賃貸オンライン内見で失敗しないために。仲介担当者に必ず確認すべき5つのポイントとは?
新型コロナウイルスの影響により、賃貸業界においても「オンライン内見」を導入する仲介会社が増えてきました。
オンライン内見は、仲介担当者がお客様が希望される部屋に赴いて、オンライン上において部屋説明をしてくれるので、お客様自身が部屋に行かなくても済むので、感染予防としてはとても有効となりますが、ただオンラインでの内見は「実際に自分の目で確認」することができないので、オンライン上における内見をうのみにしてしまうと、入居後後悔してしまう恐れが出てきます。
オンライン内見で失敗しないようにするためには、仲介担当者に事前か訓を行ってもらう必要性が出てきますが、ではどのような部分に気をつければいいのでしょうか?
1.家具の搬入ができるかどうか?
賃貸物件は、原則として引越しをする際に「差支えが出てしまう」ような通路幅になっているような所はありませんが、ただ家具が大きいものを使用している場合は、いったん解体することができれば、搬入することはできますが、タンスなど解体できないものに関しては、手作業で運ばなくてはなりません。
万が一、玄関からの搬入がで気ない場合には、ベランダから吊り上げ方法で搬入することになりますが、ベランダ搬入になってしまうと、別途料金が発生してしまうので、オンライン内見の時には、担当者に通路幅がどのくらいあるのか、確認しておく必要があります。
またよくあるパターンとして、最近の賃貸物件は「対面キッチン」が標準装備化になっていますが、対面キッチンが設置されている物件では「冷蔵庫置き場」は確定されています。
一般的な冷蔵庫をお持ちの方なら、まず問題はありませんが、大き目の冷蔵庫を持っている方は要注意。場合によっては冷蔵庫が設置できるかどうか微妙な部分があるので、オンライン内見の時には、冷蔵庫置き場の広さを確認すべきです。
2.コンセントは充実しているか?
賃貸物件あるあるとして有名なのが、物件によって「コンセントの数」が、全く異なっているので、コンセントが少なめの物件では、タコ足配線となってしまいがちになるので要注意です。
仲介担当者は、部屋説明に注視しがちになってしまい、コンセントがどの位置にどのくらいあるのか説明するのを忘れがちになってしまいますので、オンライン内見時には、必ず確認すべきです。
3.日当たりは良いかどうか?
オンライン内見では、室内の日差しを確認することが難しいのですが、特に夏場の時期は「南側の部屋」に住む場合、日差しが強くなってしまい、エアコンなどを付けなければ生活することが難しくなります。
ただエアコンをつけることになったとしても「雨戸シャッター」が設置してあれば、冷気が外に逃げにくくなるので、省エネ対応でエアコンを使用することができますが、オンライン内見の時には、日差しがどのように室内に入ってくるのか、確認されることをおススメします。
4.室内奥行きは要確認!
オンライン内見の最大のデメリットは、奥行きが確認することができない事!
奥行きに関しては「ご自身の目」で確認してもらわなければ、正直わかりにくいので、致し方がないことではありますが、特に注意をしなければならないのは「対面キッチン」が設置されている物件。
対面キッチンは「約4帖」ほどのスペースをとっている関係で、例えば12帖LDKがあったとしても実際に使用できる空間(ダイニング・リビング空間)はキッチンスペースを引いた8帖分。ここにダイニングテーブルとソファーとテレビ、家具などを置く事になるので、全てを置くと室内空間が「狭い」感じになってしまいます。
5.共用廊下やごみ置き場は必ず確認
たとえ室内がおしゃれな空間になっていたとしても、その物件が「ハズレ物件」ならば入居後後悔するだけ。
実は共用廊下やごみ置き場が「清潔」になっている物件は、クレーム問題はほとんど発生していないと言っても過言ではありませんが、一方、共用廊下やごみ置き場が、常に汚れているような物件は「入居者の質が悪い」とことを意味していて、この様な物件では、よくクレーム問題が発生するので、正直住みやすい物件とは言えません。
通常の見学では、駐車場から物件まで必ず歩くので、物件周りがどのようになっているか、ご自身の目で確認することができますが、ただオンライン内見では、お客様の方から申告しなければ、駐車場やごみ置き場の部分を見せてもらうことができない場合もありますので、共用廊下やごみ置き場、外観周りは必ず見せてもらうようにお願いして下さい。
オンライン内見は、物件まで移動することなく室内を確認できるので、一見すると便利ですが、ただオンライン上では「室内雰囲気」「室内奥行き」等が確認しづらくなるので、もし可能であるならば、お部屋見学はオンラインではなく、実際に見学されることをおススメします。