脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index(R)」 累計受診者数が10万人を突破 ~前年比150%で増加中。受診できる医療機関も1,200を超える~
ノーリツ鋼機グループのNKメディコ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:富永 朋、以下 NKメディコ)は、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index(R)」(ロックス・インデックス)の累計受診者数が10万人を突破するとともに、受診できる医療機関数も1,200を超えたことをお知らせします。
- 概要
「LOX-index(R)」検査は、脳梗塞・心筋梗塞の原因となる動脈硬化の進行状況を捉え、将来の発症リスクを予測できる唯一の血液検査です。
2012年6月に販売を開始して以降、受診者数・受診医療機関数とも順調に増加し、2017年6月度には月間受診者数が5,000人を超えました。また2017年6月末時点で、累計受診者数は10万人を突破、受診医療機関数も1,200施設を超え、同様のリスク検査としては国内トップクラスの規模にまで成長しています。
- 「LOX-index(R)」検査の受診者傾向と特徴
「LOX-index(R)」検査は、主に人間ドックや健康診断の際のオプション検査として受診されています。特に最近では、企業や健康保険組合、業界団体等での推奨オプション検査や、生活習慣病の重症化予防のための検査としても活用され、注目や認知が広がりつつあります。
> 受診医療機関は1,200を超える。(図1)
> 受診者数は毎年、前年比約150%と驚異的な伸び(図2)
> 受診者層は、男性が女性より多く、40歳以上が90%以上を占める(図3、図4)
> 再受診率が高く、5人に1人が再受診している(図5)
- 「LOX-index(R)」検査について
「LOX-index(R)」検査は、脳梗塞・心筋梗塞の原因となる動脈硬化の進行状態を調べ、将来の発症リスクを予測できる血液検査です。
一般的にLDLコレステロール(LDL-C)が動脈硬化の原因として挙げられますが、正常なLDL-Cは直接の原因とならず、サビのように活性酸素等の影響で変性した酸化(変性)LDLが動脈硬化の原因となることが近年明らかになっています。この酸化(変性)LDLが血管のLOX-1(たんぱく質)と結合し、血管内の障害=動脈硬化を引き起こします。このLOX-1は国立循環器病研究センターの沢村 達也博士(現 信州大学医学部 器官制御生理学教室 教授)らが世界で初めて発見しました。
「LOX-index(R)」は酸化(変性)LDLとその受容体であるLOX-1とを掛け合わせた指標として沢村博士らによって提唱されました。国立循環器病研究センターでの約11年間のコホート研究の結果、「LOX-index(R)」が高い場合、低い場合と比べて、脳梗塞で約3倍の発症率、心筋梗塞で約2倍の発症率となることがわかっています。
この結果を基に2012年に実用化され、現在では全国1,200を超える医療機関で受診することができます。
※LOX-indexのメカニズム(図6)
※LOX-indexと脳梗塞・心筋梗塞の発症との関係性(図7)
- 今後の成長に向けた取り組み
引き続き、「LOX-index(R)」検査の更なる普及に向けて、受診できる医療施設数を増やしていくとともに、検査の認知度向上のために、一般消費者向けのプロモーションも強化して参ります。直近では、中日新聞社が主催する第5回中日健康フェア( http://iryou.chunichi.co.jp/kikaku/kenkonet/ )にてセミナーを開催し、東海エリアでの認知度向上につなげます。
また、全国の「LOX-index(R)」関連の研究者の医師等との連携を強化します。研究を積極的に支援するとともに、研究会等も開催し、「LOX-index(R)」活用の裾野を広げていきます。
NKメディコでは、これからも病気の予測から始まる新しい医療を、医療機関を始め予防医療の様々なステークホルダーと共に推進してまいります。
NKメディコ株式会社の概要
東証一部上場のノーリツ鋼機グループの医療分野におけるコーポレートベンチャーです。2012年のLOX-index検査の販売開始からわずか5年で、全国1,200を超える医療機関で予防医療に関わる様々な検査・サービスを展開しています。
設立 : 2010年7月
所在地 : 東京都港区芝大門2丁目5-5 住友芝大門ビル11階
代表者 : 富永 朋
資本金 : 1.2億円
株主 : ノーリツ鋼機株式会社100%
事業内容: 予防医療事業
URL : http://www.nk-m.co.jp