冬の沖縄ひとり旅 島の人々の健康を支えてきた「命草(ぬちぐさ)」で身体の芯から温まる 「命草温め滞在」開催
沖縄県・竹富島にある滞在型リゾート「星のや竹富島」は、2019年12月1日から2020年2月29日の期間に、冬の寒さが苦手な女性に向けた、命草で身体の芯から温まるプログラム「命草温め滞在」を開催します。命草とは、かつて医者のいなかった竹富島で、島の人々の健康を支えてきた野菜やハーブのことを言います。身体の冷えから体調不良になりやすい季節に、緩やかな陽射しが心地よい冬の竹富島で、身体を温めることに集中した2泊3日のプログラムです。
開発背景
かつて医者がいなかった竹富島では、命草は健康に暮らす上で欠かせないものでした。島の主産業が農業から観光業に移る過程で命草にまつわる文化が薄れてきている一方で、今でも島に根付いているものもあります。 例えば、島では昔からピーヤシ(島胡椒)やフーチバ(よもぎ)は、身体を温め、血の巡りをよくすると言われており、風邪をひいた時や体の冷えの改善に使用されていました。現在でも各家庭の庭にも自生し、家庭料理などに使用されています。本プログラムは、冬の寒さによる悩みを抱える女性に向けて、島の人々の知恵をヒントに、身体の芯から温まっていただきたいという思いから開発しました。
フーチバ命草玉のスパトリートメント
フーチバや長命草(ちょうめいそう)などを米粉に練り込み、蒸しあげて作った「フーチバ命草玉」を身体に当てながら行うメニューです。フーチバ命草玉で身体を温めた後、グレープシードのオイルで背中と脚をトリートメントします。人肌程度に温めたフーチバ命草玉の柔らかな感触と優しい香りが寛ぎのひとときへと誘います。
温かなチャイと3種のタルト
チェックイン後に客室に用意するのは、命草を使用したチャイとタルトです。チャイは、ピーヤシや月桃、ウコンなどの命草を調合し、茶葉と牛乳を一緒に煮出して作ります。タルトは、爽やかな辛みのピーヤシ、華やかな色合いと香りが特徴のコウシンバラ、柑橘系の爽やかな酸味がアクセントの長命草の3種です。スパイスの効いた温かなチャイとやさしい甘みのタルトで、身も心もほっこりと温まります。
爽やかな香りに癒される命草風呂
客室の開放的なバスタブに命草を浮かべた命草風呂を楽しみます。就寝前に、お好みの命草の香りに包まれながら、ゆっくりとお湯に浸かることで、身体の芯から温まるとともに日々の疲れを癒します。浮かべるのは、日中にスタッフと一緒に、施設内の畑で摘んだ命草です。
島胡椒の辛みが効いたピーヤシ粥朝食
沖縄の郷土料理である固まる前のふんわりと柔らかな豆腐「ゆし豆腐」とお粥をあわせた温かい朝食膳を提供します。お粥のトッピングは、ピーヤシ・ナッツ・味噌を自分の好みの割合でブレンドして作る「ピーヤシ味噌」です。 爽やかな辛みが特徴の身体にやさしい朝食です。
のどかな朝に行う島散策
日帰り観光客が少ない静かな朝の時間に、スタッフと集落を散策します。現在でも集落に自生しているピーヤシやフーチバをはじめとする命草を見ることができます。冬でも暖かい竹富島で、適度に身体を動かしながら、島の文化も学ぶことができる散策です。
「命草温め滞在」概要
■期間:2019年12月1日2020年2月29日2020年1月6日、1月19日~24日
■除外日:2019年12月28日
■料金:1名 50,000円(税・サービス料、宿泊料別)
■含まれるもの:フーチバ命草玉のスパトリートメント、チャイとタルト、命草風呂、
朝食2回(ピーヤシ粥朝食・ダイニングでの朝食)、島散策 、ダイニング夕食1回
■定員:1日1名
■予約:公式サイト(https://hoshinoya.com/taketomijima/)より14日前までに予約
星のや竹富島
竹富島の東に位置する琉球赤瓦の集落「星のや竹富島」。約 2 万坪の敷地には、島内の家々と同じように「竹富島景観形成マニュアル」に従い、伝統を尊重して建てた戸建の客室、白砂の路地、プール、見晴台などがあり、小さな集落が構成されています。
所在地 :〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富
電話 :0570-073-066(星のや総合予約)
客室数 :48 室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1 泊 75,000 円~(1 室あたり、税・サービス料別、食事別)*通常予約は2泊より
アクセス :石垣港よりフェリーで約 10 分 竹富港より送迎有
URL :https://hoshinoya.com/