Java開発フレームワーク「楽々FrameworkIIバージョン3.1.1」の販売を開始 〜オープンソース開発環境との連携強化・携帯Webサイト用のシステム構築にも対応〜

住友電工情報システム株式会社は、Java1開発フレームワーク「楽々FrameworkII バージョン3.1.1」の販売を本日より開始します。今回のバージョンでは、オープンソース・ソフトウェアのEclipse2との連携を実現し、携帯電話向けWebサイト用のシステム構築機能も追加しました。

 「楽々FrameworkII」は、業務系Webシステムの開発期間とコストの大幅な削減を実現するJava開発フレームワークです。本製品は、複雑な処理を実現できる業務コンポーネントにより、ノンプログラミングで業務処理の大部分を稼動できるため、プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮できます。さらに、データベース設計完了後、すぐに試作プログラムを自動生成し稼動できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べ10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能です。このような特長をもつ「楽々FrameworkII」は2002年12月の発売以来、中堅から大企業の情報システム部門やシステム開発会社を中心に約80社に導入頂いています。

 Javaによるプログラム開発では、ソースコードのコンパイル(バイトコードへの変換処理)やデバッグ(バグの調査)、動作確認などの作業が必要です。Eclipseは、そのようなプログラム開発に必要な個々の作業を、一つのインターフェースで行なえる統合開発環境(IDE)です。エディタ機能やデバッグモードでの実行機能、CVS(ファイルのバージョン管理を行うアプリケーション)のクライアント機能など、プログラム開発を効率よく行う機能が搭載されていることから、EclipseはオープンソースのJava開発IDEとして、デファクトスタンダードの地位を築いています。
 今回販売を開始する「楽々FrameworkII バージョン3.1.1」では、Eclipseとの連携機能である「RakConnect for Eclipse」をEclipseのプラグインとして提供します。この連携により、Eclipseの多彩な機能を用いてJavaプログラミングが行えますので、楽々FrameworkIIによる開発の可能性が広がります。特に、Eclipseはテキストエディタの機能が充実しているので、XPD(処理パターンのプログラムを定義する楽々FrameworkII独自のXMLファイル)の編集が簡単になります。さらに、プログラムに機能を追加する(プラグイン)際にも、従来は、PMS/Javac(リポジトリに保存された設計情報を、一元管理する楽々FrameworkII独自の開発ツール)とテキストエディタを用いてプラグインしていましたが、Eclipseとの連携により、CVSによるバージョン管理など、IDEを使った統合的な開発が可能になります。一方、従来からEclipseを使いなれているJava開発者にとっても、今回の連携により楽々FrameworkIIの豊富な部品を利用できるようになることから、より効果的な開発が可能となります。

 さらに、楽々FrameworkII バージョン3.1.1では、携帯電話端末でも基幹システムの業務画面が表示出来るようになる新機能「RakConnect for KEITAI」も提供しています。プログラマは従来どおりパソコンの画面で表示させるプログラムを作成すれば、プログラム動作時に楽々FrameworkIIが携帯電話端末かどうかを自動判定して表示させるので、プログラム開発時に、携帯電話専用の機能を追加作成する必要がありません。国内の携帯電話3キャリアのWebサービス「i-mode」、「EZweb」、「Vodafone Live!」全てに対応しています。

 「楽々FrameworkII」では、本年1月に、楽々FrameworkIIバージョン3.0として、オープンソフトウェアのJava開発フレームワークStrutsとの連携機能「RakConnect for Struts」を拡充させました。今後も他の環境や製品との連携機能「RakConnect」をさらに拡充していくとともに、対応する稼働環境も拡大していきます。

以 上

*1Java:米サン・マイクロシステムズが開発したオブジェクト指向プログラミング言語
*2Eclipse:Javaシステムの開発環境のひとつ。IBM社が進めていた開発ツール研究プロジェクトの研究成果をソフトウェアにしたもの。オープンソースで、誰でも無償に入手・改変・再配布ができる。

<楽々FrameworkIIバージョン3.1.1の動作環境>
サーバOS:
 i5/OS/Linux/Solaris/AIX/Windowsサーバ
アプリケーションサーバ:
 WebSphere/Oracle Application Server/WebLogic/
 Cosminexus/WebOTX/InterStage/Tomcat等
データベース:
 DB2 UDB/Oracle/SQL Server/PostgreSQL
クライアント:
 Internet Explorer /Netscape Navigator

・楽々Framework は、住友電気工業株式会社の登録商標です。
・Java、Solarisは、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・i-modeは、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
・EZwebは、KDDI株式会社の商標または登録商標です。
・Vodafone live!は、Vodafone Group Plcの商標または登録商標です。
・Linux は、Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・I5/OS、AIX、WebSphere、DB2 は、米国 IBM Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Windows、Internet Explorer、SQL Server は米国 Microsoft Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Oracle は、米国 Oracle International Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・WebLogic は、米国 BEA Systems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Cosminexusは、株式会社日立製作所の商標または登録商標です。
・WebOTX は、日本電気株式会社の商標または登録商標です。
・Interstageは、富士通株式会社の商標または登録商標です。
・Netscape、Netscape Navigator は、米国 Netscape Communications Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

<楽々FrameworkIIのWebサイト>
http://www.sei-info.co.jp/products/products_fw_top.html

<住友電工情報システム株式会社の概要>
(1)設立:1998年10月1日 
(2)資本金:2億円      
(3)出資比率:住友電工100%
(4)従業員数:250名
(5)代表者:代表取締役社長 岩佐 洋司
(6)本社所在地:大阪市淀川区西宮原2−1−3(SORA新大阪21ビル)
(7)事業内容:パッケージ・ソフトの開発・販売・保守他
         各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守

<本件に関するお問い合わせ先>
住友電工情報システム株式会社   http://www.sei-info.co.jp
マーケティング室  
TEL:06-6394-6754  FAX:06-6394-6704  Email:mkt-ml@ml.sei.co.jp

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