MKI、英Arm社の「Arm Treasure Data eCDP」を活用した 保険業界向けカスタマーエンゲージメントソリューションの開発を開始

三井情報株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：小日山 功、以下 MKI）は、英Arm（本社：英国ケンブリッジ、以下Arm）と共に、同社のエンタープライズ・カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」を活用し、個々の顧客に紐付くデータを統合・分析し、その顧客に最適化された提案を導き出す保険業界向けのカスタマーエンゲージメントソリューションの開発を開始しました。2019年3月末までのPoC※1開始を目指します。

ソリューション概要

オムニチャネルが浸透し企業と顧客の接点が増加する中、カスタマーエンゲージメントにおける企業の関心はチャネルの多様化そのものから、顧客理解を深化し、個々の顧客接点を最適化させることへと広がっています。

「Arm Treasure Data eCDP」は企業の保有するデータやオンライン上の行動データ、サードパーティーが提供するデータなど幅広いデータソースから特定の個人を軸にデータを収集・統合するエンタープライズ・カスタマーデータプラットフォームで、精緻な顧客プロファイルの作成が可能です。更に過去のデータを機械学習し生成した予測モデルを元に、今後コンバージョン※2の可能性がある顧客を自動的に予測する「予測リードスコアリング機能」を備えており、データ収集から見込顧客の予測までを自動化することが可能です。

今回MKIとArmは、長年保険会社向けにコンタクトセンターソリューションを提供してきたMKIの知見を活かし、「Arm Treasure Data eCDP」を使った保険会社のカスタマーエンゲージメント強化に繋がるソリューションの開発を目指します。具体的にはコンタクトセンターに連絡してきた顧客について、家や車の購入予定、子供の誕生などのライフステージを可視化し、その顧客に最適化されたプロモーションやキャンペーン等の情報をコンタクトセンターで対応するオペレータのモニタに瞬時に表示するソリューションで、オペレータはその情報に基づき提案を行うことで、カスタマーエクスペリエンスの向上を実現します。

様々なチャネルからデータの収集が可能になった今、MKIは必要なデータを効果的に連携させ顧客理解を深化させる新しいソリューションの開発を通し、カスタマーエンゲージメントの強化支援を目指します。

今回の発表に際し、Arm IoTサービスグループ データビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーの芳川 祐誠氏よりエンドースメントをいただいています。

「MKIによる、このたびの保険業界向けカスタマーエンゲージメントソリューション開発に関する発表を歓迎いたします。Armは、カスタマーデータプラットフォーム『Arm Treasure Data eCDP』の提供を通じて、さまざまな業種における顧客ロイヤリティの向上やデジタルによるビジネス革新を支援してまいりました。MKIが保険会社向けコンタクトセンターソリューションの提供を通じて長年にわたり蓄積してきたノウハウと、『Arm Treasure Data eCDP』が組み合わされることで、保険業界のお客様が個々の顧客をより深く理解し、最適な顧客体験を提供できるソリューションを実現できるものと確信しております。」

Arm
IoTサービスグループ データビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー
芳川 祐誠

※1　PoC（Proof of Concept）とは、実証実験のことを指します。
※2　コンバージョンとは、Webサイト上で獲得できる最終的な成果のことで、商品購入や会員登録などにあたります。

三井情報株式会社（MKI）は、ミッションクリティカルな基幹システムを中心としたSoR（＝Systems of Record）とお客様の事業部門と最終消費者との関係強化やビジネスプロセスの革新を実現するSoE（＝Systems of Engagement）の両面からお客様の課題解決や事業創造を支援しています。半世紀に渡り培った技術や知見の結実である「KNOWLEDGE」を活かし、お客様と共に価値を創造する「価値創造企業」としてMKIは絶え間ない挑戦を続けていきます。
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