立命館とatama plus「新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会」AI 学習システムを活用した新AO 入試を2023 年度入試より開始

~全国初!受験前に効果的・実質的に基礎学力を修得するUNITE Program 導入~

立命館大学などを運営する学校法人立命館(京都市中京区、理事長 森島 朋三、以下立命館)とatama plus 株式会社(東京都港区、代表取締役CEO 稲田 大輔、以下atama plus)は、本日、2020 年12 月に設立した「新しい高大接続と入試の在り方を考える共同研究会」(以下研究会)の報告会見を実施しました。その中で学校法人立命館は、 2023 年度入試(2023 年4 月入学)より立命館大学で開始する、AI 学習システムを活用した総合型選抜(AO 選抜入学試験)の概要を発表いたしました。各学部での学びにおいて特に重要な単元を指定し学修することを出願要件に取り入れた入試、また、AI 学習システム「atama+(アタマプラス)」を活用した入試は全国初です。

■導入の背景

現在、世界はAI 時代に突入し、STEAM 教育が重視され、日本でも、GIGA スクール構想、共通テストの出題科目への「情報」新設、教育現場のDX 化、ICT 教育などが推進されています。また、オンライン学習やIB、海外で学ぶ生徒など、学習指導要領に捉われず、多様な教育課程で学ぶ生徒が増加しており、このような生徒に対して、大学はさらに門戸を広げていくことが求められています。このような社会背景の中、立命館大学は、高校レベルで学習する科目の総合的な基礎学力を前提としつつ、大学での学びで特に重要な基礎学力は科目レベル(例:数学I、数学A 等)ではなく、単元レベル(例:二次関数、確率等)で、学部学科ごとに異なることに着目しました。そして、その重要な単元の学力を確認しつつ、アドミッションポリシー・入試企画として受験生に向けて発信する方法を模索していました。今回、AI 学習システムatama+を活用することで、受験生ごとに異なる学習歴があっても確実に各単元を修得することができ、かつ大学側も単元レベルでの修得有無を確認することができるようになりました。受験生にとっては、高校までの学習が入試のためだけでなく、大学入学後の学びにどうつながるのか具体的にイメージを持ってもらうことが可能となります。

■入試内容

本入試は、立命館大学とatama plus が提供する「学部指定単元AI 学習プログラム(通称:UNITE Program ※PDF参照)」で、受験生がatama+を活用し、各学部が指定する教科の単元を学習・修得することが、出願要件のひとつとなります。atama+は、AI が一人ひとりの習熟度を分析し、個別最適化した学習を提供するシステムです。これにより、受験生は効果的かつ実質的に基礎学力を修得し、入学後の大学での学びへスムーズに適応することができます。
今年度のUNITE Program で対象となる教科は「数学」で、学部の専門分野を学習するために、数学的素養が非常に重要となる、経済学部・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部(いずれも、立命館大学びわこ・くさつキャンパス、滋賀県草津市)で導入します。また、合格者を対象に、atama+を活用した入学前教育を実施します。本学で実施する多様な入試方式の中でも、特にこの入試は、学部での学びでリーダーシップを発揮する、数学的素養、データリテラシーを持つ(持つ意欲のある)学生の入学を求めます。

■今後の取り組み

今後は、立命館大学他方式や他学部への展開、数学以外の教科の導入などを推進します。また、学部ごとに指定した単元の学習・修得を重視する入試の仕組みを、新たな大学入試のスタイルとして確立することを目指します(現在特許出願中)。さらに、本入試の仕組みの利用を希望する大学を対象とした共同研究コンソーシアムを設立します。目まぐるしく変化する社会や教育情勢のなかで、多様なカリキュラムで学んだ生徒や、確かな基礎学力と高い学習意欲を持った生徒を受け入れ、大学でより高度な学びに変え、社会に新たな価値を創出する人材を育成することを目指してまいります。


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