[奈文研イベント] 第28回古代官衙・集落研究集会「古代集落の構造と変遷5」(古代集落を考える5)
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所では、下記のテーマ、日程で古代官衙・集落研究会の第28回研究集会をおこないます。関係各位のご参加をお待ちしております。また、お近くの関係者の方々にもお知らせいただけましたら幸いです。
テーマ:「古代集落の構造と変遷5」(古代集落を考える5)
古代官衙・集落研究会では、2020年度より「古代集落を考える」シリーズを立ち上げ、「集落構造」をキーワードに律令体制の成立・展開にともなう在地社会の変容と古代集落の歴史的特質の解明を目的として、古代集落遺跡の検討を続けている。
第5回となる今回は、本企画の総括編となる。まず、過去4回の研究集会の歩みを整理し、成果と課題を共有する。そして、古代集落の構造分析の基礎と位置づけた建物規模に関する検討を深化させ、新たな古代集落モデル(官衙研モデル)の精緻化を目指す。さらに、ケース・スタディとして、九州および関東の集落遺跡を取り上げ、官衙研モデルとの比較検討をおこなう。また、本企画を通じて考古学における集落遺跡と史料にみられる「村」との接点を探り続けてきた。これまでの議論を踏まえ、集落遺跡と「村」がどのように対応するのか、改めて史料に基づいた検討をおこないたい。最後に、討論では過去の発表者を交えた議論を広くおこない、各地の研究者が今後古代集落を調査していく上での指標の提示を目指す。
今回の研究集会をもって「古代集落を考える」シリーズは一旦、完結となる。多くの参加者による活発な議論を期待したい。
日程
2024年12月21日(土)・22日(日)
会場とオンライン配信(TeamsまたはZoom)を併用したハイブリッド形式にて開催
12月21日(土)
13:00~ 開場
13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:10 「古代集落を考える」シリーズの成果と課題 道上祥武(奈良文化財研究所)
14:10~15:10 古代集落構成建物の規模に関する基礎的検討 大澤正吾(文化庁)
15:10~15:25 〈休憩〉
15:25~16:25 西海道における古代集落の構造と変遷-豊前・豊後を中心に- 長直信(文化庁)
16:25~17:25 古代武蔵国多磨郡の集落と武蔵国府 江口桂・篠田浩輔(府中市役所)
12月22日(日)
9:30~10:30 史料からみた村と古代集落遺跡 浅野啓介(文化庁)
10:30~10:45 〈休憩〉
10:45~11:45 討論①
11:45~13:00 〈昼食・休憩〉
13:00~15:30 討論②
15:30~ 閉会挨拶
※報告題目は仮題ですので、変更する場合もあります。
場所
奈良文化財研究所 平城宮跡資料館 講堂(地図参照)
情報交換会
日時:12月21日(土)18:00~20:00 参加費:5,000円程度
※ 情報交換会の参加は任意です。
参加申込
奈文研HP申込フォームよりお申し込みください。
事前申込のない方は聴講できません。
地方公共団体職員・大学教員・大学院生等の研究者を対象とします。
申込時に会場参加・オンライン参加を必ず選択してください。
オンライン配信は固定カメラ・会場マイクによる簡易な配信となりますので、音声や映像等不具合が発生する場合があることをご了承ください。
締め切り:12月13日(金)
問い合わせ先
古代官衙・集落研究会事務局
馬場基・林正憲・小田裕樹・清野陽一・道上祥武
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所
〒630-8577 奈良市二条町2-9-1
FAX:0742-30-6849
Eメール:kodai-kanga_nabunken☆nich.go.jp (☆を@に変更してください)