引越し業界は崩壊する｜良品倉庫の再定義

良品倉庫(東京都渋谷区)は、2025年6月より、引越し現場から“人が動く経済”を再設計する社会実装を本格始動しました。

本構想は、良品倉庫 代表 佐藤由弥 氏が「引越し＝運送業」の限界を超え、移動そのものを社会インフラとして再定義する挑戦です。

「良品倉庫」

SaaS・AR見積もり・配車DX──見積もりも受付も、24時間すべて“無人で完結”。
AIコミュニケーターが引越し受付を自動化し、“移動インフラ”としての未来像を描きはじめている。

以下に、引越し業界の“構造的疲弊”に対し、AIと協業で挑む「移動インフラ再設計」の構想について記載いたします。

10年後──この業界に、静かな“限界”が訪れる。
若手は来ず、現場を支えるのは40～50代。給与は安く、免許も人も足りない。
スピードや件数ばかりが求められ、「何を運ぶ仕事か」さえ、忘れかけている。

私は、違うと思う。
引越しとは、その人の「人生」を運ぶ仕事だったのではないか？

転職、出産、独立、介護──
あるご夫婦からは、交際・結婚・出産と3度依頼を受けた。
最後の引越しで、赤ちゃんを抱いた奥様から受け取った手紙には、
「一緒に人生を運んでくれてありがとう」と書かれていた。

引越しとは、人の縁やドラマに最も深く関われる職業だと私は本気で信じている。
「人の家に上がる仕事は少ない」と言われるが、そこに“人間関係のインフラ”としての使命を感じている。

いま、スキルシェア型プラットフォーム(例：一括見積もりサイト)への依存が深刻化している。

自社集客ができない業者はSEOや広告に頼り、22％の手数料を払い、“安さ順”に並べられる。品質やブランドは評価されず、業者は疲弊し、自転車操業に陥る。

トラブルがあればアカウント停止。SNS発言も監視され、いつ切られてもおかしくない──それが“働きアリ構造”の実態だ。

一方で、運営側もまた収益性の限界に直面している。
サーバー・クレーム対応・CSコストがかさみ、22％の手数料では維持できず、構造は破綻寸前。

かつてスキルシェアは「優良業者と高属性ユーザーを適正価格でつなぐ」仕組みだった。

だが、依頼の急増とSEO競争が“安さ至上主義”を加速させ、業者も運営も薄利多売モデルに巻き込まれた。

いま運営側は、安さを武器にする業者を減らし、適正価格で質の高い事業者をマッチングする方向へと舵を切りつつある。

それでも、安さに慣れたユーザーは離れず、両者は疲弊。
“自由な働き方”を掲げたはずのスキルシェアは、もはや破綻寸前の構造に陥っている。

このままでは、業界の未来も、“移動インフラ”としての役割も持続できない。
だからこそ私たちは、一過性の集客に依存しない“循環型の経済圏”を設計し直そうとしている。

良品倉庫は、「SaaS」と「地域ハブ構造」を用いて、引越し業界に根強く残る非効率を根本から変え、“人が動く経済”のあり方そのものを再設計しようとしている。

現在も“訪問見積もりが前提”という構造が業界の標準とされているが、
共働きや夜間帰宅の定着により、日中在宅という前提自体がすでに時代遅れとなっている。

私たちは、負担の大きい“訪問見積もり”を解決するために、スマートフォンやスマートグラスを活用した未来を見据えている。

AR技術により家具量を可視化し、メタバース空間での仮想下見にも対応。
スマートグラスの普及を前提に、10年後の市場を創造していく。

さらに、GPTやGemini、Apple IntelligenceなどのAIが、作業条件や天候、道路状況を加味し、最適な車両や作業時間を即時に算出。

「とりあえず金額だけ知りたい」という問い合わせにも、正確かつ瞬時に応えることで、現場・顧客・事業者にのしかかっていた“時間コスト”を限りなくゼロに近づける。

また、AIコミュニケーターによる24時間音声受付を導入することで、電話やヒアリングなどの人的工数を削減。全国に支店を構えずとも高品質なリモート対応が可能となり、育児や介護で離職せざるを得なかった人材の復帰も実現できる。

これらの取り組みは、「訪問見積もり＝当たり前」という常識を覆すだけでなく、
業界全体の“機会損失”を根本から見直すものだ。

現在の引越し業界では、千葉・埼玉・神奈川といった周辺地域の業者が、東京都心の案件を奪い合う構図が常態化している。その背景には、「自社の集客力不足」と「閑散期の稼働不安定」といった構造的な課題がある。

この構図は単なる競争過多にとどまらず、
遠距離移動による燃料・人件費・トラック修繕コストの増加や、従業員の可処分時間の損失といった複合的なロスを生んでいる。

さらに、一括見積もりサイトの普及で、地域外業者による“価格優先”の案件奪取が加速。

その結果、地域に根ざして信頼を築いてきた業者ほど露出機会を失い、“無理に遠方から走る”という本末転倒な状況が続いている。

本来あるべき姿は、「近くの業者が、近くの依頼に応える」こと。

私たちはこの原点に立ち返り、“ウーバー型”の引越しネットワークを構想している。
AR見積もりやAI受付と連動し、「今そこにいる業者」が「今求められる地域ニーズ」に即応できる仕組みをテクノロジーで構築する。

これにより──
・空き車両のシェアで閑散期の稼働を補完
・長距離移動の削減による脱炭素・トラック寿命延命
・拘束時間の短縮によるドライバーの可処分時間の回復
・地域密着業者が“地元案件”で安定収益を得られる構造の確立

引越しを、単なる“運送”から、地域に還元される社会的インフラへ。

中小業者が連携し、集客力や車両稼働を補完し合う“地域経済の再設計”として、
このモデルを全国展開していく。

だからこそ、私たちは、
テクノロジーと協業で“人が動く経済”を支えるインフラを再設計する。

引越しに、もう一度、人間の意味を取り戻すために。

・引越し・不用品回収(単品～一軒家まるごと)
・譲渡・再循環・寄付活動(ギフトエコノミー型)
・SNS連動のプレゼント企画・社会貢献活動
・子育て・高齢者・生活困窮者への寄付支援

渋谷区・港区・目黒区・世田谷区・新宿区・中野区・杉並区・千代田区 ほか

電話受付：10:00～18:00
回収対応：8:00～22:00(即日・夜間対応可)

屋号　　　： 良品倉庫
代表　　　： 佐藤由弥
事業内容　： 引越し、不用品回収、再循環活動、社会貢献・プレゼント企画
所在地　　： 東京都渋谷区幡ヶ谷1-2-2 京王幡ヶ谷ビル4F
電話番号　： 03-6361-8998
メール　　： hikkoshi@manhattankiss.jp
公式LINE　： https://lin.ee/ZvS4nLr
公式リンク： https://linktr.ee/manhattankiss