VRを活用した防災教育イベント「XRbosai」を 東京・世田谷区立桜小学校で2月4日(土)に開催
XRを活用した学びの拡張を教育に(XRedu)提案、推進している株式会社C作業場(代表取締役:高根 佐知子、本社:東京都新宿区)は、2023年2月4日、世田谷区立桜小学校で開催された「まもりんピックさくら」で6年生を対象に、VRで「知る、考える、体験する」防災教育イベント(XRbosai)を実施いたしました。
実施内容
世田谷区立桜小学校では、毎年2月、子どもたちの防災力向上と地域・学校・PTAの災害時の連携協力向上を目的に、全学年を通して、防災をテーマに学年ごとのプログラムで「まもりんピックさくら」を実施しています。
C作業場は、6年生を対象に体育館を5m×5mの5つのエリアに分けて、「その時、1人だったらどうするか」をテーマに、VRで世田谷区上空に作成されたスペースに移動するという体験を通して、身の安全を確保すること、次に空から保護者と連絡をとる方法を考えるという内容でセッションを行いました。
9割の生徒はVRが初めてであったこともあり、VRゴーグルを装着するとすぐに驚いたような動作が見られ、楽しそうな声が各グループから聞こえてきました。
災害時の怖い体験を擬似的にさせる内容ではなく、視点を変え、VRで空の上に行くという楽しい体験から、自分の命を守る行動を思い出し、考えてほしいという内容にしています。
「スマホで連絡したいけれど、空だとつながらないから、」と言いかけた参加者は、すぐに「空の上のWi-Fiをもっとつよくしなくちゃいけないな」と付け加えました。
また、「メガフォンで叫ぶ、たぶん届かないから声が電話のように遠くの人に伝わるようにすればいい」「食料は絶対必要」などの声もあがりました。
最後は、いつ起こるかわからない災害時に向けて、備えておくべき心構えについてみんなで意見やアイディアの共有をしました。
構成
知る
メタバース、VRとは。最近のVRの活用事例の紹介。
考える
テーマについて考える。
有事の時の行動を促進できるよう、保護者と決めている約束、自分を守る行動を取ることの再確認。思いついたアイディアを共有。
体験する
VRシーンを体験することで、非日常の空間だからこそ考えつくアイディアを共有しながら、災害が起こった時に身を守ること、連絡方法について再確認する。
全学年を通して行われた今回のイベントでは、防災をテーマに学年ごとのプログラムが実施されました。自分の身を守ることや発災時の地域の状況を考えた避難、避難所を始めとする避難生活などを学ぶものです。各プログラムは、地域住民やPTA、消防署など多くの関係者によって実施されました。
XRbosaiについて
XR(今回はVR)という新しいテクノロジーを知る機会をつくり、防災研修や、教育現場で開催できるようコンテンツの作成、提供を行っています。どこでも誰でも参加できるよう、開催場所に合わせた機材や内容にカスタマイズし、防災意識を高め、新たな防災訓練として学びの拡張を図ります。
期待できる効果について
困難な課題に対する解決方法を考えて可視化する(今回は作成されたシーンを体験)ことで、より本質的な防災の知識として身につけて行動につなげることができるよう促進することが期待できます。
参加者の年齢、開催場所の環境によってはPCやタブレット端末を使用します。ICTの新たな視点からの提供を行います。
会社概要
株式会社C作業場 代表取締役
高根 佐知子
新宿区四谷でコワーキングスペースC作業場を運営。クリエイターが集まる勉強会(UnityやPhotogrammetry他)を毎月開催しています。
XRをEducationに(XRedu)推進し、スペース運営を基盤に、主に小学生対象のXRを活用した体験学習型のワークショップを企画、内容設計、当日運営までを行っています。
6G時代を見据え最新のXR技術の一端を体験させる教育コンテンツを、場所、回数や人数をカスタマイズし構成、開発を行い、どこでも誰でもできるという視点で実施していきます。
コーポレートサイト https://www.csagyoba.com/
今後の予定
開催をご希望の学校、各地域の団体を募集しています。
お問い合わせフォーム: https://www.csagyoba.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B