【名城大学】ボランティア協議会が能登半島地震の被災地・富山県氷見市でボランティア活動
壊れたタンスや家電製品、ふすまの片づけ 災害ごみの荷下ろしや分別も
能登半島地震の被災地で本学と連携協定を締結している富山県氷見市を訪れているボランティア協議会のメンバーが2月15日、災害ボランティアの活動を開始しました。被災した家屋の清掃やごみの運び出しなどを行った学生たちは「家屋の損壊は思ったよりもひどく、被害の現状を深く知ることができました」と振り返っていました。
「家屋の損壊はとてもひどく、被害の現状を深く知ることができた」とメンバー
ボランティア協議会では、富山県南砺市の城端別院善徳寺を拠点にして宿泊・自炊しながら、2月15日~21日と3月2日~15日の2期に分けてボランティア活動を行うことにしています。15日は高島康平会長(法学部3年)ら14日に富山県入りした男子学生4人が、氷見市災害ボランティア・支えあいセンターから伝えられた支援の内容に基づき活動を開始しました。
高島会長らは午前8時45分に善徳寺を出発し、午前10時からボランティア活動をスタート。午前中は一部が損壊した家屋に入り、割れてガラスなどが散乱した家の中の掃き掃除や、破れたふすまや壊れたタンス、家電製品などの片づけと搬出、午後には災害ごみの仮置き場に集められたごみの荷下ろしと分別などに取り組みました。
初日の活動を終えて、高島会長は「建物って簡単に壊れてしまうことをあらためて感じました。崩れ落ちた壁などを拾うと泥のように崩れ、地震による被害のひどさを痛感しました」、安楽凌真さん(法学部3年)は「他の地域と比べて被害は少ないとのお話でしたが、実際に行って見てみるとそんなことはなく、被害はとても大きかったです」と語りました。
また、渡邊瑛人さん(経営学部1年)は「活動を行うにあたっての注意点を知ることができたので、今日学んだことを明日以降の活動に生かしたい」、小林暖弥さん(理工学部2年)も「他のボランティアと力を合わせて片づけという一軒の支援のニーズを満たすことができたので、今後も積極的に参加して少しでも復興に向けてお手伝いをしていきたい」と意欲を示しました。
15日夕には女子学生3人が善徳寺に到着し、氷見市から戻った高島会長らと合流。石川県珠洲市から同寺に二次避難している高齢女性にあいさつしました。16日からは計7人での活動となり、4人は氷見市、3人は南砺市で、災害ごみの片づけや搬出、炊き出しなどの活動を予定しています。