長崎の小学校に“海”がやってきた!? “陸上養殖”プロジェクト「お魚受け入れ式」を開催　 2018年10月11日(木)8時15分～ ＜私立 長崎南山小学校＞

“陸養”プロジェクト実行委員会は、全国5地区の小学校(青森・東京・富山・愛媛・長崎)の5年生の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取り組みを開始致しました。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とをつなぐ“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

日本財団「海と日本プロジェクト」が昨年行った調査によると、10代の4割が“海への親しみをあまり感じていない”と回答しました。一方、海では、プラスチックごみ等による海洋汚染や、乱獲などによる漁獲量の減少などが深刻化しており、子供達が成長した時に食べられなくなる魚がいくつもあるといわれています。

そこで、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子どもたちに考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的に、陸上養殖体験プログラムをスタートさせました。

長崎県では私立 長崎南山小学校で、地元特産のクエを育成します。つきましては、10月11日(木)に「お魚受け入れ式」を開催いたします。

日時　　：2018年10月11日(木)8時15分～9時00分(予定)
実施場所：私立 長崎南山小学校
　　　　　〒852-8044 長崎市音無町9-34
式次第　：

5年生が他の学年にプロジェクトの開始をお知らせします

1. ご挨拶　長崎南山小学校 近藤 角也 校長
2. 講師挨拶　NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤 浩一様
3. 児童代表挨拶　長崎南山小学校 5年生児童2名
4. 5年担任の先生より全校児童に注意事項の説明

クエの稚魚を児童に贈り、陸上養殖がスタートします
5. 生体受け渡し　贈呈者　NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤 浩一様
　　　　　　　　 被贈呈者　長崎南山小学校 5年生児童10名
　　　　　　　　 ※2基の水槽に、各5匹のクエの稚魚を受け入れます
6. 記念撮影

■対象者：青森県青森市立荒川小学校／東京都渋谷区立加計塚小学校／
　　　　　富山県射水市立堀岡小学校・射水市立放生津小学校／
　　　　　愛媛県西予市立三瓶小学校／
　　　　　長崎県長崎市 学校法人長崎南山第二学園 長崎南山小学校
■養殖する魚の種類：青森＝ヒラメ／東京＝クエ／富山＝サクラマス／
　　　　　　　　　　愛媛＝ヒラメ／長崎＝クエ
　　　　　　　　　　※育てやすさなどから日本養殖振興会が検証し、選定
■実施概要：(1)地元専門家による座学の実施
　　　　　　　 …地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ
　　　　　　(2)養殖現場などの見学
　　　　　　　 …水産業の現状を学ぶ
　　　　　　(3)海水魚の「陸上養殖」の実施
　　　　　　　 …魚の成長過程や、その成長過程における自分の気持ちの
　　　　　　　　 変化を記録として残していき、自分たちが食べている魚や
　　　　　　　　 海の問題を子どもたちで考える。
　　　　　　　　 プロジェクトの最終結論として、育てた魚をどうする
　　　　　　　　 (食べるのかなど)のか、子どもたち自身が話し合い決める。
■プロジェクト共催・水槽考案：NPO日本養殖振興会

長崎市水産農林部様 1名
長崎市水産センター様 1名
長崎ペンギン水族館様 1名
NPO日本養殖振興会 代表理事 斉藤 浩一様