食品テクスチャーの世界市場、2018年までに118億米ドル規模に
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Markets and Marketsが発行した報告書「Food Texture Market by Functionalities, Applications & Geography - Global Trends & Forecasts to 2018 (世界の食品テクスチャー市場動向・予測:機能・アプリケーション・地域別)」の販売を開始しました。
食品テクスチャー市場は2018年には118億4080万米ドル規模に成長することが見込まれています。金額ベースでの2012年の同市場は、北米が最大のシェアを占め、欧州、アジア太平洋地域がそれに続きました。
食品・飲料メーカーは様々な加工食品に食感改良剤を使用し、その利点を活用しています。食感改良剤の主な機能は食感の向上であるものの、これらは加工の工程や外見の改善に貢献するものでもあり、食品の味を良くし、魅力を高めます。インスタント食品の消費量が急増するなか、加工食品の需要全体も増加しています。パン類や菓子類、インスタント食品、乳業において消費者が主導する加工食品の需要増が、食感改良剤の世界市場を後押しするとみられます。
世界的にみると、食感改良剤はこれまで主に、食品加工業界が発展している欧米などの先進市場が消費量の大半を占めてきました。一方、発展途上国でも経済成長と市民の可処分所得の増加に伴い、加工食品の需要が急増しています。そのため、成長パターンは地域によって大きく異なっています。最も急速な成長が見込まれるのはアジア太平洋地域で、売上高、販売量ともに、最大市場になる見通しです。
食感改良剤の機能には、用途ごとに特定の望ましい条件があることから、食感改良剤の製造各社は食品・飲料メーカーに対し、個別にカスタマイズしたソリューションを提供しています。複数の食感改良剤をブレンドすることによって、それぞれの食品に望まれる特性を作り出すことが可能なのです。いずれの用途においても、各食品・飲料メーカーの製品の製造方法により、提供されるブレンドの処方は異なります。製造する製品によって、食感改良剤は単独で、またはブレンドして使用されています。
同レポートは、収益ベースでみた食感改良剤の世界市場について定義、分類し、それぞれについて分析・予測したものです。さらに、市場の動向や機会、当面の問題点、成功要因、課題について分析し、市場の成長促進・阻害要因を特定しました。北米、欧州、アジア太平洋、その他各地の地域ごとに分類し、各市場の収益について予測を示しています。
市場調査レポート: 世界の食品テクスチャー市場動向・予測:機能・アプリケーション・地域別
Food Texture Market by Functionalities, Applications & Geography - Global Trends & Forecasts to 2018
http://www.gii.co.jp/report/mama279598-food-texture-market-by-functionalities.html
出版日: 2013年09月04日
発行: Markets and Markets
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/FD17_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F