ピーナッツでSDGs達成を目指そう! 少ない水資源で育つサステナブルなピーナッツ& 栄養不良を補助する“プランピーナッツ”の 解説セミナーを開催しました

アメリカンピーナッツ協会(本部:米国ワシントンDC、駐日事務所:東京都港区南青山、代表:天野 いず美)は、2020年9月18日(金)The Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)リュンヌにて、少ない水資源で育つサステナブルなピーナッツ&栄養不良を改善する“プランピーナッツ”を用いた支援について解説するセミナーを開催いたしました。

左:アメリカンピーナッツ協会駐日代表 天野 いず美、右:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 瀬戸口 千佳氏

2015年9月に国連サミットにてSDGsが採択されてから5年が経ち、日本国内でも様々な企業や団体がSDGs達成へ向けた取り組みを始めています。日本でもお馴染みのピーナッツは、他のナッツや食料の中でも、低量の水資源で育ち、環境負荷の少ない食料です。また、ピーナッツは栄養価が極めて高いため、開発途上国では、子どもや高齢者の栄養治療食としても用いられ、持続可能な社会の実現に役立っています。

今回のセミナーの第1部では、環境に配慮した栽培の工夫や少ない水資源で育つピーナッツの特長などについて、米国落花生組合のシニア・バイスプレジデント/CMO ライアン・ルピシエ氏よりビデオレターにて解説いただきました。

ルピシエ氏は、「ピーナッツは少ない水しか使わない、とても効率的な植物です。ナッツ類と比較しても、それは一目瞭然です。一握り(28g)のアーモンドをつくるには水が302Lも必要ですが、同量のピーナッツの生産には水は15~18Lしか使用しません。またマメ科なので、独自に窒素を生成し、土壌の中に非常に健康的なシステムもつくりだすので、他の作物にとっても大変重要な役割を担っているのです。」と解説しています。

また近年は、携帯電話でGPSシステムを使って播種機を作動させ、畝を真っすぐに揃える等、最新のシステムを使った農作業を実践しており、「何百万もの人々を養う作物を栽培できること、最終的には、この仕事を次の世代へ伝えていけることが、私の考えるサスティナビリティです。」と語り、次世代へつなぐピーナッツの農業についてコメントしました。

ライアン・ルピシエ氏発表資料より

また、第2部では、ピーナッツでつくられる栄養治療食「プランピーナッツ」について、アフガニスタンなどでの活用事例なども含め、開発途上国での栄養改善事業について、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの瀬戸口 千佳氏にも、ご講演いただきました。

プランピーナッツについて解説する瀬戸口氏

瀬戸口氏は、栄養改善事業について、「世界では9人に1人が飢えに苦しみ、3人に1人が過体重または肥満の状態で多くの子どもが栄養不良の状態にあります。それらの栄養改善には、身体測定や栄養指導などの“予防・啓発”と、栄養治療食を用いた重度急性栄養不良の子どもの治療などの“治療”の両方に取り組んでこそ、長期的に効果が期待できると考えています。栄養改善は、持続可能な開発目標SDGsすべてと密接に関連しており、目標達成には不可欠な要素です。」とその意義について解説。
「重度急性栄養不良の子どもの治療には、ピーナッツを主原料とした栄養治療食プランピーナッツが世界各国で広く活用されています。プランピーナッツは現地で生産することもでき、携帯・保存などもしやすく栄養に優れているため、合併症が無ければ自宅で治療ができるというメリットもあります。私たちが関わっているベトナムやアフガニスタンの重度栄養不良の子どもでも、平均40~50日程度で順調な回復成績を示しています。」と、ピーナッツなどを原料とした栄養治療食を使用した支援などが、開発途上国で子ども達の栄養状態の改善に効果を示していると話しました。

プランピーナッツ

登壇者 プロフィール

米国落花生組合 SVP・CMO ライアン・ルピシエ氏

ライアン・ルピシエ氏

米国落花生組合 シニア・バイス・プレジデントおよび最高マーケティング責任者。
1997年オレゴン大学にてジャーナリズムとコミュニケーションの学士号を取得。
2013年オーバーン大学にてMBAを取得。

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 瀬戸口 千佳氏

瀬戸口 千佳氏

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 海外事業部 プログラムコーディネーター。
2017年入局。2018年4月から1年半ベトナム駐在員として、ベトナム北部山岳部の栄養改善事業に従事。現在はベトナム、ミャンマー、アフガニスタンなどで実施する保健・栄養事業を担当。

プランピーナッツとピーナッツ

アメリカンピーナッツ協会とは

アメリカンピーナッツ協会は、米国のピーナッツ産業の長期的成長を支援するため設立されました。米国産ピーナッツの品質管理や国際的な消費促進、生産・加工に関する研究促進を使命として、国内外でのマーケティング、PR活動、顧客サービス、研究を主な活動としています。

Webサイト: https://peanutsusa.jp/
Facebook : https://www.facebook.com/peanutusajapan/
Instagram: @american_peanut_japan

ニュースのシェア:
アメリカンピーナッツ協会
iyQ9Wf1IWr
アメリカンピーナッツ協会
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.