ギリア株式会社、マウス操作だけで深層学習が 手軽にできるソフトウェア「Deep Analyzer Lite」を 12月3日より販売開始
ヒトとAIの共生環境の構築を目指すギリア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:清水 亮)は、人工知能の専門家でなくてもマウス操作だけで深層学習AIの開発、訓練、検証ができるソフトウェア「Deep Analyzer Lite(ディープアナライザー・ライト)」を、株式会社UEI(本社:東京都台東区、代表取締役社長:清水 亮)が販売する深層学習ハードウェア「DEEPstation(ディープステーション)」シリーズに同梱し、2018年12月3日より販売を開始します。
現在DEEPstationに同梱されている深層学習用ソフトウェアCSLAIERからDeep Analyzer Liteに置き換えることで、最新のアルゴリズムに対応し従来以上の性能を発揮します。なおこのソフトウェア更新に伴うDEEPstationの販売価格の変更はございません。
Deep Analyzer Liteにより、従来、数千万円~数億円かかっていた企業の初期PoC(Proof of Concept/仮説検証)が数十万円で実現可能になるだけでなく今まで障壁が高かった個人レベルでのAIの開発環境をより身近に手軽にすることで、一人でも多くの人が深層学習AIを自分で作り出す世界の到来を促進して参ります。
Deep Analyzer Liteについて
・人工知能の専門家ではなくても手軽にAIの開発・訓練・検証ができるグラフィカルな深層学習環境
・学習過程の可視化
深層ニューラルネットの学習状況をグラフで手軽に確認可能な他、学習途中の状況を随時確認することができます。
・対応アルゴリズム
画像分類:Xception、InceptionV3、VGG19、VGG16、ResNet50、InceptionResNetV2、DensNet121、DensNet169、NASNetMobile
画像生成:DCGAN(教師なし学習)
・分散学習でハイパーパラメータ探索が簡単に
複数GPUを搭載したマシンでは複数のGPUに異なるハイパーパラメータを渡して同時に学習させる分散学習が可能。ハイパーパラメータ探索が効率的に行えます。
・キューイング機能で複数の学習タスクを指定可能
ひとつの学習が終わったら、時間を無駄にせずにすぐさま次の学習にとりかかれるようにキューイング機能を装備しています。
キューイング機能を利用することで、単独GPUであっても時間を無駄にせずハイパーパラメータ探索を行うことができます。
・ブラウザから学習済みAIを利用可能
PoC(仮説検証)を手軽に行うために、ブラウザから学習済みのAIを使うことができます。
Webカメラを利用すれば検証データの作成の手間なく簡単に仮説を試すことも可能です。
Deep Analyzer Lite推奨動作環境
OS :Ubuntu 18.04以上
GPU:NVIDIA Pascal(TM)世代以降
CPU:インテル(R) Core(TM) i7 8700以上
RAM:16GB以上
ギリア株式会社について
ギリア株式会社(GHELIA)は、「ヒトとAIとの共生環境の実現」を目指して、ソニーCSLと株式会社UEI、株式会社WiLの3社によるジョイントベンチャーとして2017年6月に設立されました。
ソニーCSLとUEIが2014年より共同で開発してきた「デルタ・プロジェクト」の成果に基づき、手書き文字処理へのAI応用、様々な種類の画像認識へのAI応用、技術文書検索へのAI応用などを開発し、これらの成果を各産業界のリーダー企業と共同で業界構造を変える革新的なAIソリューションとして提供しています。
また、広く世の中にAIを活用する環境を普及させるため、産業界だけではなく、一般消費者に向けて、AIを手軽に開発することを可能とし、かつ、そのAIを自由に世界中へ流通させるAIプラットフォームの提供を目指しています。
DEEPstation Web Site : https://deepstation.jp/
ギリア株式会社 Web Site: https://ghelia.com/