日本オラクル、戦略的コスト管理を支援する新しいインメモリ・アプリケーション「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」を提供開始

日本オラクル株式会社（本社：東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者：デレク・エイチ・ウイリアムズ）は、「Oracle E-Business Suite」に対応したプロセス製造業におけるコスト管理の高度化を支援する新しい分析用インメモリ・アプリケーション「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」を本日より提供開始することを発表します。

「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」は、天然資源・素材、化学品、医薬・化粧品、食品・飲料、消費財などのプロセス産業の企業において、より戦略的なコスト管理を支援する分析用インメモリ・アプリケーションです。また、同製品は「Oracle E-Business Suite」のコスト管理アプリケーションと組み合わせた活用が可能で、企業や組織における収益の最大化と利益の拡大、運用コストと運転資金の最適化に貢献します。

製造業では、グローバル化の加速にともない、サプライチェーン全体に渡るさまざまな製造コストの増加とそれによる多くの課題に直面しています。その課題解決のひとつとして、製造コストに関する利益率を正確に算出・分析して利益を最大化するための迅速な意思決定が求められています。「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」を活用することで、膨大化するグローバル・サプライチェーン全体に関わる製造コストの情報をもとにした高速な原価計算処理を実現するとともに、製造、調達、財務等の業務担当者における原価計算情報の迅速な可視化とリアルタイムな意思決定を行うことが可能になります。

「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」は、意思決定に必要な情報を業務ユーザーにリアルタイムに提供するための3つの機能、コストの影響を分析する「Cost Impact Simulator」、売上総利益を分析する「Gross Profit Analyzer」とコストの比較を行う「Cost Comparison Tool」で構成されています。
-「Cost Impact Simulator」：複雑な数式や計算方法を活用した製造コストのタイムリーな可視化を実現します。また、将来予測シミュレーションや複数シナリオを加味したWhat-If分析も可能です。
-「Gross Profit Analyzer」：複雑な数式や計算方法を活用した売上・収益、およびコストを加味した利益のタイムリーな可視化を実現します。また、需要予測や未出荷受注の情報も含めた将来の利益率への影響も評価します。
-「Cost Comparison Tool」：複数の製造拠点や複数のグループ会社をまたがるような複雑なコスト構造を持つ製品の原価の可視化・分析を迅速に行います。コスト削減状況、およびそれにともなうコスト構造全体に対する影響を把握することが可能です。

「Oracle In-Memory Cost Management for Process Industries」は、データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine」、高速エンジニアド・システム「Oracle SuperCluster」と分析マシン「Oracle Exalytics」を基盤に最適稼働するよう設計されています。これにより、大規模で複雑なデータをアプリケーションやインメモリ・アプリケーションでリアルタイムに処理し、優れたパフォーマンスを発揮します。

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社　広報室　石川
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