世界初のトレーディングカードゲーム 『マジック:ザ・ギャザリング』 「マジックフェスト・名古屋2020#1」イベントレポート
~アジア太平洋の頂点を決める戦い「プレイヤーズツアー」で原根健太選手が優勝~
トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、マジック)の大型イベント「マジックフェスト・名古屋2020#1」が、2020年1月31日(金)~2月2日(日)に愛知県のAichi Sky Expoにて開催されました。
合計1,600名以上のプレイヤーが参加した競技大会「グランプリ」はもちろん、手ぶらでも参加できる初心者講習会から楽しい企画が盛りだくさんのステージ企画まで、多種多様なイベントが開催されました。さらに今回はアジア太平洋地域を代表して行われるハイレベルなトーナメント「プレイヤーズツアー」についても実施されました。
[マジックフェスト・名古屋2020#1]
開催期間:2020年1月31日(金)~2月2日(日)
開催場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
グランプリ・名古屋2020#1(メインのオープン大会)
参加者数 : 1,673名
賞金総額 : 50,300米ドル
優勝賞金 : 7,000米ドル
特設ページ: https://mtg-jp.com/coverage/mfnag20jan/
プレイヤーズツアー・名古屋2020(アジア太平洋地域の招待制大会)
参加者数 : 193名
賞金総額 : 150,000米ドル
優勝賞金 : 35,000米ドル
特設ページ: https://mtg-jp.com/coverage/ptnag20/
「マジックフェスト」とは、どなたでも参加可能な最高レベルの競技イベントと、競うだけではなく楽しむことを重視したバラエティ豊かなカジュアルイベントを兼ね備えた『マジックのお祭り』です。年間50回前後が毎年開催され、ほぼ毎週末世界のどこかでマジックフェストは行われています。
毎回多くの参加者を集める競技大会「グランプリ」では、上位入賞や優勝を果たすことで賞金のみならず、トッププレイヤーが集う特別な招待制大会「プレイヤーズツアー」「プレイヤーズツアーファイナル」への参加権利を得られます。また今回はその地域別のハイレベルトーナメントであるプレイヤーズツアーについても開催されました。
パイオニアにて行われた「グランプリ・名古屋2020#1」
グランプリは2月1日(土)~2月2日(日)に開催。約7年前に発売したセット『ラヴニカへの回帰』以降に収録されたカードを使ってデッキを構築する「パイオニア」と呼ばれるフォーマット(ルール)にて行われました。昨年に制定され、今なお目まぐるしく環境が変化する本フォーマットを勝ち抜くには、プレイングスキルだけでなく卓越した構築センスも求められます。
2月1日(土)には9回戦が行われ、8回戦目までに6勝2敗以上の成績を残した選手のみが以降のイベントに進出。さらに2月2日(日)には6回戦が行われ、王座を賭けて戦う参加者は8名にまで絞り込まれました。
激闘の末、決勝戦に進出したのは三上由朗選手(東京)と石附拓也選手(東京)の2名に。
三上選手は最新セット『テーロス還魂記』に収録されたばかりの《太陽冠のヘリオッド》を無限コンボのパーツとして採用した「白緑ヘリオッド」デッキを、対して石附選手は自身の手で独自調整を施した「青赤ウィザード」デッキを使用。最終的に勝利したのは、圧倒的なテンポで相手のライフを削りきった石附選手でした。
石附選手はグランプリ・チャンピオンのタイトルを手に入れるとともに優勝賞金7,000米ドル、そしてテーブルトップ最強のプレイヤーを決める世界大会「プレイヤーズツアーファイナル」への参加権利を獲得しました。
アジア太平洋地域最強決定戦「プレイヤーズツアー・名古屋2020」
グランプリと同日に開催された、アジア太平洋最強決定戦「プレイヤーズツアー・名古屋2020」。各国から予選突破者や過去グランプリの上位入賞者、そしてマジック・プロリーグ(MPL)所属選手やライバルズ・リーグ所属選手ら約200名の精鋭プレイヤーたちが招待され、その場でブースターパックを開けてデッキを構築する『テーロス還魂記』ドラフトおよびパイオニアでの対戦が行われました。
2月1日(土)には9回戦が行われ、8回戦目までに5勝以上の成績を残した選手のみが以降のイベントに進出。さらに2月2日(日)には6回戦が行われ、アジア太平洋地域最強の座を賭けて戦う参加者は8名にまで絞り込まれました。
国内外問わず有名選手が勢揃いした今回のトップ8。そんな強者しか存在しない中でパイオニアによる戦いを勝ち抜き、見事決勝戦へと進出したのは、世界でも24名しか存在しないMPL所属選手のひとり・行弘賢選手と、「J-SPEED」の愛称で知られる国内有数の実力者・原根健太選手でした。
奇しくも同じチーム「武蔵」でのデッキ調整を行っていた両選手でしたが、行弘選手は今回のために調整を重ねた独自デッキ「白黒オーラ」デッキを、原根選手は環境における立ち位置の良さを敏感に感じ取り「バントスピリット」デッキを選択。互いに勝手知る中、見事アジア太平洋地域最強の座に輝いたのは行弘選手の戦力を華麗に対処することに成功した原根健太選手でした。
原根選手はプレイヤーズツアー・チャンピオンのタイトルを手に入れるとともに35,000米ドルもの優勝賞金、そして「プレイヤーズツアーファイナル」への参加権利を獲得しました。
大会だけじゃない「マジックフェスト」
同会場ではグランプリやプレイヤーズツアー以外にも、講師の方々がルールを丁寧に教えてくれる初心者講習会や最新セット『テーロス還魂記』の世界をモチーフとしたステージイベント、さらに日本では初となる会場限定パック『Mystery Booster』Convention Editionブースタードラフト企画など様々なイベントが開催され、初心者からベテランまで数多くの方が各々のマジックを堪能しました。
本イベントの模様は「Twitch」「YouTube」を通じて2日間生中継され、合計視聴者数は約10万人となりました。興味を持たれた方は、ぜひ試合の模様などを掲載したイベント特設ページや動画アーカイブをご確認ください。
[イベント特設ページ]
・マジックフェスト・名古屋2020#1 特設ページ
https://mtg-jp.com/coverage/mfnag20jan/
・プレイヤーズツアー・名古屋2020 特設ページ
https://mtg-jp.com/coverage/ptnag20/
次回の放送は2020年2月15日(土)~17日(月)※日本時間の「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」をお届けする予定です。昨年度に行われた各世界大会の優勝者やポイントレース上位者のみが集められた、まさに競技マジックの頂点とも言えるイベントをお見逃しなく。
[配信チャンネル]
Twitch : https://www.twitch.tv/mtgjp
YouTube: https://www.youtube.com/user/wizardsmtgjp/
◆マジック:ザ・ギャザリングとは?
世界初、世界最高の戦略トレーディングカードゲーム
「マジック:ザ・ギャザリング」は1993年にアメリカで発売された、世界初のトレーディングカードゲームです。数学者のリチャード・ガーフィールドによって生み出され、現在では11の言語で翻訳、全世界で70以上の国と地域で2千万人を超えるファンとプレイヤーを魅了しています。マジックでは強大なクリーチャーを召喚し、強力な呪文を唱えながら、対戦相手のライフを0点にするなどの勝利条件を満たすことを目指します。年間を通して発売される新しいカードセットにより、ゲームの環境は常に変化しています。
日本公式ウェブサイト : http://mtg-jp.com/
日本公式Twitterアカウント: https://twitter.com/mtgjp
◆MTGアリーナとは?
世界最高の戦略トレーディングカードゲームをPCで
「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」は、より手軽かつ本格的にマジックを遊ぶことができる、基本プレイ無料のWindows PC対応ゲームです。直感的な操作や迫力あふれる演出、世界中のプレイヤーと即座に繋がるマッチングシステムなど、紙のマジックとは一味違うプレイ体験をあなたにお届けします。今やMTGアリーナは数々の競技イベントに採用され、eスポーツとしてのマジックをリードしています。また将来的にはmacOSへの対応を行う予定です。
MTGアリーナページ(日本公式ウェブサイト): https://mtg-jp.com/mtgarena/
MTGアリーナ日本公式Twitterアカウント : https://twitter.com/MTGArenaJP
会社概要
商号 : Wizards of the Coast LLC
所在地 : 1600 LIND AVE SW SUITE 400 RENTON WA 98057(本社)
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-8-2(東京オフィス)
代表者 : Chris Cocks
設立 : 1990年
事業内容: ゲーム出版、デジタルゲーム開発運営
URL : http://company.wizards.com/
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