多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)治療薬市場は、2018年までゆるやかな成長

株式会社グローバル インフォメーションは、グローバルデータが発行した報告書「Polycystic Ovarian Syndrome (PCOS) Therapeutics - Pipeline Assessment and Market Forecasts to 2018 (多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)治療薬:パイプライン評価と2017年までの市場予測)」の販売を開始しました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、一般的な内分泌系慢性女性疾患で、12-45歳の女性に発症し、低受胎の主な原因とされています。

この症候群の他の名前には、多嚢胞性卵巣疾患 (PCOD)、機能性卵巣アンドロゲン過剰症、スタイン - レーベンタール症候群などがあります。

世界のPCOS市場は、2010年には6億5,600万米ドル規模でしたが、CAGR 2.6%で拡大し、2018年までに8億400万米ドルに達すると、グローバルデータは予測しています。

糖尿病、肥満、脂質異常症などの合併症の患者数の上昇が、PCOS治療市場をけん引しています。

PCOS市場には承認された治療薬がありません。治療には、後発および認可されていない薬剤を使用するため、有効性プロファイルは低く、医者、患者の双方にとって、満足率も低い状態です。

PCOSの病因および病状は、明確に理解されていません。したがって、病気の原因を特定し、治療薬を開発することは難しく、現在の治療法は、病気そのものというより、症状を緩和することに専念しています。

PCOS治療パイプラインの参加者の大半は、研究機関や大学です。

企業からの参加は低い状況となっています。臨床試験下にあるほとんどの薬剤は、後発薬品か、すでに単独か併用でこの治療に用いられており、現在のパイプライン製品は、市場に大きな影響を与える可能性が低いためです。

PCOSの患者数は、糖尿病、肥満そして心血管系合併症等の上昇にともない増加しています。

肥満症の患者数は、6,000万人で過去14年間にほとんど2倍に増加しました。

平均すると女性の5%-10%がPCOSを発症しています。過去10年間に、この症候群への認識を広めるために様々なプログラムが作成されてきました。

2005年には、米国臨床内分泌学会は、PCOSの合併症と治療法に関する情報を普及させるためキャンペーンを立ち上げました。それ以降、患者が症状に気づいたケースが、かなり増加しています。

市場調査レポート:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)治療薬:パイプライン評価と2017年までの市場予測
Polycystic Ovarian Syndrome (PCOS) Therapeutics - Pipeline Assessment and Market Forecasts to 2018
http://www.gii.co.jp/report/gd223146-polycystic-ovarian-syndrome-pcos-therapeutics.html
出版日 2011年11月
発行: GlobalData

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)治療薬市場
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