<ドラッグストア2019年11月のインバウンド消費調査> 売上個数1位は5ヶ月連続で「DHC 薬用リップクリーム」 ~1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は、 前年同月比16%減少~
データマーケティングの株式会社True Data (トゥルーデータ/本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之) は、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年11月のインバウンド消費動向調査を発表します。
当社の調査によると、ドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は、前年同月比16.2%減少でした。1店舗あたりの購買件数が前年同月比15.0%減少したことが影響しました。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、11月の訪日外国人数は韓国市場減速の影響で前年同月比0.4%減少し、2か月連続で前年同月を下回っています。ドラッグストアのインバウンド購買単価も前年同月比1.5%減少でしたが、インバウンド消費の購買単価は国内消費と比べ約9倍高く、インバウンド消費はドラッグストアにおいて依然重要な要素であると言えます。
インバウンド消費売上個数ランキングTOP30内では化粧品が最も多く14商品ランクインし、続いてOTC医薬品が9商品、菓子類が6商品入りました。第1位の「DHC 薬用リップクリーム」は7月から5か月連続で首位を獲得し、インバウンド消費における定番人気商品の座を盤石にしているようです。
「DHC 薬用リップクリーム」が5か月連続1位
11月のインバウンド消費売上個数ランキングTOP30の1位は、5か月連続でオリーブバージンオイルを配合した「DHC 薬用リップクリーム」でした。以前にも2017年11月から4か月連続で1位を記録したこともあるインバウンド購買の人気商品の一つです。国内消費でリップクリームは肌の乾燥が気になる秋冬に需要が高まる傾向があることから、連続1位の記録をどこまで伸ばすか注目されます。
TOP10常連の「DHC 薬用リップクリーム」
<全国>2019年11月インバウンド消費売上個数ランキングTOP30
順位 前月順位 カテゴリ・商品
1位 1位→ リップクリーム
<DHC>DHC 薬用リップクリーム 1.5g
2位 2位→ フェイスクリーム
<花王>キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム 40g
3位 3位→ キャンディ・キャラメル
<江崎グリコ>ポップキャン 1本
4位 8位↑ 水産珍味
<扇屋食品>チーズおやつ 1本
5位 6位↑ 鎮咳去たん薬
<龍角散>龍角散ダイレクト スティック ピーチ 16包
6位 7位↑ 目薬
<参天製薬>サンテFX ネオ 12ml
7位 10位↑ マスク
<アラクス>PITTA MASK GRAY 3枚
8位 15位↑ 洗顔料
<資生堂>専科 パーフェクトホイップn 120g
9位 11位↑ チョコレート
<不二家>アンパンマン ペロペロチョコ 1本
10位 9位↓ 洗顔料
<花王>キュレル 泡洗顔料 詰替 130ml
11位 12位↑ 鎮咳去たん薬
<龍角散>龍角散ダイレクト スティック ミント 16包
12位 5位↓ パック
<バンダイ>オスカル&ロザリー ラ モリエール密着マスク 1枚
13位 16位↑ かぜ薬
<大正製薬>パブロンゴールドA 微粒 44包
14位 圏外↑ 洗顔料
<花王>キュレル 泡洗顔料 150ml
15位 14位↓ キャンディ・キャラメル
<不二家>アンパンマン ペロペロキャンディ 1本
16位 4位↓ パック
<pdc>ワフードメイド 酒粕パック 170g
17位 13位↓ パック
<石澤研究所>毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク 10枚
18位 18位→ 外用鎮痛・消炎薬(貼付・塗布薬)
<ニチバン>ロイヒつぼ膏 RT156 156枚
19位 23位↑ ハンドクリーム
<資生堂>ハンドクリーム 薬用 モアディープ 100g
20位 20位→ パック
<クラシエホームプロダクツ>肌美精 超浸透3Dマスク エイジングケア保湿 4枚
21位 19位↓ 外用鎮痛・消炎薬(貼付・塗布薬)
<久光製薬>サロンパスAe 140枚
22位 22位→ 外用殺菌消毒薬
<小林製薬>サカムケア 10g
23位 21位↓ パック
<ウテナ>プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク ヒアルロン酸 33g×3枚
24位 27位↑ 外用鎮痛・消炎薬(貼付・塗布薬)
<ニチバン>ロイヒつぼ膏 RT78 78枚
25位 25位→ 畜産珍味
<ヤガイ>おやつカルパス 3g
26位 17位↓ パック
<バンダイ>クレアボーテ アントワネット 密着マスク 1枚
27位 24位↓ UVケア
<資生堂>アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 60ml
28位 圏外↑ キャンディ・キャラメル
<龍角散>龍角散ののどすっきり飴 100g
29位 29位→ ハンドクリーム
<資生堂>ハンドクリーム 薬用 モアディープ 30g
30位 30位→ 解熱鎮痛薬
<エスエス製薬>イブクイック頭痛薬 40錠
売上個数ランキング
当調査におけるインバウンド消費の定義
全国のドラッグストアにおける店舗情報をベースに、「免税店登録店舗」「外国人観光客が多く集まる観光エリア」など複数の条件から「インバウンド店舗」を設計しています。その「インバウンド店舗」の購買情報をもとに、「1レシートあたりの購入金額が5,000円以上(免税対象)」の購入といった条件によってインバウンド消費を特定し、分析を実施しています。
インバウンド消費 実売動向レポートについて
データマーケティングの株式会社True Dataが毎月月末に発行しているレポート。2016年6月に発売しました。2019年11月のデータを掲載した「インバウンド消費 実売動向レポート vol.44」は、下記ホームページより、レポートの一部を無料でダウンロードいただけます。
https://www.truedata.co.jp/inbound/
価格:年間購読版 月額83,000円(税別)
インバウンドレポート12月号
会社概要
社名 : 株式会社True Data (トゥルーデータ)
代表者: 代表取締役社長 米倉 裕之
所在地: 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル 4階
設立 : 2000年10月10日
資本金: 11億6051万円
URL : https://www.truedata.co.jp/
~事業内容~
- スーパーマーケット、ドラッグストア等の小売業へのPOS/ID-POS分析システム、データマーケティングによるプロモーション・CRM支援やデータ活用の教育支援などの提供、コンサルティングサービスの提供
- マーケティングパネルデータ(全国購買データベース「True Data」※)を活用したクラウド型製品とサービスの提供
※「True Data」とは
株式会社True Dataが設計、運用する、全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどの消費者購買情報を統計化した標準データベース。全国延べ5,000万人規模の購買情報から構成され、性別、年代情報をカバーしています。
株式会社True Dataは、APAC(アジア太平洋)地域のIT情報誌『APAC CIO outlook』にて、APAC地域における「2019年ビッグデータコンサルティング/サービス企業 TOP10」に選出されました。