妊娠で、育児で、加齢で…なぜ女性のバストは垂れ下がるのか?

あの頃のハリのあるバストを取り戻す方法とは?!

バストの下垂は20代から始まっている……と聞いたら驚かれるでしょうか。これ、嘘ではなく、れっきとした事実です。バストの成長がストップする18~20歳頃をピークに、バストはわずかずつではありますが、下垂し始めていきます。

もちろん、20代の頃は、多くの人が下垂には気づきません。しかし、30代、40代と年齢が進むにつれ、バストトップの位置は明らかに下がってきますし、デコルテは痩せてきます。

なかにはバストトップそのものが萎れたように下を向いたり、左右に離れてしまったりする人もいます。

加齢によって見た目に劣化するバスト。それに追い打ちをかけるのが、妊娠、出産、育児です。女性にとって喜びであるはずのライフイベントが、バストを衰えさせるというのは残念でなりません。

そこで今回は、バストが垂れてしまう原因と改善方法について詳しく解説していきます。

加齢で女性のバストが垂れ下がってしまう理由

バストの老化が起きる原因は?

私たち人間の体の中に細胞がもっとも多く存在するのは20歳前後だといわれています。成長期を終え、新陳代謝が最大限に活発な時期です。

バストも同様で、成長期を終えた20歳頃に、もっともハリがあり重力に負けない美しい形をしています。

ところが、成長期が終わったあとは、体内でつくられる細胞よりも、死んでいく細胞のほうが増えていきます。このときが老化のスタートということになります。

バスト周囲の皮膚や血管も、当然老化が始まり、バストの重みを支えられずに少しずつ下垂が始まります。

バストの老化は3段階で進んでいく

バストの変化がどのように進むのか、段階を踏んで説明してみましょう。

ステップ① バスト上部のボリュームが落ちる

ステップ② バストの下部がたわみ、バストトップが下向きになる

ステップ③ バストが左右に流れる。バスト全体が下がる

もちろんバストの形の変化には個人差があり、50代になってもステップ①の段階で留まる人も1割程度います。しかし、50歳を過ぎると半数近くの人がステップ③のバストに変化することがわかっています。

バストが垂れ下がる最大原因は「クーパー靭帯」にある

体の他の部位に比べて、バストの変化は見た目に分かりやすいのが特徴です。その理由は、バストの特殊な構造にあります。

バストの中身は9割が脂肪。脂肪の間には、母乳を出す際に重要な役割をする乳腺が、バストトップを中心に放射線状に広がっています。

それらの内容物を支えているのがクーパー靭帯と呼ばれる結合組織です。主成分はコラーゲンで、網目状をしています 。バストの丸みを支えるとともに、脂肪や乳腺が脇に流れるのを防ぐ役割も担っています。

クーパー靭帯が一生そのままの形状でバストを支えてくれていれば、バストが垂れ下がることはありません。しかし、頬の肉が下がったり、二の腕がたるんだりするように、加齢とともにクーパー靭帯の結合はゆるみ、損傷を受けます。

そうなると、クーパー靭帯がバストを支える力が弱まり、バストが垂れ下がっていくのです。

年齢とともに柔らかく変化するバスト

クーパー靭帯以外にも、加齢によってバストが垂れる原因はあります。

ホルモンバランスが変化し、脂肪と乳腺の割合に変化が生じます。乳腺が退化し、脂肪の割合が増え、バスト全体が柔らかく重みを増します。そのせいで、垂れやすくなるのです。

加えて、バストやその周囲の皮膚の弾力性や柔軟性が低下することも下垂の要因になります。

妊娠出産で女性のバストが垂れ下がってしまう理由

妊娠中の大きなバストもしっかり支えるクーパー靭帯

妊娠出産、そして授乳を行うと、女性のバストは形が変化し、特に下垂で悩む人が多くいます。なぜ、妊娠出産でバストが垂れるとかいえば、老化同様、ここでもクーパー靭帯が大きく関わってきます。

母乳をつくるために大きくなったバストに対し、クーパー靭帯は結合をゆるめて伸び、支えになろうとします。バストがパンパンに張る授乳期であっても、バストは垂れることなく丸い形を維持できるのは、クーパー靭帯が伸びてくれたからに他なりません。

卒乳後のバストはなぜ下がる?

授乳を終え、卒乳をするとバストの大きさは、妊娠前に戻ります。このとき、クーパー靭帯も元通りになってくれれば問題はないのですが、残念ながら、一度、伸びたクーパー靭帯は、ある程度縮むことはできても、元通りの形にはなりません。

結果として、バストの重みを支えきれず、バストトップが下を向いたり、バストの上部がこそげたように痩せてしまったりという現象が起こってしまうのです。

垂れ下がったバストのリカバリー方法はあるのか?

出産や加齢で垂れ下がったバストを、セルフケアでリカバリーする方法は、残念ながら現在のところ「ない」というのが答えです。

気休め程度かもしれませんが、妊娠中は適切なマタニティブラをつける、卒乳後のバストに合ったブラを新調するというのは、予防策の一つにはなります。

マッサージやクリームでバストの下垂がなおったという話も聞きますが、基本的にそのようなことはないと思います。

一度、垂れてしまったものは仕方なく、それ以上、垂れないように祈るだけです。

成長再生豊胸で、無理のないバストアップを

物理的に内容物を増やして、バストの形を復活させる

バストに傷をつけずに垂れたバストを改善するには、豊胸術を受けてもらうしかありません。物理的にバストの内容物を増やし、乳腺を発達させてハリを与えるのが最適です。

「そんなことできるの?」と思われた人には、ぜひ南クリニックの「成長再生豊胸」について知って欲しいと思います。

成長再生豊胸はこれまでの豊胸術とはまったく異なり、注射だけで豊胸を行う画期的な手法を用います。

脂肪と乳腺を増やす成長因子を注射する

成長再生豊胸で使用する注射液には、成長因子が含まれます。成長因子とは、その名のごとく、体が成長するために必要な細胞の、増殖と分化を促すたんぱく質のこと。

体の部位ごとに必要とされる成長因子の種類は異なり、成長再生豊胸では脂肪と乳腺に特化した成長因子を使用します。

この成長因子に女性ホルモンが働きかけることで、脂肪や乳腺が分化と増殖を開始します。思春期には何もしなくても勝手にバストが成長しましたが、あの頃のバストを再現する……といえばわかりやすいでしょうか。

実際、体験された人たちは「中学生のときのようなドキドキ感があった」「一度、萎んだバストが成長していくのは、手品のようだった」といった感想を持たれています。

楽しく年を取り、妊娠や出産も楽しんで、バストのケアは成長再生豊胸に任せる。それが最善のバストケアだと考えています。

南クリニック 院長:南晴洋
南クリニック 院長:南晴洋

南クリニック 院長:南晴洋

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。


AIが記事を作成しています