平成30年7月豪雨の「被災状況マップ」公開

狭域防災情報サービス協議会(所在地:埼玉県さいたま市、理事長:須藤 三十三、略称:MMDIN)は、主に九州から東海地方にかけて甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨について、特に被害が大きかった岡山県、愛媛県の被災地域を俯瞰的に把握することができる「被災状況マップ」の作成と公開を7月12日に行いました。
URL: http://www.mmdin.org/agonline.html

発災前後画像(倉敷市高梁川地区)

今回公開した「被災状況マップ」は、平成30年7月9日に撮影した岡山県倉敷市高梁川(たかはしがわ)地区の発災前後の空中写真・建物枠データを重ね合わせた発災前後画像スワイプマップと、同地区及び愛媛県大洲市肱川(ひじかわ)流域の国土地理院推定浸水段彩図及びそこから判読・推定した浸水建物を表したマップの2種類を掲載しております。
「被災状況マップ」の提供は、一人でも多くの命を救うための救援活動を支援することを目的としております。今後の救援活動にもお役立ていただけるよう、追加情報が入り次第、順次更新を行ってまいります。

7月12日公開マップ

  1. 平成30年7月豪雨 発災前後画像(添付画像:岡山県倉敷市高梁川地区)
発災前後画像(倉敷市高梁川地区)
  1. 平成30年7月豪雨 推定浸水建物リスト(添付画像:岡山県倉敷市高梁川地区)
推定浸水建物リスト(倉敷市高梁川地区)
  1. 平成30年7月豪雨 推定浸水建物リスト(添付画像:愛媛県大洲市肱川流域)
推定浸水建物リスト(大洲市肱川流域)

被災状況マップについて

被災状況マップとは、災害発災直後、被災地の被害状況をホームページ上で可視化できるマップです。

特長

・被災前後の画像を比較することで、災害の規模や影響を関係者が素早く把握することができる。
・被災した可能性のある家屋などが推定でき、国勢調査のデータなどと組み合わせることで被災者数の推定ができる。
・被害規模を俯瞰して見ることができるので、救助活動などの優先順位をつけることができる。
・被災地域の地理に詳しくない外部の救援チームにも被災状況の全容が確認でき、効率的な救援活動につなげることができる。
・復旧/復興期のまちづくりにおいて、過去の被災の教訓や対策にも用いることができる。

被災状況マップの閲覧について

狭域防災情報サービス協議会のホームページ内の「被災状況マップ」ページより、マップを閲覧できる専用ページにアクセスができます。こちらは、どなたでも自由に被災状況マップをご覧いただけます。

協力先企業

・ESRIジャパン株式会社
・NTT空間情報株式会社
・グローバル・サーベイ株式会社
・国際航業株式会社
・株式会社パスコ

協力研究機関

・国立研究開発法人 防災科学技術研究所
・国土地理院

団体概要

団体名 : 狭域防災情報サービス協議会
設立  : 2013年4月1日
所在地 : 埼玉県さいたま市南区沼影1-20-1 武蔵浦和大栄ビル4階
      グローバル・サーベイ株式会社内
理事長 : 須藤 三十三
活動内容: 超狭域に防災情報、災害情報を国民(個人)に迅速に届ける
      情報サービスの実現を推進することを目的とした非営利団体
URL   : http://www.mmdin.org/

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