ジボダン社、2018年度通期業績を発表
好業績を維持 - 将来に向けた投資を推進
ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)の2018年度通期(1月-12月)の売上高が5,527百万スイスフラン(前年度比9.4%増)、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで同5.6%増になったと発表しました。
ジボダン社は、2018年度もプロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得(New Win)が高水準で推移したことにより、好業績を維持しました。最近買収した企業や事業によってジボダン社の能力が補完されたことにより、天然原料、健康とウェルネス、アクティブビューティ、統合ソリューション等の戦略的重点分野の伸長に加え、各国と各地域のお客様への売上が大幅な伸びを示すなど、すべての製品分野と地域で順調な成長が見られました。
事業部別では、フレーバー事業部の売上高が、3,002百万スイスフラン(前年度比10.8%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同4.6%の増加となりました。この最大の要因は、すべての地域で新規ビジネスの獲得(New Win)が高水準で推移し、業績が好調だったことです。2020年に向けての5か年計画の戦略的重点分野の中では、健康とウェルネス分野の売上高が二桁の伸び、天然原料分野が一桁台後半の伸びを、それぞれ記録しました。
一方、フレグランス事業部の売上高は2,525百万スイスフラン(前年度比7.8%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同6.6%の増加となりました。ジボダン社は、フランスのフレグランスメーカー、エクスプレシオン・パフュメ社(Expressions Parfumees)の買収を完了したほか、フレグランス市場やアロマテラピー市場向けの天然成分を専門に扱うフランスの企業アルベール・ヴィエイユ社(Albert Vieille SAS)を買収する独占交渉に入ったと発表しています。
ジボダン社は2018年9月にナチュレックス社(Naturex)の買収を完了し、2018年9月1日からの同社の売上高を合算しています。ナチュレックス社は、植物からの抽出物や、食品・健康・美容分野向けの天然原料とソリューションの開発で世界をリードする企業です。
ジボダン社CEOのジル・アンドリエは、次のように述べています。「これまで通り、短期目標を達成しつつ、同時に、将来を見据えた長期的成功に向けて投資を推進することができます。2018年度の業績は、そうした当社の実力を示す内容となりました。2018年度の好業績、そして、2020年に向けての5か年計画で掲げる目標に大きく前進できたことに大変満足しています。」
ジボダン社の2020年に向けての5か年計画は、利益の向上と責任ある成長を通じてさらなる価値を創出することです。最初の2年である、2016年度と2017年度の成果を基に、2020年に向けての5か年計画では、「お客様と共に成長すること」、「卓越した商品やサービスを提供すること」、「成功を共有するためのパートナーシップ」の3つを柱に据えています。
ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2018年の売上高は55億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、145を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で約13,600名を擁しています。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。
ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。