DDN、従来の2倍のスループットを実現する 最新の次世代ストレージプラットフォームを発表
システム性能を倍増させ、業界最高レベルの効率性を実現し、 HPCおよびAIアプリケーションアクセラレーションに新たな基準を設定
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ロベルト・トリンドル、以下 DDN)は本日、高性能・高並列性の次世代ストレージプラットフォームDDN ES400NVX2/ES200NVX2およびDDN AI400X2を発表しました。
DDNは、昨今ますますデータ量が増大するスーパーコンピューターや自然言語処理、アナリティクス、製造自動化を例とするAIアプリケーションの厳しいワークロードを、本番環境に導入する際に企業が直面する多くの課題を解消するためにこれらのプラットフォームを開発しました。市場に存在する多くのストレージインフラストラクチャー製品は、アプリケーションが必要とする拡大し続けるデータ量を最適に処理するようには設計されておらず、リアルタイム処理と洞察を得るために十分な速度でデータを提供できるように最適化する必要があります。そのような課題を解決するインフラストラクチャー製品として、DDNは従来製品よりも高いパフォーマンスとスケーラビリティに加えて、使いやすさ、セキュリティ、強力なデータ管理機能を兼ね備えたプラットフォームを展開していきます。
今回発表した製品は下記の通りです。
DDN EXAScaler搭載DDN ES400NVX2/ES200NVX2アプライアンス
● DDNの高速ストレージポートフォリオの基盤となるStorage Fusion Architecture(SFA)システムに、DDN SFA(R)400NVX2およびDDN SFA(R)200NVX2を追加し、提供開始を発表しました。Lustre並列ファイルシステムをベースとしたDDN EXAScalerと組み合わせたDDN ES400NVX2とDDN ES200NVX2アプライアンスも同時に販売を開始します。
スピード、効率性、インテリジェンスを担保しAI環境に最適なDDN AI400X2アプライアンス
● DDN ES400NVX2をベースとしたエンタープライズAI導入用のDDN AI400X2アプライアンスの提供も開始します。
今回販売を開始したDDNアプライアンスの上位機種であるES400NVX2とAI400X2は、業界で最も効率的なパフォーマンスを実現するスケールアウト型のオールフラッシュ構成で、2U(2ラックユニット)筐体のアプライアンスあたり最大90GB/s以上のスループットと300万IOPSを提供します。また、ハイブリッド構成をサポートし、DDNの90ベイ・ドライブ・エンクロージャーを接続した構成で、6.4PBの超高密度容量をラック半分の設置面積で供給でき、従来モデルの2倍のスループットを実現します。
最新のDDN EXAScaler6ホットプール機能は、NVMeとHDDの容量管理を自動化し、複雑な管理作業を簡素化します。ホットプールは、フラッシュ層とディスク層の間でデータを透過的に移行させることで、パフォーマンスと管理コストの両方を最適化し、プライマリデータとセカンダリデータを管理するための別のシステムやネームスペースが不要になります。ホットデータはフラッシュから、キャッシュされていないデータはディスクから直接供給され、エンドユーザーにとって完全に透過的にデータを提供します。これにより、ITユーザーは反復的な管理作業ではなく、ダイナミックなデータサービスの提供に集中することができ、より効率的に作業に注力することが可能となります。
DDNの製品担当シニア・バイス・プレジデント、James Coomerは次のように述べています。
「DDNは、世界最大の公共HPCシステムである理化学研究所の「富岳」( https://ddn.co.jp/media/2020/11/17/240 )や、世界最大の商用AIシステムでありTop500の6位にランキングするスーパーコンピューターである「NVIDIA Selene」など、世界のトップスーパーコンピューターの3分の2以上にストレージソリューションを供給しており、お客様がスケーラビリティを損なうことなく複雑さを排除しながらデータの価値を最大限に引き出すことができるよう日々製品開発を進めています。今回発表となった製品群は、自律的な運用を用いてパワフルなインフラを構築しながら、管理者のオーバーヘッドを大幅に削減し、あらゆるワークロードにシステムを最適化することを可能とし、お客様がハイパフォーマンスコンピューティング、AIなどのプロジェクトから最大限の成果を得られるような柔軟なソリューションを提供できると確信しています。」
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンについて
データダイレクト・ネットワークス(英語表記 DataDirect Networks、以下 DDN)は、インテリジェント・インフラトラクチャを実現する人工知能(AI)とデータ管理ソフトウェアおよびハードウェア・ソリューションのグローバルリーダーとして、データ集約型のグローバル企業のビジネス課題を解決します。DDNは、過去20年以上にわたり10,000社以上の企業、政府機関、公共部門の顧客に選ばれるデータ管理プロバイダーとしての地位をグローバルに確立してきました。DDNのエンタープライズ向けソリューションである、IntelliFlash、Nexenta、及びVMstoreを提供するTintriはDDNの子会社です。インテリジェント・インフラストラクチャーのイノベーションによって、オンプレミスおよびマルチクラウド環境のシンプルさ、効率性、俊敏性を実現し、企業顧客に高いユーザー体験を提供しています。
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンはDDNの日本法人・100%子会社として2008年に設立され、AI/ビッグデータの分野に最適化された製品を日本市場で展開しています。
詳細については、 https://ddn.co.jp/ をご覧ください。
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