪玉菌を抑え美肌菌の割合を増やす繊維を共同開発
~スキンフローラをデザイン(※1)し、「潤う美肌」へ導く~
創業から132年、美と健康を追求しつづけてきた株式会社桃谷順天館(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:桃谷 誠一郎)は、創業100年の繊維メーカー オーミケンシ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:石原 美秀)と、悪玉菌を抑え、美肌菌(善玉菌)の割合を増やす繊維を共同開発。当社独自の美肌成分「フローラコントローラーFC161」の繊維練り込みは今までに無く(※2)、肌トラブルのない美しく潤いのある肌へ導いてくれます。
※1 スキンフローラをデザイン:悪玉菌と美肌菌(善玉菌)のバランスを整える
※2 当社調べ
美肌菌(開発した繊維により増やすことができる)※画像提供:大阪産業技術研究所・永尾 寿浩博士
●スキンフローラとは?
“フローラ”といえば腸内フローラに代表される“細菌叢”を言い、健康や美容面で大きな注目をあびております。実は、肌にもフローラは存在しており、200種以上の皮膚常在菌が存在します。皮膚常在菌は、肌細胞と相互に作用し、美肌菌(善玉菌)や悪玉菌、日和見菌(条件によって悪にも善にもなり得る)から成り立ち、互いにバランスを保ちながら存在しています。この皮膚常在菌叢をスキンフローラといい、肌のコンディションと密接な関わりを持ちます。このバランスが悪玉優位に崩れると皮膚トラブルの原因になり、アトピー性皮膚炎の患者はスキンフローラのバランスが崩れていることが近年明らかになってきました。
●スキンフローラをデザインする成分「フローラコントローラーFC161」を繊維へ
悪玉菌を抑え、美肌菌(善玉菌)の割合を増やす、当社独自の美肌成分「フローラコントローラーFC161」を開発。また、繊維の風合い保持の面から、高配合で繊維に付与することが不向きとされていましたが、共同研究によりこの度繊維へ練り込むことに成功いたしました。(特許出願中)
スキンフローラをデザインする技術を提供し、肌本来の力を高め、健康的な美肌づくりを、新しい美容の切り口からサポートいたします。
●美肌菌(善玉菌)を増やし、悪玉菌を抑え、スキンフローラをデザインすることが大切
皮膚常在菌叢(スキンフローラ)の代表として、アクネ菌、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌などが挙げられ、これらのスキンフローラがバランスを保ちながら肌上に存在しています。
表皮ブドウ球菌(善玉菌=美肌菌代表)
肌に潤いを与える/バリア機能を高める→肌に重要な役割!
黄色ブドウ球菌(悪玉菌代表)
ニキビの原因となる/肌荒れの原因となる→皮膚トラブルの原因に!
これまで、肌の美しさのためには殺菌など「菌を排除すること」が良いことだと考えられてきました。
しかし、全ての菌を排除することは、美肌菌(善玉菌)をも排除することになります。そこで、当社は菌との「共存」が重要であると考え、スキンフローラをデザインする研究を進めてきました。近年の美肌研究では、スキンフローラの中でも美肌菌(善玉菌)を増やしシワやくすみの原因となる乾燥を防ぎ、日和見菌や悪玉菌をコントロールすることで肌荒れやニキビを抑えることができると分かりました。
●実験結果
美肌菌(善玉菌)と悪玉菌のバランス試験
「フローラコントローラーFC161」有効成分を練り込んだ布と、練り込んでいない布に対し、美肌菌(善玉菌)と悪玉菌のバランス評価試験を実施。表皮ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌を布にそれぞれ接種し、18時間後の菌の存在比を比較したところ黄色ブドウ球菌が10.1%であったのに対し、美肌菌(善玉菌)である表皮ブドウ球菌は89.9%と優位になりました。
抗菌力試験結果(18h後)
FC161 無配合:悪玉菌41.1%
美肌菌58.9%
FC161 配合 :悪玉菌10.1%
美肌菌89.9%
※FC161=フローラコントローラーFC161
FC161 無配合
FC161が無配合であると、美肌菌(善玉菌)と悪玉菌のバランスでは、悪玉菌が優位に立つ。写真に見える粒は黄色ブドウ球菌。
FC161 配合
FC161が配合されていることでバランスが変化。美肌菌(善玉菌)が優位に立ち、悪玉菌が抑えられている。決して悪玉菌が無くなった訳ではなくバランスが変化することで、美肌菌が活発になる。
潤い効果試験
「フローラコントローラーFC161」有効成分を練り込んだ布と、練り込んでいない布を肌に貼付し、4時間後、肌の水分量を検証。有効成分を練り込んだ布を貼付した肌は、そうでないものに比べ、水分量が約1.4倍となりました。(温度と湿度を一定に保つことのできる「恒温恒湿室」にて実験を実施)
●今後の展開
スキンフローラをデザインするこの繊維は、肌着、マスク、寝巻、洋服等…肌トラブルがなく潤いのある美しい肌へ導く、あらゆる製品になり得ます。
今後、肌に触れるものをはじめとし、様々な製品展開が期待できます。
展開イメージ
●オーミケンシ株式会社
1917年創業、今年100周年を迎えた歴史ある繊維の総合メーカー。
レーヨン綿から各種紡績糸、ニット生地、織物、不織布、そして最終製品に至るまで幅広く事業展開しています。
また、不動産賃貸事業、FAソフト開発、住宅建設、園芸事業、基礎化粧品の販売まで事業の多角化にも積極的に取組んでいます。
本社所在地:大阪市中央区瓦町2-5-14
代表者 :代表取締役社長 石原 美秀
設立 :1917(大正6)年8月13日
資本金 :32億5百万円
本社ビル : https://www.atpress.ne.jp/releases/144932/img_144932_5.jpg
工場 紡糸工程 : https://www.atpress.ne.jp/releases/144932/img_144932_6.jpg
工場 ワタ乾燥工程: https://www.atpress.ne.jp/releases/144932/img_144932_7.jpg
加古川工場 : https://www.atpress.ne.jp/releases/144932/img_144932_8.jpg
https://www.atpress.ne.jp/releases/144932/img_144932_9.jpg
●会社概要
桃谷順天館グループは、1885年(明治18年)に創業してから美と健康を追求してきました。「Thinking Forward for Beauty ~美しさの未来を夢見て~」をグループスローガンに掲げ、4社からなるグループ経営を行っています。「こころ彩る美肌創りを通じて人々の幸せに貢献します」を企業理念とし、永い歴史とともに培った技術力と品質力をさらに進化させ、国内外で包括的に『美』を提供する企業グループを目指し、企業活動を続けています。