NFC(近距離無線通信)チップの出荷数は、2015年に12億個を超える見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、インスタットが発行した報告書「NFC Chips and Tags: Worldwide Market Analysis and Forecast (世界のNFCチップおよびタグ市場)」の販売を開始しました。
モバイルペイメント(モバイル決済)のユーザー数は、2015年には3億7,500万人を超える見通しです。それにしたがい、モバイルペイメントソリューションの下層通信技術であるNFC(近距離無線通信)を搭載した機器の需要も拡大すると予想されます。
NFC技術の採用が、世界のNFCチップの年間出荷数を2015年までに12億個以上に後押しする見込みです。
NFCは近距離にある2つの機器間の通信をサポートする一連の技術です。
NFCリンクは、素早くつながり、近距離間の少量データ通信を可能にします。
この機能は他のワイヤレス技術に比べて非常にユニークで、少量のデータを瞬時に交換できる理想的なソリューションです。NFCはモバイルペイメントといった上質のユーザー体験にとって、最も重要な技術となっています。
「NFCチップのコストが下落し、NFC無線が他のチップ機能と結合されるにつれ、携帯端末へのNFCの搭載コストより、そのメリットの方が大きくなるでしょう。」と、リサーチディレクターのAllen Nogeeは、述べています。
「統合チップの増加により、既に市場に広く普及している技術へのNFC無線の抱き合わせが促進されるでしょう。たとえば、Bluetooth無線は、現在100%の市場浸透率を保持していますが、NFC無線と統合されるかもしれません。 これにより、OEMにとってNFC機能を含めるという選択がしやすくなるでしょう。」
調査結果
・今日、NFC市場の焦点は、NFCによる決済アプリケーションからマーケティングアプリケーションに移行しています。この移行によって、小売業者は、2011年後半からパイロットプログラムを開始し、2012年にかけてスマートポスターを従来の看板・屋外広告戦略と統合させると、インスタットでは推測しています。
・2015年までにNFCの世界の普及率が30%に達するでしょう。
・世界におけるNFCチップの年間出荷数は、当報告書の予測期間内にCAGR 129%で成長する見通しです。
市場調査レポート: 世界のNFCチップおよびタグ市場
NFC Chips and Tags: Worldwide Market Analysis and Forecast
http://www.gii.co.jp/report/cg220769-nfc-chips-tags-worldwide-market-analysis-forecast.html
出版日 2011年10月
発行: In-Stat
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