平成元年1月醸造の鑑評会出品用「大吟醸」  平成最後の記念酒として30年間の低温貯蔵を経て 栃木で最も歴史ある酒蔵「第一酒造」が180本限定販売

2019-03-06 09:00

栃木県佐野市の酒蔵 第一酒造株式会社(代表取締役社長:島田 嘉紀)は、平成最後となる本年に、平成元年1月醸造の「開華 大吟醸 平成元年醸造酒(30年古酒)」を数量限定(180本)発売致します。このお酒は、平成元年1月に仕込んだ鑑評会出品用大吟醸酒を30年間低温(約1℃)貯蔵致しました。

開華 大吟醸 平成元年醸造酒(30年古酒)

味わい

低温貯蔵により色づきの少ないクリアな色合いですが、バニラやドライフルーツの甘やかさと、アーモンド、ポン菓子の香ばしい香りが渾然一体となって立ち上がります。シルキーで滑らかな口当たりと、緻密で複雑な旨味、フワッと鼻孔に残る長い余韻までお楽しみいただけます。常温よりも少し低い温度帯(15℃〜18℃)が飲み頃です。是非、ブランデーグラスなどで、ゆっくりと時間の経過とともに変化する味わいをお楽しみ下さい。まさしく30年の年月に相応しい素晴らしい味わいになっております。

「開華 大吟醸 平成元年醸造酒(30年古酒)」
https://shop.sakekaika.co.jp/products/317

銘杜氏・力石武司が全盛期に醸した大吟醸酒

昭和47年より第一酒造株式会社にて杜氏(醸造責任者)を務め、昭和58年からは冬場の醸造だけでなく、当時は全国でも珍しい、酒蔵に年間在住にて製造部門全般(醸造・製造管理・品質管理)を一貫して行いました。
全国新酒鑑評会では11回金賞を受賞し関東地区内では当時最多受賞。関東信越国税局酒類鑑評会では25年連続優秀賞など、鑑評会入賞常連杜氏として知られています。
研ぎ澄まされた判断力と経験に裏打ちされた手法により越後流の突きハゼ型の製麹(麹造り)を極め、もろみの低温長期発酵における管理技能とあわせて、特有の華やかな果実のような香を持つ大吟醸酒は業界内外から高く評価されています。
このお酒は、平成元年1月に仕込んだ鑑評会出品用の大吟醸酒。原料米には山田錦を使用し40%精米して小仕込み。冬の間、蔵人全員が酒蔵に泊まり込んで仕事をしていた時代に、全蔵人が精魂傾け仕込んだ香味ともに高次元で調和する逸品です。

30年の極み(低温貯蔵)

一般的な熟成酒(日本酒)の貯蔵温度よりもはるかに低温(1℃)の冷蔵庫で30年間貯蔵。他では決して楽しむことのできない唯一無二の味わい、喜びを皆様にお届け致します。
一般的な熟成酒(日本酒)は、ワインの長期熟成と同じような温度で熟成させます。ワインよりも変化しやすい日本酒は、これにより生まれた時とは全く違う日本酒へと変わります。これに対して本商品は低温で熟成させることにより生まれた時の特徴を保持したまま熟成。長期低温熟成が育む甘美な香りと、30年の時を経たまろやかさが加わりました。恍惚とするその味わいは、5年や10年では到底たどり着くことができない30年の極みです。

栃木県で新たな商品を造り続ける延宝元年(1673年)創業の酒蔵「第一酒造株式会社」

346年前の創業(農家である本家から分家)以来、農業と日本酒製造を生業とし、地域の味にねざした酒造りに撤してきました。日本名水百選にも選ばれる佐野市の良質な水と自社水田で蔵人が栽培する酒造好適米等を原料に、小仕込みによるこだわりを持った手造りの酒は、やわらかな旨味とふくよかで洗練された華やかな香りを醸しています。また、米の栽培と併せて米麦集荷業を営み、近隣農家の米を集荷しています。かつては政府で行っていた食糧検査も自ら行う、公的な米の等級検査を実施する全国で唯一の酒蔵でもあります。

「地元で愛されるからこそ地酒」のポリシーで出荷の約8割が栃木県内向けですが、栃木県フロンティア企業に認定され、全国新酒鑑評会において過去20年間で13回の金賞受賞の実績とともに、県外・海外からも高く評価され、欧州・米国・台湾・香港・韓国等へ輸出されています。
近年では、立春の未明に搾ったばかりの新酒を、その日のうちに飲んでいただく「立春朝搾り」を平成10年に日本で初めて開始。その後、全国の43酒蔵へと広がりました。また、大晦日に搾ったお酒を元旦に楽しめる「大晦日しぼり」は3千セット以上を宅配する年末の風物詩となっています。

商品基本情報

商品名 :「開華 大吟醸 平成元年醸造酒(30年古酒)」
内 容 :大吟醸(日本酒)
使用米 :山田錦
精米歩合:40%
発売日 :2019年3月19日(火)
販売価格:37,000円/720ml(税別)

インターネット通販でお買い求めいただけます。
第一酒造株式会社 公式通販サイト
URL:http://shop.sakekaika.co.jp/

第一酒造株式会社の今後の展開

第一酒造は長年培ってきた発酵技術を元として、最新の技術や設備投資を行いながら、伝統的な方法での日本酒造り行っています。分析機器や冷蔵施設などを増設する一方で、小仕込みにより蔵人が手間暇をかけることによって、ほかでは味わうことができない本物の味を追求して参ります。
また、美味しい商品の製造だけでなく、日本酒を中心とした楽しく豊かな食卓への提案として、夏の酒蔵屋外で行う「ひやガーデン」、秋の蔵母屋和室で行う「酒蔵茶屋」、冬の「酒蔵見学会」、常設の「ぎゃらりー酒蔵楽」などを行って参ります。

会社概要

商号   : 第一酒造株式会社
責任者  : 代表取締役社長 島田 嘉紀
所在地  : 〒327-0031 栃木県佐野市田島町488
HPアドレス: http://www.sakekaika.co.jp

第一酒造株式会社 正面
もろみ仕込み風景
左:現 二ノ宮杜氏、中央:当時 力石杜氏
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