戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 課題 「光・量子を活用したSociety5.0実現化技術」に採択
データの無意味化により「情報の安全」を実現する「ZENMU(ゼンム)」を展開する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下 ZenmuTech、代表取締役社長:田口 善一、東京都品川区)が、他機関・他企業と共同で行うプロジェクトが、内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」に採択されました。
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、科学技術イノベーション総合戦略及び日本再興戦略(平成25年6月閣議決定)に基づいて創設され、第2期では、「サイバー空間基盤技術」や「自動走行」など12の課題が設定されました。
そのうちの一つ、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)が管理する「光・量子を活用したSociety5.0実現化技術」の研究課題の一つである「量子暗号技術と量子セキュアクラウド技術に関する研究開発」で、代表研究機関である、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の元、共同研究機関としてZenmuTechが参画いたします。
研究の背景
経済発展と社会的課題の解決を両立する、一人一人の人間が中心となる社会であるSociety 5.0実現には、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させるサイバーフィジカルシステムの構築が鍵となります。
Society 5.0 においては、秘匿性の高い個人情報やビジネス価値の高い企業情報等が産み出されるため、これらを安全に流通させバックアップ保管する必要があります。絶対に解読できない量子暗号通信技術と秘密分散バックアップ技術を統合し量子セキュアクラウド技術を整備することにより、企業やユーザーが様々な重要情報を安心して保管・共有し活用できるようになることは、Society 5.0 実現に向けて重要であるとの観点から、課題解決が必要とされています。
▽内閣府の研究開発計画より
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/keikaku2/6_hikari.pdf
ZenmuTechはこれまで、「情報は盗まれるもの、人間は過ちを犯すもの」を前提に、「情報は必要な時だけ情報として利用し、不要な時は無意味化しておく」という新発想のセキュリティを提言し、秘密分散技術を用いたZENMUソリューションを展開してまいりました。
秘密分散技術へのこれまでの取り組み成果を認められ、共同研究機関としてプロジェクトに参画します。
参照
▽戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/
▽戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 課題
「光・量子を活用したSociety5.0実現化技術」研究責任者の確定について
http://www.qst.go.jp/information/itemid034-004959.html
ZenmuTechについて
ZenmuTechは、データの無意味化で情報漏えいリスクをゼロにし、従来の暗号化技術では実現できなかった高セキュリティなソリューションを実現する「ZENMU」と無意味化したままでのデータ処理を可能にする秘匿計算技術により、グローバル環境への進展を見据えた上で、革新的な技術力とオープンイノベーションによる創造力により「情報の安全」を提供し、広く社会に貢献します。
https://zenmutech.com
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