女性を悩ませる、月経前症候群(PMS)とは? チェックシートで確認、症状や治療法について紹介します。
セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ
医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「月経前症候群(PMS)」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。
個人差はありますが、初潮の平均年齢は12歳、閉経は、50歳。なんと38年間も生理(月経)とおつきあいするわけです。平均周期で数えれば、一生で、450回~500回ぐらい月経があることになります。
そんな月経のトラブルのひとつで、女性なら「PMS」というワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?もしかしてPMSかな?と思いつつ、辛いまま会社や学校に行っている方も案外多いと思います。今回のコラムではPMSとは?症状や治療方法などをご紹介します。
■月経前症候群(PMS)とは
月経前症候群(Premenstrual syndrome 以下PMS)とは、月経(生理)前1~2週間前から発症する様々な精神的あるいは身体的症状で、20歳前半から閉経までの2~10%の女性に起こるといわれています。その重症型は月経前不快気分障害(PMDD)と呼びます。
■どんな症状が起きる?
PMSの症状には、身体的症状と精神的症状があります。
●身体的症状
腹部緊満感・肩こり・頭痛・むくみ・体重増加・便秘・乳房緊満感
●精神的症状
イライラ感・怒りやすい・無気力・集中力低下
イライラが高じると、夫や子ども、あるいはパートナーに当たってしまい、「自分は子どもを虐待する母親だ」「なんてダメな人間だろう」「パートナーとして失格」などと家族や仕事場での人間関係に悩みます。
下記URLから、PMSかどうかのチェックができますので、ぜひ確認してみてください。
■PMSの原因は?
PMSの原因は、神経伝達物質のセロトニン、プロスタグランジン、食事、ライフスタイルなどにその原因を求める説などがありますが、いまだ明確ではありません。
■治療法や治療薬は?
原因がわかっていないがゆえに、治療法は確立されていません。
プラセボ(偽薬)の効果があるという報告もあり、ホルモン剤-黄体ホルモン・ピルなど、利尿剤、抗うつ剤(SSRI)、栄養療法-ビタミンB6・ビタミンE・カルシウム・マグネシウムなどのサプリメント・カフェインや糖分・塩分・アルコールの制限、適度な運動・認知行動療法など300種類以上の治療が試みられていますが、残念ながら明確な治療法は確立されていません。
治療はその症状に応じて、対処治療を試みることになります。
症状を書き留める症状日誌も効果的です。(「PMSメモリー」として家庭計画協会で購入できます)
「月経前後の数日だけ調子が悪いことに気づき、この時期だけをやり過ごせばいいんだということがわかりました」という反応もよく聞かれます。逆に「月経前だけと思っていたけれど月経サイクルに関係なくずっと調子が悪い」ということに気づかされることもあります。こういうときには心療内科と連携しながらケアすることが必要となります。
出典:厚生労働省研究班 ヘルスケアラボ 月経前症候群(PMS)
https://w-health.jp/monthly/pms/
出典:働く女性の心とからだの応援サイト 月経について正しく知り、適切な対処をしよう!
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menstruation.html
■まとめ
PMSで会社に行くのがしんどい、なかなか上司に分かって貰えない、なんて方はお勤め先に産業医や保健師がいらっしゃる場合は一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
株式会社Central Medience
代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/